ユリアイ

1話

あいか「ゆきと私って付き合ってるよね？」

ゆき「そうだけど」

ゆき「どうしたの、いきなり？」

あいか「ゆきっていつも私に冷たいじゃん」

ゆき「そう？」

あいか「そう！」

あいか「だから、考えました！」

ゆき「何を？」

あいか「ゆきが私に愛を伝えてくれるゲーム！」

あいか「その名も！」

あいか『愛してるゲーム！』

ゆき「久しぶりに聴いたよ」

あいか「やろう！」

ゆき「やりたくない」

あいか「やるもん！」

ゆき「ルール忘れたし」

あいか「ゆきが『愛してる』って言って、私が照れずに『もう一回』っていう」

ゆき「私が言う方なんだ」

あいか「照れなかったら、またゆきが『愛してる』っていう。これを何回か繰り返す」

ゆき「よく覚えてるな」

あいか「じゃーやるよ！」

ゆき「はいはい」

あいか「じゃあ、初め！」

あいか「…（照れるあいか）」

ゆき「もうすでに、顔が赤いよ？」

あいか「だって、顔が近いんだもん！」

ゆき「そう言うもんでしょ」

あいか「早く、初めてよ！」

ゆき「わかった」

あいか「スゥー。ハー…」

ゆき「あい…す」

あいか「愛してるって言うの！」

ゆき「あい…ちょ」

あいか「違う！」

ゆき「愛してりゅ…」

あいか「もー」

ゆき「あいか」

あいか「…何？」

ゆき「愛してる」

あいか「⁉︎」

あいか「ずるいよ…ばか！」

ゆき「私には言ってくれないの？」

あいか「恥ずかしい」

ゆき「私のことどれぐらい好き？」

あいか「いっぱいちゅき♡」