ライブ【記憶の図書館】レポート
私、タヌキング、6月4日に名古屋金山で行われた、坂本真綾さんのライブ【記憶の図書館】に参加させて貰った。
3月からライブの準備の為、いつも以上のトレーニングOr減量、脱毛、スキンケア、歯の検診、等に力を入れた。
ベンチプレスで手首を痛めたり、歯の検診で虫歯が12本見つかったのは予想外のハプニングだったが、概ねベストコンデションでライブの日を向かえた。
始発の電車で空港に向かい、久しぶりの飛行機で宮崎を飛び立ち、湊かなえさんの【往復書簡】を読みながら一時間ほどのフライトで名古屋空港に降り立った。
そこから電車で金山に到着。早めのお昼を食べたかったが、11時じゃないと飯屋が開いてないのでゲーセン等で時間を潰す。アニメ【ぼっちざろっく】のぶるぶる震えるぼっちちゃん人形を狙うが、取れなくて歯痒い思いをした。
11時にまだならないので、ライブ会場の下見に向かう。ちなみにアルバムがライブ直前ぐらいに発売されたので、移動中はイヤホンからアルバムの曲を流しっぱなしである。やはりライブは曲を知ってないと楽しみが半減する。
真綾さんの美声を聞きながら、少し歩くとライブ会場の【日本特殊陶業市民会館】に到着。真綾さんのファンらしき一団が階段のところで座り込んでいたので、物販がもう少しで始まるのかと思い、イヤホンを外し、一人のファンに声をかけた。
「物販は何時からですか?」
「物販は14時から」
「そうですか。」
平常心を装ったが驚いた。今10時半なのに、14時の物販を待っているのか?この炎天下の中??
凄い強者が居るもんだなと感心しながら、私は一時その場を後にした。
お昼に駅前のあんかけスパゲッティ屋さん【ユウゼン】で、あんかけスパゲッティを食べる。食券で買うタイプの店で、量やらトッピングやら調整できる私好みのお店に感動。バーベキューあんかけスパゲッティの二人分、唐揚げ2個、タコさんウインナー5個、サラダとコーラを付けていざ実食。
決論から言って美味しく食べれたし、腹も満たされた。三人分もあったが、私的には二人分が美味しく食べれる丁度いい量だったように思える。
また金山に来る機会があったら食べてみよう。
店を出る際スマホを忘れてしまったのはナイショである。
お昼ご飯を食べて、ショッピングモールも回ったし、喫茶店でブルーベリーとヨーグルトの飲み物を飲みながら【王様戦隊キングオージャー】の14話を見たが、それでもホテルのチェックインの時間までまだ時間があった(タヌキングはキングオージャーではリタカニスカ様推しである)。
仕方がないので漫画喫茶で時間を潰すことにし、You Tubeで【記憶の図書館】の曲紹介動画を視聴しながらスマホでウマ娘を育てた。
二時間後、ようやくチェックインし、部屋で腕立て、腹筋をしてバンプアップ。
シャワー浴びと髭を剃って、戦闘服である黒地に白文字で【真】と書かれた、ファングッズでも何でもないシャツに袖を通す。
これにて戦闘準備完了となったので、【空の境界】のリュックを背負い、会場の開く30分前にホテルを出て、ライブ会場に向かった。
会場に着くとさっきより人も多く、ファンの集まりみたいなのも居て、一人真Tシャツを着ているロンリーウルフの私は羞恥心を感じずにはいられなかったが、持ち前のド根性で何とかそれにも耐えた。
時間が来て会場の中に入り、物販を購入。黒Tシャツ、ハンカチ、センスを手に入れたが、もちろんTシャツには着替えない。真Tシャツが私の戦闘服だからである。
そうして席に着席し、今が今かとライブが始まるのを待ちながら、やはり新曲の聞き覚えをギリギリまでやるタヌキング。もう覚えるのに必死である。
会場が暗くなり、ステージにライブメンバーが登場して演奏が始まると、私の胸は高鳴りマックス。
そうして登場した真綾さんを見た瞬間、三年間の思いが溢れて半泣きになった。
お子を産んだというのに以前と変わらない素晴らしいスタイル、その上肌は白いし、髪型もお洒落で、お顔もお美しい。そしてなにより透き通るような美声に私のハートは鷲掴みにされてしまった。
やはり私にとって真綾さんは女神なのだと改めて分からされてしまった。
ライブ内容としてはアルバム【記憶の図書館】を中心に昔の歌も挟むオーソドックスではあったが、途中で、声優の鈴木みのりさんに真綾さんが提供した【クロスワーク】を真綾さんの自身が歌うという粋な演出があり、会場は多いに盛り上がった。
タヌキング的に一番の名シーンは、往年の名曲【マジックナンバー】を真綾さんが歌ったあとに、真綾さんが息切れしながら。
「私はいつまでコレを歌わないといけないの?(笑)」
と言って会場が笑いに包まれたところである。
タヌキング的に真綾さんが全力全開で無理しながらの歌声が一番耳心地が良いので、可能ならば、いつまででも歌って欲しいのである♪
あっという間に二時間のライブは終わってしまい。
真綾さんとの別れを惜しみつつ、帰るファン達。
その中から抜け出し、一人ジャンカラに突入した男が居た。
当然、タヌキングである。
「一人で二時間お願いします。」
こうしてタヌキングは二時間、真綾さんの歌を歌い続け、声を枯らしたのは言うまでも無い。
〜終劇〜
タヌキングの推し人 タヌキング @kibamusi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。タヌキングの推し人の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます