晩秋レイニーナイトⅠ
結局、迷依の要望に応えてやることになった。
来瑠としては反対だった。
あんな何の役にも立たなそうな奴がどうにかなったところでどうでもいいし、話を聞くだけなら電話や明日の学校でいいだろうと思ったからだ。
それに、何より此処は風花と自分(胡散臭い爺さんもいるけど)の家ではないか。
そこに一晩とはいえ他の相手が挟まることがたいへんに不服だったのである。そもそも迷依に関しては始まりからして自業自得だ。人の弱り目につけ込もうとして返り討ちにされた人間の一体どこに同情する余地があるのかさっぱり分からない。
来瑠はそう言ったのだが、風花は迷依を受け入れたがったのだ。
なんだこいつは。やっぱりこいつ、顔が可愛ければなんでも……と自分の今までの発言や思考を全部棚上げして怒りかけた来瑠だったが、冷静になってよくよく聞いてみると、確かに風花の意見には合理的な部分も多く――
最終的に、来瑠が折れることになった。
こういう関係性になるまでは風花の意見で自分の考えを変えるなんて有り得ないしあってはならないことだと思っていたので、何とも遠くに来たものである。
そんなことを考えながら、やって来た招かれざる客に嫌味の一つでもぶつけてやろうと風花共々玄関口へ出た来瑠だったが。
さしもの彼女も、そこで小さく震えながら佇む迷依の姿には思わず絶句してしまった。
「……あんた、本当にどうしたの?」
いつもの快活な雰囲気はどこにもない。
来瑠に脅迫されている時でさえ、友人の名前を出されるまではどこかコミカルなノリを貫いていた迷依だが、今は雨でべっとりと濡れた髪を顔に貼り付けて、憔悴しきった目で来瑠達のことを見ていた。
その胸元は、べっとりと吐瀉物らしき汚れで染まっている。
快活、天真爛漫とは正反対。ただ弱々しく、虐待された動物のように怯えた姿を晒して佇むその姿は――今まで何人と見てきた"標的"達の姿によく似ていた。
「おうち、入れてくれて、ありがとう、ございます……」
「……う、うん。それで、えっと。泡野さん、どうしたの?」
「……、……それ、は」
十中八九、詩述達が絡んだ何らかの悪意に曝された結果なのだろうが、だとしても不可解な部分が残る。
自分達と迷依のつながりを察知するのが、あまりにも早すぎはしないか。
迷依がとち狂って結菜のところに駆け込んだ可能性は考えられなくもないが、こうなるまで追い詰め傷つけてしまっては色々と逆効果ではないのか。
疑問を覚えながら答えを待つ来瑠の前で、迷依は酸欠の金魚のように口をはくはくと動かして、それから。
「学校、で……わたし、わた、し…………っ、……ぉ゛、ぇ゛……!!」
「……っ! ちょっ、泡野さんっ……!?」
何か、ひどくおぞましいものを思い出したように目を見開いて。
自分の口に手を当て、黄色がかった胃液を吐き出して背を折り曲げた。
普段なら使えないやつめ、と舌打ちの一つもするところだったが、あまりの異様さは逆に来瑠の脳をクールダウンさせた。
ティッシュと雑巾取ってくるね、と言ってぱたぱた駆け出す風花を横目に。
来瑠はげほげほと咳き込みながら「ごめんなさい」「すみません」と繰り返す迷依に対して問いを投げかける。
「迷依。言葉にできないんだったら、頷くか首を横に振るかでもいいから」
「……、……」
「あんたが急に私のとこに泊めて欲しいとか言い出したのって、"怖いから"?」
こく――と、迷依は小さく頷いた。
やっぱりな、と来瑠は思う。
その上で、そこから先を考える。
来瑠は弱い者の心理に精通している。
自分の手で創意工夫を凝らして追い詰め、絞り出して観察してきた反応の数々が今も彼女の脳裏に知識として収まっているのだ。
その上で分析するなら、今の迷依の"怯え"は、誰かに話を聞いて欲しいからとか、そういうものには見えなかった。
どちらかというと、もっと直接的に。
何か、とても恐ろしいものから隠れたいと願っているような。
それでいて迷依はおそらく、両親やその他家族、親類にはその恐怖の輪郭を伝えたくないと、矛盾した考えを抱いている。
頼る余地があるとすれば友人。脅迫の材料にされれば為す術なく言いなりになってしまうような、親友。しかしそこを頼った様子もなく、真っ先に飛び込んだのはよりにもよって自分を脅迫してきた張本人。
これは一見すると筋の通らない行動だが、校内暴力の担い手である来瑠には見覚えのあるそれでもあった。
打ち明ければ、恐らく相談された相手は黙っていない。
義憤のままに行動し、
だから、相談できない。相談すれば巻き込んでしまう。大事な友達は、巻き込めない。
(つまり、迷依をこうしたのは
そこに、家族には相談できない……したくない、ってのを重ねて考えると――)
答えは、簡単に出る。
なるほど、と来瑠は思った。
詩述は手段を選ばずに来ると思っていたが、流石にこれは予想以上だったと言うしかなかった。
