編集済
それぞれのネコたちの生き様がステキです。
ドン・ネーロも含めて。
当事者たちは大変なのかもしれませんが、観客の立場で見ると、おもしろい。
私たち人間も、そうなのかもネ。
終わり方が爽やかで良かったです。
作者からの返信
dekopin5691さん、コメントありがとうございます!
ネコたちの生き方、面白いと言っていただいて、とっても嬉しいです!
できるだけ人間くささをネコたちに注入しようと思って書いたので、楽しんで読んでいただけたのは、本望です。
ありがとうございました!
よく動画で、猫社会をストーリー仕立てにしてるのが流れて来るんですけど、
本当にこういうやり取りがありそうだなって思いました。
これを人間界に当てはめると、ジャイアンの顔が浮かんできてしまいました(笑)
のび太も、ドラえもんがいなくても、ポコのように自由になれたらいいですね〜
作者からの返信
みさえさん、読んでくださって、ありがとうございます!
想像ですが、猫社会でもボスがいたり、ボスに反発する猫がいたり、ありそうですよね。ドラえもんで言ったら、確かにジャイアン(下手な歌とか(笑))
ポコの自由さ、私もそういう風になりたいと思って書きました。
ちなみに、猫の戦闘シーンでは、自分も猫になったつもりで、どこを攻撃するか等、考えながら書いたのが楽しかったです(本当に戦闘になったら、私はすぐに負けるでしょうけど、強くなったつもりで…。そこが想像の良いところ(笑))
いつも応援、本当にありがとうございます!!
編集済
【わたくしが超辛口の感想をつけたい自主企画】にご参加いただきありがとうございます。
企画主でございまする!
さて、というわけで、感想なのですが、まずは文法・読みやすさなどの点で、すこしばかり指摘を。
以下の文章は、私なりに「わかりにくい・読みにくいところを修正」したものになります。作者さまの文章と比較して、何か参考になるところがあれば幸いです。
……が、その前に!
①、②、③……と番号がついた、この怪しげな区切り。何を基準にくぎっているかわかりますでしょうか。
はい、そうです、視点です。
①は神様視点
②はドンネーロ(にとりついたカメラ)
③はロッソ(にとりついたカメラ)
といった感じで、視点が登場人物のあいだをいったりきたりしております。これがちと読みにくい。
読者は頭の中で、登場人物に憑依しております。いま自分がポコのつもりで読んでいるのに、いつのまにかロッソになっていると???となりがちです。
このあたりのことは
三人称一元視点
視点移動 タブー
で調べてみてください。
では、れっつごー!
① ―――――――――
ぎらぎらとした太陽に照らされ、広場には二つの濃く短い影が落ちていた。その二つの影の真ん中を、風に吹かれるままに枯草の塊が転がる。
影の一方はマルーチオ。鼻から頬にかけて、三日月形の白い傷が走っている。
もう一方はドン・ネーロだ。マルチーオの三日月は、彼が二か月前の戦いでつけた傷だ。
「今回は、前とはわけがちがうぜ、ドン・ネーロ」
マルーチオが白い傷跡を醜くゆがませながら、にやりと笑った。
次の瞬間、二つの毛玉が牙と爪をむきだして、激しくぶつかり合った。
②―――――――――――
ドン・ネーロは猫マフィアの親分(ドン)だ。
黒い毛皮にエメラルドの目で皆を震え上がらせる。
彼の仕事は町を平穏に保つこと。つまりみんなに自分のいうことをきかせることだ。
今日も朝から町の様子を見て回る。
肉屋のおやじと目があうと、おやじが慌ててソーセージを皿に盛って出してきた。
「お勤めご苦労様です、ドン・ネーロ」
ドン・ネーロは鷹揚にうなずきながら、ソーセージの匂いをクンクン嗅いで、
「ピンドンを持ってこい」
と後ろに控えるロッソに命じた。
② ―――――――――――
「ピンドンなんてありませんよ」
と、ロッソは冷たくあしらう。
「猫にアルコールは毒ですから。それいうなら、マタタビでしょう」
ロッソはドン・ネーロの側近で、シルバーの毛並みと青い目が高貴な血筋をうかがわせる猫だ。
それがどうしてドン・ネーロの手下として働いているのかは誰も知らないけれど。
③ ――――――――――
さて、そろそろ日も暮れて、猫会議の時間が近づいてきた。
ジャッロ、シャッツァ、ティーグレ、ポコ、いつものメンバーがそろっている。
「では、恒例のわしの歌で会議をはじめようか」
みんな、歌で会議を始める、というところに疑問を感じているのだが、恐ろしくて口に出せない。
「――覚えているかい、君がわしに言った言葉
あの涼しい木陰で愛を誓った
わしはネーロ、君はローザ
ローザ、別れの言葉を言わないで…
わしはいつまでもローザ、君を見つめてる――」
……なぜラブソングなのか……ローザって誰?
