後書き
この物語はノンフィクションです。
僕が中学生の時に実際に起こした行動です。
ずいぶん昔のことだから細かい部分は記憶違いがあるかも知れないけど、ほぼほぼ事実です。
汚いオチがキレイに決まったからあそこで終わらせたんですけど
もう少しだけ続きをお話すると、このことは学校や先生にはバレていません。
仲の良い少数の友達にだけ話して、賞賛(笑)を浴びました。
僕もバカでしたが友達もバカでした(良いやつばかりでした)。
後から聞いた話だと、E組の連中はトイレにいたのが僕だということに気付いていたらしいです。
授業が始まって気付かないうちにトイレのドアから出たのだろうぐらいに思っていたとか。
もちろんその連中には僕の愚かなる大脱出のことは明かしていません。
何も知らないで笑っていれば良いさと今でも負け惜しみのように思ってます(言ったらたぶんバカにされてただろうし)。
一応これだけは言っとかないといけないと思うので書いときますね。
絶対真似しないでねそんなバカいないと思うけど。一応ね。一応。死ぬよ。肉体的or精神的に。
「学校でうんこが出来ない」
大人になってからそんな見出しのニュースを見たことがありました。
ニュースになるぐらい問題になってる一方、それに対する対策も色々と考案されているようです。
そんな話題が早く過去の笑い話になるぐらい、誰も気にせず学校でうんこが出来るようになってほしいと思います。
半分ぐらいは、そんな願いを込めて書いたお話です(あとの半分はおもしろいから)。
お話の中で「治外法権」って言葉が出て来ましたけど
僕にとって学校ってほんと、とんでもない法がまかり通ってる場所でした。
先生とか大人たちが統率してるように見えるけど
あの場所で正義やルールを司ってるのって実は子どもたちだったなって。
それもとんでもなく強固で残酷で、独裁的なやつ。
あの世界で大人が出来ることって本当に何なんだろうって今でも思います。
自分が加害者の時も被害者の時も裁く側の一人だった時もあったと思うけど、そのどれもが今思い出すと恐ろしいことばかりだったなって震えます。
大人になったら今より少し自由になるから
そうなったら大丈夫だからって教えてあげるしか思いつかないんだけど
本当はそんな恐ろしい檻の中から逃がしてあげられたらそれが一番良いのになって思います。
しなくて良いなら辛い思いなんてしない方が良いに決まってるもんね。
汚くてくだらない、ほんのつまらない楽しい思い出話でしたが
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
個室トイレからの脱出 @mourimaki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
あー坊譚/野苺スケスケ
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 3話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます