BAD END第18話 盾を買う。
絶望が澱のように心の中をふさいでしまって身動きが取れなくなったとき、僕は君と出会ったね。クソゲー。それは僕の人生と心を守るための竜の盾だったんだ。
僕は盾を買うことにした。
ただ、渋谷の店のおやじが言ったんだ。
「剣を持つ前に、盾を買うヤツがあるかっ。お前はそれでも戦う冒険者かっ。勇者ミツルギは刀でこんにゃくを斬った。立派に商業主義と戦ったんだ。お前はこんにゃくオナニーの真価を知らねえのかッコゾウっ。俺の命の剣がみえねえのかッッ」
「いや、守りっしょ? 守りが大切っしょ? 当たり前っしょ?」
「ぬぁああああにぃいいいい。くたばるぅええええっっ」
バコっ
ドスっ
僕は武器屋の親父にボコボコに殴られ、入院することになった。
クソゲー。あの日に帰りたい。
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GAME OVER(30話に戻る)
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https://kakuyomu.jp/works/16817330658204760533/episodes/16817330658257423765
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