第4話 天賦の才

 王太后メルヴェイユ.ド.ラ.リュミエールは、孫娘サツキの寝顔を見ながらヴァネッサに語り掛ける


「ヴァネッサ、この子はサツキは赤子にして、貴女に匹敵する才能を感じるわ」

「サツキにそれ程の才能が?」

「天に愛されし乙女に違いないわね。私のギフトで確認してみましょう」


 王太后の持つギフトは【解析アナライズ】は対象者の能力を把握する能力で、似た能力に【鑑定】があるが【解析アナライズ】は【鑑定】の上位版にあたり、隠蔽しても看破する完全無欠の能力である。

 そして【解析アナライズ】をした結果


〘名前〙サツキ.ラ.マルグリット

〘属性〙水魔法 風魔法 土魔法

〘特殊〙銃魔法


「才能覚醒の儀を前に4種の魔法を持ってるなんて、サツキは前代未聞の存在です。リュミエール王国安寧の為にも大事に育てるのですよ」

「お母様、承りましたわ。」

「王太后様、娘を無事に育てる事をお約束致します」


 その後も私は、祖母、父母に見守られながら、スヤスヤと眠っていたのだった

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