まさか、こんなに直接的に。
人を一人、手早く潰すやり方を使ってくるなんて。
「……男?」
迷依はふるふる、と首を横に振る。
マジか、と思った。
「じゃあ、女?」
「――――ッ、ふ……ぅ、っ。ひゅ、ぅッ、ひゅ……!」
「ああ、ごめんごめん。これ以上吐かないでね、私の靴もそこにあるから」
男ではなく、女。
――――女、か。
どいつもこいつも奔放すぎないか、私の周り。
"好き"が限度を超えると人にぶちゅぶちゅキスをしてくる奴らを見たり聞いたりしていたのもあって、なんだか呆れた気持ちになってくる。
「ま……お気の毒さま」とそれだけ言うと、駆けつけてきた風花がつたなく吐瀉物を拭き取っているのを見て、来瑠はむっと顔を顰めた。
「ちょっと、それじゃただ汚れを塗り込んでるだけだって」
「……そうなの? でも、どうせ土足で歩くところだし……」
「ああああもう、理解できない! もういいよ、貸して! やっとくから、ふーちゃんはこの濡れゲロ鼠をどうにかして!!」
「わ、わかった……! 泡野さん、シャワー貸してあげるね。行こっか」
「…………風呂場で変なことしないようにね。あと、あんまり見ないように」
「し、しないよ……! くーちゃん、私のことなんだと思ってるの……!!」
念のため釘を刺すと、風花はわなわなと抗議してきたが当然無視をする。
本当ならシャワーくらい一人で浴びてこさせたかったが、あのメンタル状態で一人にさせたら何をするか分かったものではない。
家に帰ることができない身として、居候先で人死にが出るのは御免だった。
まったく、とか。なんで私が、とか。
大体ふーちゃんはずぼらなのよあの見た目で……とか、ぶつぶつぼやきながら来瑠は雑巾とティッシュ、更に除菌用洗剤を使っててきぱきと掃除を進めていく来瑠。
そんな彼女の背後で、不意に襖が開いた。
「なんじゃあ、さっきから騒がしい」
「……おじいさん起きてたんですね。今ちょっと立て込んでて」
「客か。……ん? 風花と二人で風呂でも入っちょるんかい」
「……ああ、はい」
「……、……ほーん」
蓄えた白髭を弄びながら、何やら考え込むような素振りを見せて――
「一夫多妻か?」
「しばき倒すぞ」
そんなことを宣うものだから、ついつい猫被るのも忘れて本音が飛び出してしまう、来瑠なのであった。
◆◆
――雨が、しとしと降り続いている。
シャワーを貸してもらって、身体はきれいになった。
嘔吐で汚してしまった服も、風花が洗濯にかけてくれている。
風花さんは優しいなと、そう思った。
来瑠さんは何があったのか分かった上でも濡れゲロ鼠呼ばわりしてくるし、やっぱり人の心がないと思った。
なんだ、濡れゲロ鼠って。どういう生き方をしてきたらそんなボキャブラリーが身につくのだ。天性のいじめっ子すぎる。
「……来瑠さんたちって、いっしょに暮らしてるんだ」
驚いた、とか。
秘密を握ってやった、とか。
そういう感情よりも先に、いいなあ、と思った。
迷依は家族のことが大好きだ。お父さんはちょっと抜けてるけど優しくて楽しいし、お母さんも怒ると怖いけどいつも迷依のことを一番に考えてくれる。
柴犬のまめは高校進学祝いに買ってもらった子犬で、とても人懐っこくて誰からもかわいいと言われる自慢のペットだ。
でも、だからこそ。大好きで、愛してるからこそ、打ち明けられないことってあるんだと今日迷依は初めて知った。
――悲しむだろうなあ。
――ごめんねって、謝られちゃうよなあ。
――やだなあ。やっぱり、言えないや。
思い出すだけで、歯の根が合わずがたがたと震える。
一人でいるのが無性に怖い。窓の外を見たくない。部屋の暗がりが怖い。
好美ちゃんなら聞いてくれるだろうし、いくらだって寄り添ってくれるだろう。
でもそれはできない。あの子は、優しいから。あの子はきっと、あの"ばけもの"に向かって行ってしまう。
だから。頼れるのは、来瑠さん達しかいなかった。
おかしな話だ。ばけものから逃げるために、悪魔に頼るなんて。
こん、こん。と、音がした。
迷依は、使っていない部屋に通されていた。
本当は二人と同じ部屋がよかったけれど、流石にそこまでは言えなかった。
部屋の襖が開く。顔を覗かせたのは、風花だった。
「……落ち着いた、かな? 泡野さん」
「…………うん。えと、いろいろありがとうございます。風花さん」
「ううん。泡野さんを巻き込んじゃったのは、私達の方だから」
その言葉が、ちくりと迷依の心を刺す。
それは違う。そう思ったから、迷依はちゃんと言葉に出すことにした。
迷依は良くも悪くも素直な性格をしている。言いたいことは、何でもすぐに言う。
「違うよ……。悪いのは、私だもん。
私が、自分のために、風花さんたちのことを利用しようとしたから……。
それに私、前から風花さんがいじめられてる時――止めたりとかしないで、ずっと見てるだけ、だったし。風花さんが謝ることなんてないよ」
