第11話 5日目 4人でテスト勉強~その2~
テスト勉強五日目。
今日は久しぶりに四人で勉強会をすることになった。
会場は俺の家のリビング。
先生は有紀とアリス。
本日の教科は理科。
だからなのか、二人は白衣を着ていた。
「それじゃあ、理科の勉強を始めるわよ~」
やたらとセクシーな声でアリスが言った。
白衣を着て黒のストッキングをはいているアリスはどちらかといえば理科の先生というより保険室の先生に見えた。
やたらとエロい。
対する有紀は優等生な研究大学生。
日々世の中が良くなるような研究をしていそうだ。
「お二人さん。問題集は手元にありますか?」
「は~い! あります~!」
「あります」
「それではいつもの通り、問題集からやりましょうね。分からないことがあったら私かアリス先生に聞いてくださいね?」
どうやら今日は教師スタイルでいくらしい。
まるで授業を受けているみたいだった。
「お願いします~! 先生!」
「よろしくお願いします」
いつものように問題集に向き合う。
当然、理科も苦手だ。
それは彩海も同じなようで開始してすぐに……。
「はい! 先生! ここが分かりません!」
と、手を挙げて解説を求めていた。
そんな彩海の隣に座った有紀は丁寧に教えてあげていた。
「京堂君は大丈夫そう?」
暇をしていたアリスがそう聞いてきた。
久しぶりにアリスから苗字で呼ばれた。
出会った頃のアリスは俺のことを苗字で呼んでいた。
いつからかは忘れたが、気が付いたらいつの間にか名前で呼び合うような関係になっていた。
「全然大丈夫ではないな」
「どこが分からないの? 先生に言ってみなさい」
アリスが俺の隣に座った。
わざとおっぱいを俺の腕に当てている。
ずっと当てられていたら勉強どころではなくなりそうだ。
「ここが分からないんだけど……」
「あ~。そこはね~」
アリスは俺の分からなかった問題を分かりやすく解説してくれたが、解説をしてくれている間もおっぱいを押し付けられていて、正直あまり頭に入ってこなかった。
「京堂君? どうしたのかしら? 集中してないように見えるけど」
ニヤニヤと笑いながらアリスは俺の顔を覗き込んできた。
「もしかして~。私のおっぱいが気になって集中できないのかしら?」
「そうだよ。だから少し離れて」
「揉む?」
「今は揉まない」
「じゃあ、勉強が終わってから揉む?」
「それは揉む」
「あはは、素直ね~。素直な子は嫌いじゃないわよ。勉強を頑張ったらご褒美に揉ませてあげる。だから、勉強頑張りましょうね♡」
アリスはそう言って俺の頬をツンっと突いた。
それでやる気が湧くのだから俺は単純だ。
ご褒美を提示された俺の集中力は凄かった。
アリスに教えてもらいながらだが、テスト範囲のところの問題を夕ご飯になる前にすべて終わらせた。
☆☆☆
「今日は珍しく真剣に取り組んでるな」
国語の勉強の時は、アリスと有紀が夕ご飯を作っている間、俺たちはゲームをしていた。
しかし、今日の彩海は「ゲームがしたい!」ということなく問題集と向き合っていた。
「まぁね。明日一日勉強できないからね」
「そういえば、明日ゲームの大会があるんだっけ?」
「そう。だから、今日頑張らないと」
「ゲームの方は……聞くだけ愚問か」
「そうね! そっちの方はもう完璧だから!」
彩海は自信満々に言い切った。
よほど自信があるのだろう。
彩海が参加するのはストリーマーたちのゲーム大会で、参加者の中には登録者百万人越えのXチューバ―やプロゲーマー。元人気アイドルやグラビヤアイドルなどがいるらしい。
彩海はプロゲーマー枠での参加なのだそうだ。
