51話 ピィのスキルを知る
僕たちはお互いに不思議なことが起こり唖然としていたがここはダンジョンの中であるためとりあえず今日は攻略を中断して帰ることにした
ダンジョンを出て歩いていると生徒指導の先生とすれ違う「小野田君こんばんは、幼女ちゃんたちもこんばんは」と挨拶をしてきた
「こんばんは先生」と僕が言うと「こんばんはー」と幼女たちも挨拶をした、えらいぞ
「おや、ピィちゃんスキル獲得してるね、これは初めてみるスキルだね」とのことだった
「ちなみにどんなスキルなのですか?」と聞くと「スキルまねっこらしいね詳しい説明はいつものところに行こうか」と言われたので僕たちは先生の後についていった
着いた場所は生徒指導室でいつも席に座る
「さてさてピィちゃんのスキルまねっこについてだったね、詳しいことは親しい人の魔法やスキルを使うことができるって書いてあるね」と言った瞬間僕ははっとなっただからあの時コボルトが僕に向かって剣を振おうとしたが重くて振れなかったのはピィがエルの重力魔法を剣にかけたからだ
ピィは僕の膝の上で寝ているため詳しいことを書こうにもまだ喋れないから大変だけどゆっくり聞いたら頑張ってジェスチャーで教えてくれる、もう少しで喋れるようになるとフェンさんとクロさんが言ってたからその時に聞けたらいいな
とりあえず今日は先生からピィのスキルも聞けたので収穫が多いので家に帰ってまた明日からダンジョンに行くことにした
家に帰るとフェンさんとクロさんが玄関で立っていた
「おかえりなさい、今日は大変な目にあったって聞いたから待ってたのだけど大丈夫そうねー」「確かに見た感じ怪我もしてないみたいだね
あとは心のケアをしないとかもね」とフェンさんとクロさんが言った「ただいまフェンさんクロさん、確かに大変な目にあいましたけどダンジョンにはつきものなのでいちいち気にしてたら気がめいっちゃいますよ」と言った
「確かにその通りだけど私たちは家族なのですからー」「どんな些細な事でもいいから相談してね」ととても心配していたようだった
「ありがとう二人とも」とお礼を言い
「そういえばピィがスキルを開花させたみたいです」と言うと「あらあらそれはおめでたいわねー」とフェンさんが言い「どんなスキルなのだ?」とクロさんが聞いてきた「まねっこらしくて親しい相手のスキルや魔法を使えるようになるらしいです」と報告した
「それはまたすごいわねー」とフェンさんが言い「これは私たちのスキルや魔法も使えるかもしれないね」とクロさんが言った
ピィはこれから大事な戦力になりそうだ
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