言いたいことがさっき食べたアジの骨と一緒に喉元に引っかかってる気がして、みんなは一斉に咳払いをした。
「しっ、静かに…これからがいいところだぜ…」
④ ―――――――
歌を続けようとするボスより早く、いちばんにちびのポコがしゃべり始めた。
「ドン・ネーロ、僕、今朝、マルーチオを見かけました」
「なに!? マルーチオ? あのやくざ猫か……」
マルーチオは、最近隣町で勢力をのばしている猫軍団のリーダーだ。
しかし、ドン・ネーロのファミリーとは格が違う。ドン・ネーロのファミリーは3代続く、由緒正しい黒猫マフィアのファミリーなのだ。
「どこで見たのか、一応聞いておこう。まぁ、マルーチオなど気にするわしではないが…」
「やつは、今朝、堂々と町をぶらついて、肉屋のおやじのことをしきりとチラ見してましたよ」
「あのおやじ、まさか裏切ったりしないだろうな…」
⑤ ―――――――――――
ロッソが、「後で確認しておきます」と神妙に言った。
「ついでに、おやじにこう言え。マルーチオを見かけたら、わしに知らせろ、追っ払ってやるから、とな」
「はい」とロッソが頭をさげた。
「おい、ポコ、ちょっと来い」
ロッソはあわててそばによばに寄ってきたポコに、ひそひそ声で言った。
「おい、お前、また魚屋でアジを盗んだらしいな…」
「すみません」
ロッソは少し同情したように言った。
「ドン・ネーロはお前に小魚しかやらないものな。あれでは足りないだろう。だが、盗みは良くないぞ」
そういうロッソの身体は大きくしなやかで、毛並みは銀色に美しく輝いている。
一方のポコは、がりがりに痩せていて毛並みに艶もない。
白地に黒と茶のどろ団子をぶつけてできたような訳の分からない模様の三毛猫だ。鼻のよこについた茶色の模様のおかげで顔を洗ってないのだろうと、みんなには思われている。
「ポコ、お前、餌集めがうまく行ってないみたいじゃないか。今度、広場の裏手の店に行ってみたらいい。あそこは売れ残りの食材をたくさんわけてくれる」
⑥ ―――――
ロッソは自分だけが知ってる店のつもりで教えたが、実はポコはもうすでに何度もその店に行っているのだった。だが、ポコはロッソを立てて、「ロッソさん、ありがとうございます。」と頭をさげた。
ひとりになったポコは、
「ロッソさんは、僕が半端猫だから、面倒見てくれてるんだろうな…」と考えた。
――でも、僕はお腹がすいていても、ガリガリでも全く気にならない! 自分の力でやっていける。誰かの言うことを聞いてばかりはゴメンだ!
そう胸を張ってしまうくらい、ポコは跳ねっ返りの猫なのだ。
ある日の朝、ポコは屋根の上を散歩していた。バカと猫は高い所が好きというが、ポコも高い所が好きだ。
だが、見回りの時間に屋根の上にいると、「すぐに降りてこい!」とロッソに叱られてしまう。
「どうして屋根の上を歩いて見回りしたらいけないんですか?上からの方がよく見えますよ」
と言ってもロッソは、
「俺も先輩たちに怒られたんだ。ダメなものはダメなんだよ」
と言うばかりだった。
――それにしても、ロッソさんはなぜかシャッツァが屋根の上を歩いていても何も言わないよな…僕とシャッツァの何が違うっていうんだろう?
