Episode3 地獄みたいな1日
俺が討伐を終えて1時間後くらいに,ゲオルグも討伐を終えて帰ってきた。
ゲオルグも俺もヘトヘトで,今日俺らは7時くらいに寝た。
そして翌日,俺らはまたギルドに来た。俺らが,地獄のような1日を送るとは知らずに。
俺らは早速,依頼を1人1つずつ受注し,討伐に向かった。
そいつも,昨日討伐したくらいのやつだったが,昨日よりかは楽にクリアできた。
討伐から帰ってきてから早々,ギルドマスターから
「バイアス君とゲオルグ君!お願いがあるんだけども,今討伐依頼が殺到しているんだ。悪いけれど、休みを極力少なくして討伐依頼をこなしてほしいんだ。頼めるかい?」
「分かりました。」
俺はそう答えた。
ゲオルグも,今はまだ余裕そうだったため,再び依頼を受注し,討伐に向かった。
この依頼は簡単だったが,その次の依頼はかなり難しい依頼だった。体力がかなり減らされてきているが,そんなことはお構いなしに依頼がどんどん入ってきていて、休みはほとんどなかった。
その後,8つくらいの依頼をこなし、大休憩を入れてから、依頼を再び受注して討伐に向かった。
道中の魔物は瞬殺しながらも、討伐対象のモンスターを探しているが,見つかる気配がない。
「なんでだ•••全部のエリアをくまなく調べても全く見つからない!」
俺はそう言いながらも,辛抱よく探した。
ゲオルグは,1エリアを探り終わるたびに
「どんだけいねぇんだよぉ〜!」
と、言っている。•••こいつ、辛抱強さはあまりないな。
それから1時間後,俺らの後ろで何かの気配がした。なんか,とてつもなく大きいものが,こちらをうかがっているいるような感じだ。
俺はまさかと思ったが,試しに地面を刺してみたら案の定。
討伐対象が出てきて,戦闘になった。
あ•••。いた。
「うわっ!いたぁ!」
ゲオルグは相当驚いている様子だ。
まぁ、無理もないか。事実,俺も無茶苦茶びっくりしている
「はあっ!」
俺は,その出てきた瞬間を狙い,討伐対象に向かって剣を振り下ろした。
「な•••なん•••で•••!?」
剣の刃が通らず、俺はそのまま吹き飛ばされてしまった。
「グフッ!」
やばい•••!攻撃が通じない!
「バイアス!かなりやばい状況だ!早く対処してくれ!頼む!」
ゲオルグ!分かってるよんなこと!でも•••!切れないならどう対処しろと•••!?
「爆発物的なものがあったら,攻撃が通じるはずなのに!」
ん•••?爆発物?
「•••それだ!」
「なんか閃いたのか!バイアス!」
ゲオルグがそう聞いてきた。
「もちろん!」
•••なかったら、叫んでねぇしな(汗)
よし、ここら辺なら!
「ゲオルグ!避けろォォォォ!」
俺はそう叫んだ。
「なんか知らんが,分かった!」
ゲオルグ,物分かり良くて助かる!
「テェリャアァァァァァァァァァァァ!」
俺は思いっきり、そこらへんで拾った爆発する性質のある木の実を投げつけた。
「グガァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
よし!効いた!
「今だァァァァァァァ!」
俺とゲオルグは今ある力を振り絞り,なんとか討伐対象を討伐した。
ギルドに帰ってきたあと,俺らはボロボロ。ギルドマスターに、
「さすがに今日はもう休め!」
と言われ,俺らは,家でものすんごく休んだ。
•••地獄みたいな1日だったなぁ。
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