第30話 真打ち登場ですか?

ガリ勉校長は玉子を校長室に残し、室外でスマホを取り出した。


「あっ、京子⁉️玉子さんがーぁぁぁ。

もーう、大変なんだよね。二年の生徒がお金をとろしてたら、玉子さんは死んじゃったらしくて、権田川先生をしめ殺そうとしたり。

もはや、午前中だけで学校は大騒ぎなんだよ。」


「ええっ❗️何を言ってるの?

玉子さん亡くなったの?」

(お玉、やっぱり、やりやがったな。

カツアゲにゴロまきして、相手と刺し違えようなんざ、そうでなくちゃなんねぇ。

いや、そんな事を言ってる場合にはじゃねぇ。

死んだ?お玉がーーーっ⁉️

こりぁ、えれえこった。すぐさま、亡骸を弔ってやらねぇと、、。それと、昔のダチに回しておかなきゃ、、、。なんてこった、、。)



「それでね、とにかく、君に学校に来て欲しいんだよ。もう、僕じゃ無理なんだ。」


「わかってますわよ。とにかく、今から車をぶっ飛ばして参ります!」

(みなまで言うんじゃねぇ、この役立ずーー!

お前は何の為に学校にいるんだよぅーー。)


お京はスマホを持ちながら、泣きそうになった。

しかし、今はとにかくみんなに知らせないと。

まずはおみよ。

タツ。あとは、そこからお玉のダチに回してもらおう。

集合は学校だ。


お京はバイクで行きたかった。でも、無かった。本当はシャコタンでパラパラ〜🎶とやりたかったが、それも無い。


ちくしょう!

悔しいじゃねぇか、辛気臭いのは嫌いさ。

なぁ、お玉。


ふと、お京は思い出した。

メガネ猿旦那の陰気部屋に、例のブツが

あったのを。


あれだ!

あれしかねぇ!!

よーし!まってろー、お玉。

おめえの見送りは派手にしてやっからなぁー!


お京は車をぶっ飛ばしながら、スマホであちこちへ連絡した。


お京、スピード違反、ながらスマホ運転、

信号無視はいけないよ。

良い子のみなさんは真似しないでね。


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