そう考えながら、屋根の上からふと下を見ると、ドンネーロとティーグレが建物の間の細い路地に入っていくのが見えた。
「あれ? ネーロさんが持ってるもの、なんだろう? なんだかやけに大きいな…」
ポコがじっと見ていると、ネーロがその大きなものをティーグレに渡した。どうやらティーグレだけにこっそりマグロの頭をあげているようだった。
「えー、ティーグレだけ特別?」
その日の午後、みんなお昼寝をする時間に、ポコは狭い溝に潜り込んでウトウトしていた。すると、二匹の猫が何かを引きずってきて、すぐそばの建物の影で座った。
ポコは耳をピクピクさせたが、まだ眠ったままだ。
二匹の猫はロッソとティーグレだった。引きずっているのは、朝、ネーロがティーグレにあげたマグロの頭だ。どうやら二匹はポコがいるのに気付いてないようだ。
マグロの頭をかじりながら、二匹は喋る。
ロッソが背筋を伸ばして頭をそびやかしながら、
「Nの歌、あれはひどいね…」と言い始めた。
「うんうん」ティーグレは地面に置いたマグロの頭をかじりながら、時々ロッソを見上げてうなずく。
「あれを聞くと、食欲が失せるよな…」
「本当にそうだよね」
「会議の時も自分、自分で人の話を全然聞かない。だから、みんなに尊敬されないんだ」
「僕もそう思うよ」
ポコは片目を開けて一瞬だけ耳を澄ませたが、またすぐ目をつぶった。
◆
今日もドン・ネーロ・ファミリーの町は平和だ。太陽のきらめく広場で、ジャッロ、シャッツァ、ティーグレの3匹が歌と踊りの練習をしている。
ポコが興奮したように叫んた。「みんな、すごいよ!! ダンスも歌もかっこいい!! きっとアイドルのスカウトが来るよ!!」
振付を考えたシャッツァが、支持をだす。するとジャッロとティーグレは、動きを合わせて見事に踊るのだ。
腕や顔の角度まできれいに揃っているので、ポコは「ほぉ~」とため息を漏らした。
そうこうしていると急に日が陰って、公園には風が吹き始めた。すると、そこに禍々しい雰囲気を漂わせたドン・ネーロが現れた。
「お前たち、見回りもしないでいったい何をしている!!」
「ドン・ネーロ、みんなを見てよ!!すごくかっこいいでしょ?アイドルみたいでしょ?」
ポコはマネージャーにでもなったつもりで自慢げに言った。
「おまえたちみたいなへたくそがアイドルなんてなれるものか。わしの歌の方が断然うまい。レコード会社の社員を呼んでこい!!」
どうやらネーロは本気らしく、ロッソに命じてレコード会社に連絡をいれさせた。
音楽スタッフがやって来て、
「ドンネーロ、いつもお世話になっております。この度はご連絡ありがとうございます。早速ですが、お歌を聞かせていただけますでしょうか」
というと、ネーロは得意げに例の歌を歌い始めた。
ところが、スタッフは途中から顔をしかめて耳をペタンと下げてしまう。
「すみません。うちの音楽性と会わないのでこの度はご縁がなかったということで…。それよりも、そちらの3匹のイケ猫さんたち、歌と踊りを見せてくれませんか?」
「冗談じゃない!!わしの歌を聞かずにこいつらの歌と踊りだと?ふざけるな!!さっさと帰れ!!」
ドン・ネーロは、怒り狂ってレコード会社の社員を追い払ってしまった。
その日の猫会議は最悪だった。ドンネーロがまだ怒り狂っているのだ。
「今日のザマはなんだ!?アイドルだと!?いい気になるんじゃないぞ!!」
ロッソが我慢できなくなって、ネーロに言い返した。
「こいつらは歌も踊りも上手い。他の猫たちを楽しませることができるのに、なぜ邪魔するんですか?アンタ、嫉妬してるだけだろう?」
「何?失礼なことをいうな!わしがなんで嫉妬しなきゃならんのだ?」
ジャッロは、
「まぁまぁ、ドンネーロの歌、そう悪くもないですよ…」と言って、ネーロをなだめた。
「そうそう!ドンネーロの歌でみんな寝ーろ、なんてね!」
