第3話 街と空の模様
夏の風 青い空なら 白く塗れ
重ねて黒く 大地も濡らせ
天気雨
私の頬も あらい流して
日がつけば 青のあなたは 雨がやむ
雨が溶け 行きずり女の 頬は腫れ
暑くも寂しい 重なる斑点
昼下がり そそぐ陽射しが 白いから
弾ける炭酸 そこから見てて
頭を千切れば 色はない
朱い山すら 越えずに消えゆ
空から 堕ちゆく光の欠片が
貝に映って あの子も笑った
色褪せて
裾だけ染めたい 藍が欲しい
物干し竿で 揺れるTシャツ
空と嘘つき【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】 おくとりょう @n8osoeuta
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