作者の「好き!」が全力で詰めこまれた熱い一作。
ヒップホップ文化が根付いている女子校というかなり独特な舞台は、これからも様々な物語が紡げそうです。
そんな学園に新進気鋭の新人ラッパーとして現れた主人公・鏡花が味わう挫折と感情の奔流――自分が「持っていないもの」を知り、知ったということ、「持っているもの」、自己のあらん限りを詰めたラストのラップバトルは壮観です。
最後のラップバトルは好きなフレーズがいくつもあるのですが、そこを取り出すとネタバレになるのがつらいですね!
一万文字内(ぴったり9999文字)で読めるこの熱さ、ぜひ感じてください!