第4話 溺愛したい姉

 学園から帰省した翌日。

 私は『ウズウズ』してるの。私の可愛い天使サツキを抱きしめたいから。衝動を抑えられずにアント兄様の部屋へ入り、ベッドで寝てるサツキへ向かってタイブする


「サ〜ツ〜キ〜♪お姉ちゃんが起こしに来たわよ〜『むぎゅ~』」

「う~ん…あっ、オド姉様おはよう♪」


 あぁ、天使が私を見て微笑んてるわ♥


「今日はお姉ちゃんに思い切り甘えて頂戴ね」

「うん♪朝食を済ませて訓練が終わってからでもいい?」

「お姉ちゃんも一緒に訓練を受けるから大丈夫だよ♪」

「判った♪今から湯浴みをしてから食堂へ行くから待っててね」

「お姉ちゃんも一緒に湯浴みするから、バスルームへ行こうね♪」


 サツキも笑顔で応えたので、一緒にバスルームへ行こうとすると兄様が困惑顔で


「オドレイが一緒に湯浴みするのは駄目だろう?」

「はっ?何か問題でもあるの?」

「オドレイはもう大人だろう?恥ずかしいじゃないか?」

「はっ?益々意味が判らないわ?」

「サツキは可愛い妹とだから良いけど、オドレイは色々と不味いだろう(汗)」

「心配無用、嫌なら兄様は来なければ良いのよ。さぁ、サツキ、お姉ちゃん行こうね♪」


 兄様が意味不明な事を言うので無視して、サツキとバスルームへ向かい、〚温水〛を使って湯を張ると、私は衣服を脱ぎ捨て湯槽に浸かると、サツキも遅れてやってくる


「姉様、お待たせ〜♪」


 一糸纏わぬ天使が湯槽に浸かって私の隣で微笑んだの…可愛い過ぎるわ♪


「サツキも大きくなったわね〜」

「そう?姉様みたいに胸も大きくないしさ、全然小さいままだよ…お祖母様もお母様も大きいじゃない?私はこのまま小さな胸のままなのかな?って心配なんだよねぇ…」


 サツキは昔から周りと比べる癖があって、その事で不安を感じちゃう繊細な所があるので


「サツキは、お姉ちゃんが10歳だった頃より大きいから心配しなくても大丈夫よ」


 そう言って、サツキの小さな胸の軽く触ると


「キャッ、お返ししちゃうぞ!え〜い」


 可愛い声をあげたあとはイタズラな顔をして、私の胸を鷲掴みしてきたの♪そんな天使と戯れていると、兄様が困惑顔で


「僕の部屋でそんな事をされると困るんだけど…」

「あぅ…お兄様ごめんなさい…」

「兄様、空気読んで入らないでよね!」

「えっ…僕の部屋なんだよ?」

「私達の湯浴みの後に入れば良いじゃない。まぁ、良いわよ、どうぞお浸かり下さい」


 兄様が余計だったけど、可愛い天使と楽しい時間を過ごせて満足出来たわ


 その後、朝食を済ませてサツキの訓練に付き合って、兄様とサツキの才能に驚いたわ。

 午後からは商会が来てたので、お母様とレティも交えて、サツキの服を選ぶのにたくさん試着させて目の保養をしたの♪


 来年からサツキも学園生になる。学園で制服姿のサツキを毎日見れるなんて…考えただけで興奮するわ!

 早く一緒に学園へ通いたわね♪

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