【オマケ】
※この連載の説明のところからの続きです。
「店主、これを買おう」
あなたはそう言って、
それにしたのには特に理由は無い。
今日買おうと思ったのだって、ふとこの
「あいよ。それなら……銅貨2枚だ」
1、2、と、あなたは小銭袋から銅貨を数えて店主に渡した。
参考までにどうやって
と同時に、そんなもんか。と思った。
水晶というからにはそれなりに値が張るのかと思ったが、そんなことはなかったらしい。精々、酒のつまみが一つ減る、その程度の金額だった。
それを覗き込もうとすると店主に止められる。それなりに長いものもあるから、とりあえずは帰ってから見てみちゃあどうだい、と言われたのだ。
それもそうだ。とあなたは納得し、
家に帰ったあなたは、酒を片手に刹那晶を覗き込む。
そこには、石造りの空間とローブを着た人物が見えた……。
___________
_______
___
・
・
・
あなたは、まぁまぁ楽しめたか、とそう思って刹那晶から目を離した。
それなりに集中して見ていたためか、酒の
あなたは苦笑いして生温いそれを
しばらくして、ふとあの露店はどうなっているのかが気になって覗いてみることにしたが、そこはがらくたを売る露店に変わっていた。
そこの店主に聞けば、もうずっとここで商売していると言う。
そのがらくたは何か特別な能力を持っているか?と聞けば、鼻で笑って、見ての通りのもんですよ。と肩を
あなたは店主の勘違いか、はたまた自分が場所を間違えたか、と記憶を
まぁ、そんなこともあるか。と思い直して、あなたはもののついでに露店巡りを始めた。あの時の露店もそうやって見つけたものだった。
新しい物語を探して、あなたは再び歩き始めた。
短編集(5月分) 完結
短編集(5月分) グミ好き @gumisuki59
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます