第2話 来世の選択
その瞬間俺は起きると見知らぬ空間にいた。
「!?」
俺は驚いて戸惑いを隠せなかった。
だがそれと同時に俺は正直興奮していた。
転生系ならばほとんどにある展開だからだ。
俺はさっき言ったように転生に憧れていた。
だからこそ興奮を隠しきれなかった。
だが俺は不思議だった。
俺の想像とは違い女神などもいないただの真っ白な空間だったからだ。
「転生…出来ない?…」
俺はだんだん心配になった。
だがすぐにその心配はなくなった。
いきなり脳内に言葉が流れ込んでくる。
「あなたは死にました…」
「あなたに選択肢をお与えしましょう…」
俺は戸惑いながら答えた。
「選択肢?」
「あなたは人を救いました…その褒美として来世の選択をさせてさしあげます…」
「来世の…選択…?」
「本来ならばお選びいただくことはできません…」
「ですが褒美です…お好きに選んでください…」
「えぇぇぇぇぇぇ!?最高じゃないすか!」
「来世には選択肢が無限にありますがあなたにはそのうち3つの来世を選択していただきましょう…。」
「1つ目の来世はあなたのいた現世の人間。
2つ目の来世は"神"。
3つ目の来世はあなたが大好きなアニメとにたような世界の勇者
この3つのどれかをお選びくだい…」
俺はずっと興奮状態だった。
「まじっすか…」
3つの選択肢があったが俺の答えは1つしかなかった。
「3つ目の来世で…!」
次の瞬間また脳内に言葉が流れ込んできた。
「わかりました。ならば3つ目の来世に決定いたします。」
「本当によろしいのですね?」
この言葉で急に不安になったが俺は意志を曲げなかった。
「はい…!」
「では勇者の来世へお送りしましょう…」
その瞬間俺はまた意識が遠退いていった。
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