第4章85話:カニ料理

帰宅する。


夕方。


リビングにて。


私は、カニの水炊きをつくることにした。


とりあえず昆布でダシを取り……


おろしだいこんを用意。


バットウガニを鍋に突っ込んで、沸騰させる。


よし。


カニ鍋の完成だ。


「美味しそう……!」


と、私は目をきらきらさせた。


カニの良いにおいが香ってくる。


さっそく、いただきます。


パカッ、とカニ脚を割って、身を取り出し……


おろしだいこんと絡めて、食べる。


んーー!!


美味しい!!


バットウガニ……これはタラバガニだ!


分厚い肉ぶりと、旨味と甘味。


素晴らしい!


はぁ……


幸せだ。


「もぐもぐ。もぐもぐ」


カニをどんどん食べてくる。


バットウガニは食べきれないほどあるからね。


遠慮なく食べまくって問題ない。


……。


……。


……さて。


カニが半分ぐらいに減ってきたところで、そろそろ具材を入れていこう。


豆腐や白菜、キノコなどを突っ込む。


そして、出来上がり次第、食べていく。


「ふわぁ~」


至福だ。


寒い季節には、やっぱり鍋だなぁ……


そう思いながら、具材を全部食べていく。


完食したら……もちろん、雑炊にする!


カニの味がたっぷりしみこんだダシ。


そこにご飯を投入。


そして卵を入れて……


しばらく蓋をして放置。


1分後。


そろそろいいだろう。


「うん、いい感じだ」


ご飯からは、カニの匂いと、卵のにおいが、存分にただよってくる。


美味しいに決まってる!


いただきます!


もぐもぐ。


「んふー!!」


甘い!


そして美味しい!


異世界でこんな美味しいカニ雑炊が食べられるなんて。


いやあ、転生してよかった!


私は、カニ雑炊に舌鼓を打ちつつ……


夕食を満喫した。



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