第63話 母親集結
エルの母親は佐藤の言葉を聞いた瞬間
「実はーもう治療は終えててね君の本音を聞くためにわざと気絶しててねって言ってたのー」ととてもいい笑顔で暴露していた
佐藤は状況を理解できていないらしく唖然たしていたら、友達2人が起き上がっていて少し涙目になっていた
「僕たちだけじゃなかったんだね、ねぇ昔みたいにまた一緒に遊んだり仲良くしようよ」と一人が尋ねていた
「こんなおれでもいいのならよろしくお願いする」
「当たり前だよ僕たちのヒーローなのだからね」ととてもいい感じにまとまったみたい
「すまなかった、色々と迷惑をかけたな」
と頭を下げて謝ってきた
「僕はいいよ、後で小雪先輩にも謝りに行こう僕も一緒に行こう」
「それは助かる、謝るにもお前がいるだけで楽だ」と今までのことが嘘のように穏やかな感じがした
問題はここからどうやって帰るかだが、
エルママが「そういえばこちらに強い反応が3つこっちに向かってきてるのだけど大丈夫かしら?嫌な感じはしないのけど」と何か感じているらしい、僕の知ってる感じだったのであえて何も言わなかった。そしてしばらくしてその反応と衝突したそこには
「お母さん」
「お母様」
「ママ」
とリル、ユキ、ユニの母親が校内ダンジョンに現れたのだ
「今日の決闘を学校の先生から観戦しないかと誘われて学校に来たのだけど、決闘の代わりに生徒が行方不明になったと聞いたからあなたたちがダンジョンに入っていったから私たちも入ったのよ」と教えてくれた
「私はたまたまダンジョンに先生がやってきて娘さんが決闘をすると聞いたから入ったのよ、そしてそこからはそこの人たちと同じよ」と言い、お互い挨拶は済んでいたらしい
「じゃあ私は初めましてですね、私はエルの母親でミカエルって言いますよろしくね」
「私はリルの母親のフェンですらフェンリルです」
「私はユキの母親のクロですドラゴンです」
「私はユニの母親でユニコーンです」
とお互い挨拶をした。
「今どういう状況なのかしら?」
「ここは一階層でゴブリンしか出ないしなおかつ1匹としかエンカウントしないようになっているのだけど今回は2匹一緒にいたからイレギュラーが発生していると思っている」と状況を説明した
「なるほどだったらもしかしたらゴブリンキングが生まれたのかしらね」とフェンさんが言うと
「確かに同じ意見だわ」とクロさんも首を縦に振り頷いていた
「ゴブリンキングって王様ってことだよね?」
「そうねしかもそうなるとゴブリンは軍隊になりとてもめんどくさいことになるし、強くなるから早めにやりましょうか」
とみんなやる気満々になっていた
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