その言葉に、ぱちくりと風花は瞬きをした。
驚いたような、虚を突かれたような、そんな顔だった。
「……え。そんなにびっくりするようなこと言ったかな私」
「う、うん。なんか、えっと。今更そんなことを? っていうか」
「え、えぇえっ……!? 結構大事なことだと思うんですけどっ……!」
風花は、今までのことを本当に気にしていない。
というか、少なくとも高校が始まってからのいじめに関しては根に持つという発想がそもそもなかった。
何故ならあれは、風花目線では来瑠との間に架かった絆の橋という風に写っていたから。
だから何をされてもそれは来瑠との絆の証だと感じていたし、便乗して直接何か働いてきていたならまだしも、周りで見ていただけの迷依に対してなんて本当に何も思ったことはなかったのだ。
それに。仮にそうでなかったとしても、わざわざ"見ていただけ"だったことを謝る必要なんてないだろうと風花は思う。
なのにわざわざ頭を下げてきたということは、つまり。
「……泡野さんのこと、なんだか明るくて愉快な人としか思ってなかったけど。優しいんだね、泡野さんって」
「そ……そんな、こと。ないと思いますけど……。
私、わりと自分のことしか考えてないですよ。昼間のあれだって、その――自分が、クラスの中心になりたいからやったことだったし」
「ううん、優しいよ。誰かに謝られたのとか久しぶりでびっくりしちゃった」
「それは風花さんの人間関係がやばいのでは……?」
――そういえば。
結局、風花さんたちの関係って"そういうこと"でいいのだろうか。
迷依は、少し落ち着いてきた頭で不意にそう考えた。
迷依は同性愛には偏見がない方だ。性別がおんなじ者同士は好き合ったら駄目だなんてヘンな話だと思うし、好きな漫画のちょっと絵柄が違う本を買ったら中で推しキャラ二人が睦み合っていた時のどきどきが忘れられず、実は今もこっそりとイラストサイトでそういうタグを漁っていたりもする。
でも、身近な人――と言っても、ただのクラスメイトなのだが――がその仲だと思うとなんだかそわそわしてくるものはやはりあった。
「……ごめんね。くーちゃんのこと、嫌いにならないでくれると嬉しいな。
くーちゃんはちょっと言うこともやることもひどいけど、本当は優し……くはないけど、えっと、とってもかわいい女の子なんだよ」
微妙にフォローできてないフォローをしつつ、そう言って微笑む風花の顔は、なんだかとても満たされているように見えて。
迷依は一瞬、そんな顔ができる風花を「いいなあ」と思ってしまった。
一人の女の子として、そういう顔ができる人生を送れることを羨ましく思ってしまった。
そこに割り込むようにして、迷依の頭の中に――記憶が、割り込んでくる。
『かわいいね、泡野さん』
『美味しかったよ。ありがとう』
『また遊ぼうね。必要になったら、呼ぶから』
『――大丈夫。食べはするけど、壊したりなんかしないよ』
『美味しいものは、ゆっくり食べた方が幸せになれるんだから』
――風花の案ずる声も構わず、迷依は頭を抱えていた。
フラッシュバックする、光景。
薄暗い部屋。資料室。棚と棚の間。
蟷螂のように長い手足で自分を捕らえて、美味しそうに"食べる"あのばけものの顔が脳裏から離れない。
よしんば切り離すことが出来たとしても。
こうして隙を見つけては、心の引き出しの隙間から這い出してくる。
「はっ、はっ、はっ、……は……ぁ……ッ」
息がうまくできない。
いつかの保健の授業で、PTSDというものについて習ったことがあった。
曰く。心に負った深い傷は、事あるごとに開いて人を苦しめるという。
それは、きっと本当だ。そのことを泡野迷依は今、文字通り身を以って体感させられていて。そして――
「……落ち着いて。息をゆっくりしよ、泡野さん」
心の痛みと恐怖に押し潰されそうな迷依を抱き寄せて。
そっとその背中を擦る風花が、少女の決壊を優しく押し留めた。
「……ふ、……。風花、さん……」
「何があったのかは、聞かないよ。
泡野さんだって言いたくないよね、私なんかに」
「っ――違うんです、違うの、そういうわけじゃ、なくて。
でも……、私、わたし、誰かに言ったら、こわれちゃいそう、で……!」
「うん、うん。だから、言わなくていいよ。
私にもくーちゃんにも、言わなくていいから。
でも、せめて……私達の前でだけは、いつもの泡野さんでいてほしいな」
その方が、泡野さんらしいでしょ。
そう言って笑う風花を見て、迷依は「この子、こんな顔もできるんだ」と思った。
すべてを受け入れて、慈しむような。まるで母親のような、そんなおおらかな笑顔。
それは迷依の傷つき、憔悴しきった心に――まさに薬のように、よく沁みて。
「で、も……怖いんです、思い出すんです、やなこと、恐ろしいこと……!
