第6話 泣き落としも大切なわけで

僕は必死になって受付嬢に泣きついた。クソゲーをする演技ができなかった。これは、僕の人生においてはじめての挫折だった。はじめての・・・


「なんでもしますっ! なんでもできますっ」


「・・・仕方ないわね。それじゃあ、新宿行って、都庁ビルに生えてる薬草を取ってきなさい ×10個ね」


「で、でも、僕、交通手段がなくて・・・」


「そんなの自分でなんとかしなさい!」


受付嬢とのコミニュケーションはこうして終わりを告げた。ひどくヒステリーの受付嬢というのもなかなかにしてクソゲーだと思う。


だが、これから僕はありきたりのことをしなければならない。なんたる苦痛。


さあ、選択肢を選ぼう。


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コマンド選択

1・徒歩で新宿に向かう。

2・自転車をパクって新宿に向かう。↓↓↓

(BAD END)

https://kakuyomu.jp/works/16817330658204760533/episodes/16817330658212479896

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