ええ……口では綺麗事言うだけ言って、やる事はやってたのに、いざ自分が窮地だと手のひら返してアルスを口実にSランクPTに擦り寄る女と、それを簡単に受け入れる周囲。
本人が言うような気持ちがあったのなら、装備まで奪われそうになった時に断固として反対するなり、アルスを追放した結果としての境遇を受け入れてケビンらを裏切らなければ、まだ筋は通ってたろうに。
せっかく斬新な視点の物語なのに、女キャラだから救われる展開は安直に過ぎて残念です。

…………セイラだけ許される展開ですか。

心の中でどう思っていようと、実際に第１話で
アルスから身ぐるみ剥いで追放した事実は変わりないですから、
セイラだけが助かるこの展開は、正直モヤモヤしますね。

そもそもメルキオに嵌められたとはいえ、自分の所業を棚に上げて
仲間であるはずのケビンとガレイドを裏切って自分だけ助かろうという、
人として最低な事をしておいて「ざまぁ」の内容が
短期間奴隷の首輪をつけただけというのも甘すぎです。

ここまで “追い出した側がざまぁされるサイドストーリーをメインにする”
という、ありそうであまりないお話を楽しませていただきましたが、
ここまで来てこんな展開は、正直残念です。

セイラはそこまで悪印象じゃなかったし、反省も後悔もしてるので助かってよかった

追放物を読んでると確かに先に追放側の話をつまみ食いして読んでるときもあるのでこのスタイルはありですね！