君は散り行く流れ星


星は嫌いだ

いつも空にあるくせに、強い光にかき消されるから


星は嫌いだ

小さいくせに名がある


星は嫌いだ

あんなに小さい光なのに、順位があるから


星は嫌いだ

流れ星の正体を知った時、とても惨めになったから


僕は星になりたかった

輝く星に!一番星になりたかった

皆の希望になりたかった


でも、現実の僕は嫌いな星よりも惨めな存在だ


そこに居るのに、見てもらえない


体は成長していくのに、役に立たない


どんなに頑張っても評価は同じ


希望にもなれない、ただのゴミでしかない


僕は僕が嫌いだ


そんな僕なのに


ステラ 星の光


君は僕を見つけてくれた


ステラ 星の光


君は僕にありがとうと感謝の言葉をくれた


ステラ 星の光

君の笑顔に歌に僕は初めて世界の色を知った


そして、僕は君を好きになった


君の光で輝く世界をもっと知りたくなった


君の言葉で君の想いを知り、僕の気持ちを伝えた


そして、僕は星が嫌いな理由を忘れていた


なぜ星が嫌いなのかを忘れてしまっていた


なぜ、流れ星を嫌っていたのかを忘れていた


ステラ、君の星の光は


ステラ、君の星の輝きは


ステラ、君は残光



君を失った時から、君のアーカイブばかりを探していた


君が星屑になったのを信じられなくて、君を否定した


だから、僕は君を追いかけようと決めた


僕は星になると君を追いかける流れ星に


今日の風は心地よい


空には無数の星が、地上にある無数の強い光に遮られている


今日、僕は星になる


君を見つける為に、僕は流れ星になる


君が見た光景を見る為に



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