第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部/令和の凡夫

日和崎よしな(令和の凡夫)

屈したか雨に流るる青き葉の昏き道先いずこへ向かう

 くっしたか あめながるる あおの くら道先みちさき いずこへかう



 まだ青い葉が梅雨の長雨に落とされ、どこに行き着くかも分からない暗い道を流されていく情景を詠んだ一首です。


 最初に「屈したか」とあるので、青葉が落ちるほど雨が長い、つまり梅雨なのだと推し量れます。(短歌なので季語は必須ではありませんが)


 この句はダブルミーニングになっていて、長い不況や感染症のため若者の未来にも陰りが差していることをうれう意味が含まれています。

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第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部/令和の凡夫 日和崎よしな(令和の凡夫) @ReiwaNoBonpu

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