可愛い教え子

「お母さん、起きないから一人で来たの」

私が受け持つ園児は、そう言ってムクれた……疲れてるのね。様子を見に行くという名目で、園児を他の先生に預けて私は家に伺った。


「すみません! 寝坊して!」

幼い頃から寝坊癖は変わらないわね。大丈夫だから、疲れをとって。

私は元園児の頭を撫でた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る