世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

僕が読んでいて思う、この作品の面白いところは、キャラクター一人ひとりがそれぞれの幸せの形を持っていることです。しかしそれは、完成されたものではありません。迷ったり、他人を巻き込んだり、時には間違ったりしながらも、相手と確かめ合い、自分だけの形をデザインし続けているのです。そんなアイデアたちが読んでる僕を豊かな気持ちにさせてくれると同時に叫びたくなるのです。世界はそれを愛と呼ぶんだぜ!って。 サンボマスターのあの名曲を聴きたくなってしまう、そんな作品です。

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