シャッツァがみんなを和ませようとダジャレを絞りだした。
「ドンネーロ、偉そうにしてばかりでは、誰もアンタについていかないぞ。」
ロッソの言葉に、ティーグレがうんうんとうなずいている。
ポコはネーロの機嫌をなおそうとして、あわてて走り出した。そして、まえに見つけて隠しておいた魚の骨を取ってきて、ネーロに渡そうとした。
ところが、その骨は、例のどら猫マルーチオの隠し餌だったのだ。
次の日、マルーチオが怒ってネーロの町に乗り込んで来た。マルーチオは驚いたことに、一匹も部下を連れてきていなかった。散歩さながらにゆったりと歩いてくる。
ドン・ネーロがマルーチオの前に立ちはだかった。
「わしの縄張りで何をしている」
「何をしようが俺の勝手だろう。あんたのシマだって?それにしちゃ、管理がなってないんじゃないか?」
「どこがいけない?わしは完璧にこの町を把握してるぞ」
「まず、このチビ」とマルーチオはポコを顎で示した。
「こいつは、俺の骨を盗んだんだが、それだけじゃない、魚屋からも小アジを一尾盗んでいったんだぞ」
「なに?ポコ、それは本当か?」
「ドン・ネーロ、すみません…お腹がすいていて...」ポコは痩せたからだをさらに縮めながらうなだれた。
「みっともないことをするな!わしに言えば、マグロの頭でもやったのに…」
ポコは内心、「あんたはティーグレにしか興味ないだろ..」と思っていたが、黙って頭を下げていた。
「この落とし前は、あんたがつけてくれるんだろうな、ドンネーロ」
とマルーチオが吐き捨てるように言うと、
「お前ごとき、わしの相手ではないが…どうしてもやりたいなら、かかって来い…」
とドンネーロがいつになく凄みのある低い声で答えた。
マルーチオは、いつでも飛び出せるように全身を緊張させながら、「シャーッ!!」と威嚇の声をあげた。
ドンネーロもいまにも飛び掛かりそうな姿勢だ。しばらく睨み合ったかと思うと、マルーチオがバッと飛び出した。
顎下を狙った突進を、余裕のある動きでいなすドンネーロ。
投げ飛ばされたマルーチオは、何が起こったのかと一瞬戸惑いながらも、それでもしなやかに地面に着地した。
そしてまた、頭を低くしてドンネーロに向かう。今度は左後ろ足を狙って飛びかかるが、ドンネーロはサッと後ろ足を蹴り上げる。マルーチオはまた空中を舞った。
姿勢を直すよりもはやく、ドンネーロはマルーチオを仰向けに倒してのしかかった。前足で首を抑えつけ、またあの素早い右前足を振り下ろした。
「ギャーッ!!」と恐ろしい声をあげてマルーチオがのたうちまわった。いつ加勢に入ろうかと様子を窺っていたドンネーロファミリーのみんながギョッとするくらいに。
マルーチオの顔がザックリと割れて、夥しい血が流れ出ていた。マルーチオはもう声も出せなくなった様子で、血をながしながら、足を引きずって去って行った。
「やはり、わしの相手ではなかったな…」
ドンネーロは涼しい顔でつぶやきながら、毛づくろいを始めた。ファミリーのみんなは、ドンネーロが敵じゃなくてよかった、と心の底から思った。
◆
二ヶ月後、またマルーチオが現れた。これ見よがしにドンネーロの縄張りにはいってきて、ジロジロと辺りを見回す。
そんなマルーチオを見つけたロッソが声をかける。
「おい、マルーチオ。勝手に町にはいってくるな。出ていけ!」
マルーチオは、嘲笑うような口調で言った。
「お前なんかに用はないんだよ。ドンネーロを呼んで来いよ」
「何だと?」
すぐに頭を低くして飛び掛かるロッソを、マルーチオは軽々と弾き飛ばした。
受け身を取れずに地面に叩きつけられたロッソを見たティーグレが、あわててドンネーロのところに助けを呼びに行った。
ドンネーロが現れた。ゆっくりと歩いて、うずくまっているロッソの前に立ち、マルーチオを睨みつける。
「今回は前とはわけがちがうぜ、ドンネーロ」