私、わたし……! もう、どういう顔で、笑えばいいのか――わからな、くて……!!」
「……なんで、怖いの?」
「っ、それは――」
「泡野さんには私も、くーちゃんもいるのに」
え、と。思った。
その言葉は、まったく予想していなかったものだったから。
だから思わず、再び呆気に取られてしまう。
しかしそんな迷依に、風花は「そんなにおかしなこと言ったかな」というような顔をして。
「ひとりじゃないのに、どうして怖がることがあるの?」
――ひとりじゃ、ない。
思わず復唱する迷依。
そんな彼女へ、風花はにへらと笑った。
「私達がいるよ。友達でしょ、私達」
それは。
その、言葉は。
誰にも明かせない秘密と、誰も巻き込めないおぞましい執着に潰されそうになっていた哀れな少女の心に、どんな慰めよりも強く響いて。
泡野迷依は、自分の心に蓋をした黒雲の天蓋から、たった一筋ながら光が射し込んでくる瞬間を幻視した。
◆◆
『追い詰められた子って、何するかわかんないよ。経験があるからわかるの』
『何かあったら、またそこを詩述ちゃんたちに攻撃されるかもしれない』
『泡野さんのことは、私にまかせて』
『私はくーちゃんと違って、きっとあの子に怖がられてないから』
『よりどころになってあげる。そしたら泡野さん、もっと私達のために頑張ってくれるかもしれないし』
『使えるものは使おうよ。簡単に捨てたら、もったいないよ』
◆◆
「とも、だち……」
迷依にとってそれは、初めてできた存在ではない。
好美ちゃんに始まり、彼女のグループにいるみんなだって友達だ。
けれどこの恐怖とトラウマは、彼女達のことが好きだからこそ決して打ち明けることも委ねることもできないもので。
だからこそ、風花が言ってくれたその言葉が深くまで響いた。
「……友達、かな。私達」
「だって泡野さんは、私のくーちゃんを助けてくれるんでしょ。
だったら私にとって、泡野さんは友達だよ。
くーちゃんだって、言ってることはああだけどきっとそう思ってるはずだよ」
「――、――」
それは、あまりにも都合のいい言葉。
実際これは、打算の上に放たれた甘言だった。
泡野迷依という手駒をコントロールするための飴。
傷ついた心を慰めながら、脅しとは別のベクトルで自分達に恭順させるための手。
迷依は頭が悪い。だから当然、そんなことには気付かない。
けれど仮にそれを差し引いたとしても、今の迷依にとってその言葉は――
「……ひ、くっ。ふぇ、えぇええっ、……ひぃいいぃん……!」
「――よしよし。怖くないよ、泣かなくていいからね。
泡野さんが安心できるまで、ずっと一緒にいてあげるから」
世界で唯一、本当にただひとつ縋ることのできる藁だった。
泡野迷依は恋に落ちない。
だから、とろりと蕩けることも、きゅんと胸を疼かせることもない。
彼女は、ただ救われていた。怪物の影に怯えることのない、光の下に身を横たえたような。そんな心持ちだった。
蜘蛛の糸に絡め取られながら、そうとは知らずに甘い汁を啜っているように。
もしくは捕らえた蝶の羽ばたきに、知らず世界を変えられていくように。
新たな歯車をひとつ加えて。
しとしと降りしきる雨の中、少女達は孤独ではなかった。
◆◆
「――誰が部屋に呼んでこいって言ったのよ! 返してきなさい!!」
「だ、だって……ついてきちゃって……」
「いらん! そんなの!!」
風花の袖を右手できゅっと掴んで、左の小脇にどこから見つけてきたのか人生ゲームの箱を抱えてもじもじ部屋にやって来た迷依を見て、高嶺来瑠さんが咆哮したのは言うまでもない。
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