ゲームはFPSで三人一組になって行うバトルロワイヤルだ。
チームは当日ドラフトで決めるらしい。
彩海だったら誰と組んでも組んだ相手が動きやすいプレイをするだろう。
FPSでの彩海のプレイスタイルは相手に合わせたプレイだった。
俺もよく彩海と一緒にそのゲームをプレイするがいつも動きやすくて、好き勝手に動いても俺に合わせてくれるから戦闘がしやすかった。
「優勝する自信は?」
俺はあえて聞いてみた。
「もちろんあるよ! 出るからには優勝を目指すでしょ!」
「そう言うと思った」
「明日は応援よろしくね!」
「もちろん。全力で応援させてもらう」
明日はアリスと有紀と一緒に彩海の大会の鑑賞会をすることになるだろう。
「てことは、俺も今日頑張って勉強しとかねぇとな」
「一緒に頑張ろうよ! 頑張ったらアリスのおっぱいを揉ませてもらえるんでしょ~?」
「聞いてたのか」
「そりゃあ、聞こえるでしょ。すぐ隣にいたんだから。私も揉ませてもらおうかな~」
「いいわよ。彩海も揉む?」
いつの間にかアリスがソファーの後ろに立っていた。
俺たちが顔を向けるとアリスはわざとらしく手でおっぱいを揺らして見せた。
「揉みたい!」
「いいわよ。その代わり彩海のおっぱいも揉ませてね?」
「いいよ~。櫂も揉む?」
彩海もアリスも俺におっぱいを揉まれることに抵抗がない。
こうやって俺のことを誘惑してくるのはもはや日常茶飯事だ。
本人たちが揉んでもいいと言っているのだから、俺は有難く揉ませてもらうだけだ。
おっぱいを揉むことは嫌いではないし。
「嫌っていう選択肢があると思うか?」
「ないでしょうね」
「ないよね~」
二人は声を揃えて言った。
「ほら、いいわよ♡ 好きなだけ揉んで♡」
「揉んでもいいよ~♡」
おっぱいを強調しながら二人が迫って来た。
なんというか……その絵は圧巻だった。
俺はソファに押し倒された。
そして二人のおっぱいを揉み始めた。
右手にはアリスのおっぱい。左手には彩海のおっぱい。
どちらのおっぱいも俺の手に収まらないほど大きくて柔らかい。
「あん♡ 櫂♡ 激しい♡」
「気持ちいい♡」
二人のおっぱいを揉んでいるとだんだんとスイッチが入り始めた。
俺は二人に交互にキスをしながらおっぱいを揉み続けた。
「もぅ、ご飯が出来たというのに三人で何をされているのですか」
「有紀も混ざる?」
「混ざります! と言いたいところですが、ご飯が冷めてしまうので先にご飯を食べましょう。ヤるのはその後です」
「そうね~」
「そうだね!」
二人は俺から離れて立ち上がった。
お預けを食らってしまったが仕方がない。
有紀のご飯が冷めるのはもったいないからな。
「腹が減ってはHはできぬって言うしね~」
「それを言うなら、腹が減っては戦はできぬです」
「まぁ、どっちも同じような意味でしょ。どっちも体力使うし」
三人は笑いながらテーブルの方に向かって行った。
俺も三人の後に続いてテーブルに向かい、いつもの定位置に座った。
今日の隣は有紀だ。
「うわぁ~! かつ丼だ~! 美味しそう~!」
「明日は彩海ちゃんの大会がありますからね。ゲン担ぎです」
「ありがとう! 有紀! これ食べて明日勝つね!」
「頑張ってください」
有紀の作ったかつ丼は言うまでもなく美味しかった。
とんかつの衣はサクサクで肉は柔らかくて、噛めば噛むほど肉汁が溢れ出てきた。
あまりにも美味しすぎてかつ丼をあっという間に食べ終えた。
その後、数時間勉強をして、お風呂に入り、約束通り三人とイチャイチャした。
☆☆☆
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