マルーチオが前回受けた傷跡を歪めるように、ニヤリと笑った。
マルーチオは構えを見せずに、いきなりぶつかってきた。しかし、それはネーロも同じだ。二匹はものすごい勢いでぶつかり合う。そして、2つの毛玉はもつれ合いながら、かみついたり引っ掻いたりしてゴロゴロと転がった。
でも、互角だったのはそこまでだ。建物の陰に隠れていたマルーチオの仲間たちが飛び出してきて、ドンネーロを囲んだ。
ドンネーロは瀕死の傷を負いながらも、マルーチオとその仲間達たちにそれ以上の傷を負わせ、追い払った。
黒いボロ雑巾のように地面に横たわったドンネーロ、にみんながゆっくり近づいて行く。
たまらず、途中でポコが駆け出した。
「ドン・ネーロ、死んじゃった..……」
「ドン・ネーロ、まさか死んじゃうなんて…」
みんなは口々に悲しみの声をあげた。
ロッソもネーロを悼むかのように、静かに呟いた。
「あんたは自己中で歌は下手くそだし、話もつまらなかったが、この戦いでのあんたは勇敢だったよ……惜しい猫を亡くした…」
そのとき、ドンネーロのヒゲがピクリと動いた。そして薄目を開けて、やっとの思いで囁くように言った。
「わしは死んどらん。起き上がれんだけだ」
「はぁ!?死んでない!?」
ロッソが目を剥いた。
「バカバカしい!死んでないんなら、前言撤回だ!」と怒って去って行った。
しかたなく、残りのみんなでドン・ネーロを担いで病院に運んだ。
病室ではシャッツァ、ジャッロ、ティーグレの3匹が、毎日交代で、ドン・ネーロの歌を聞かされている。
ロッソはまだ怒っていて、病院には来ない。いや、ここ2、3日誰もロッソを見ていない。もしかしたらファミリーを抜けたのかもしれない。
ポコも病院へは行かずに、屋根の上を歩いている。
「ドンネーロの歌を聞かされるなんて、うんざりだからね。僕は好きなように生きたいよ」
そう呟くと、気持ちいい風が吹いてきた。
◆キャラクターについて
まぁみなさまとても素晴らしく「猫」ですね!
基本、猫なので気ままで、自由奔放、エゴの塊なのですが、それがいい!
主役ポジ(そう思っています)のドンネーロとポコがとくにいい。
この登場人物たちのわちゃわちゃとした掛け合いこそが、この作品の最大の魅力と思っております。
◆ストーリーについて
この物語のキモはキャラクター同士の掛け合いや、雰囲気であって、ストーリー性についてごちゃごちゃ言うべきではないものと思います。
起承転結がはっきりしていて、すっきりとした読了感でした。
◆総合的な感想
読みやすさや、文法、表現などは誰でも書いてりゃある程度まで上達・理解がすすむものですが、この作品……というか作者さまには、キャラの会話や、文章に漂う空気感に、オリジナリティを感じました。
はっきりと申しますと、私は個人的にはこの手の物語は苦手です。ショートなら、起承転転転結で、「くそ、こうきたか!」みたいな話を好みます。なのでそう言ったものばかり読んでいるのですが、
この作品はその真逆でございます
作者さまがこれからもよりよい文章を書きたいと思っておられるのなら、
私が好むような方向ではなく感性を生かした表現や、キャラクターの深みといった、童話や文学のような、感性を生かした物語の創作をおすすめします。
上から目線ですが以上になります。参加、ありがとうございました。
追伸!
アクションシーンが苦手なように感じました。細かく描写せずにざっくりカットでも大丈夫と思います。
ドンネーロとマルーチオが喧嘩するシーン(三日月の傷ができるところ)を読みくらべてください。
作者からの返信
nanactanさま、コメントありがとうございます。
辛口批評とてもありがたいです。視点のことも無自覚に書いていたので、もっと勉強が必要だと感じました。
頂いたアドバイスをしっかり読んで参考にさせて頂いてブラッシュアップしていきたいと思います。
ありがとうございました。