第19話 天に愛されし乙女

 お祖母様と手を繋ぎ中央円堂へ入って、そのまま儀式参加者の席についたの。『ザワザワ』王太后が孫とはいえ侯爵家側に居る事に、周囲がざわつくのも仕方ないよね(汗)

 王様も、少し険しい顔をしながらお祖母様を見てるけど、お祖母様は知らん振りで私との会話に夢中…私は(気まずいなぁ〜)と、思いながらも会話を続けてると、教皇様が中央円堂に入ってきたので【才能覚醒の儀】が始まるみたい


「それでは、【才能覚醒の儀】を始めます」


 教皇様の一言により儀式は始まったの。

 今回の儀式参加者は50人で、私は47番目なので儀式を見てるだけなんだよね。儀式の感想はギフト、スキルは本当に授かる人が少ない!特殊も数人で属性が殆だった…マジでうちの家族ってヤバイわ…


 そして長らく待っていると


「サツキ様、こちらへ」


 私の儀式が行われるので、教皇様の前へ跪く


「サツキ様、ギフト【拒絶】全ての事象を拒絶する事ができる者。更にスキル【神智記アカシックレコード】原始の頃よりの叡智を識る者。まさか!まだあるのか…スキル【魔法鞄マジカルバッグ】無限に対象物を収納する事が可能。収納時は時間の影響を受けない。な、なんと特殊【銃魔法マジックガン】魔力を放出する事が可能な特殊魔法で、使用者の思う形状で攻撃ができる。属性は…なんと!【全属性フルアトリビュート】火水土風白黒の全てに適応しておる…サツキ様は貴女は、〚天に愛されし乙女〛なのでしょう」


 儀式の場が一瞬にして静まる…ギフトだけでは無くスキル2つに特殊に全属性とか…どれだけ授けてくれるのよ…驚き過ぎて未だに静かなままだよ(汗)

 そして、私は教皇様に一礼をしてからお祖母様の元へ戻ったの。

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