第11章29話 終焉のマギノマキア -Chaos Caller-

◆  ◆  ◆  ◆  ◆




 ――ゼラの能力にフランシーヌの『血』を操る能力が加わった、って感じか……。

 ――だが、フランシーヌほど理不尽な能力ではないっぽいな。


 受けた損傷を《黄金巨星ライジングサン》の能力で回復しつつ、更にゼラから距離を取りながらアリスは冷静に分析する。

 もしゼラがフランシーヌと全く同じ能力を持っているのだとしたら、先ほど身体を貫いた『血』が体内へと潜り込み、内部からズタズタに引き裂くという一撃必殺の攻撃をしてきたはずだ。

 それをしなかったということは、似た能力ではあるが全く同じ能力ではない、ということを意味しているだろうと考える。

 ……ただ、ゼラがまだ能力に不慣れなだけであって、今後やってこないとは限らない。


 ――どっちにしろ、体力勝負になったらオレは危ういしな。

 ――ここからは一撃ももらわずに勝つつもりでいねぇとな。


 食らわなければいい、シンプルな考えだった。

 どうせ互いに必殺の一撃を放ち続ける短期決戦だ。

 だからどちらかと言えば『当たらなければどうということもない』ではなく『殺られる前に殺れ』の精神である。

 ……これもまた、『ゲーム』で相手に勝つためにどうすればいいか、という問いの答えの一つではあろう。

 とはいえ、『最適解』がわかっているからといって実行できるとは限らないのもまた戦いである。


 ――……チッ、ゼラに対処するしかねぇか……!


 この場における真の『最適解』は――、であることは理解している。

 が、それをするのは難しい。

 弱ったヤツ――ケイオス・ロアを真っ先に倒し、ゼラとの一騎打ちにすることができれば理想的ではあるものの、ゼラがそれを許さない。

 どこまで考えているのかアリスからはわからないが、ゼラは真っすぐにアリスへと突進してくる。

 案外と、三つ巴の状態が一番都合がいい、ということを本能で理解しているのかもしれない。


「くっ……速い!?」


 距離を開いたアリスだったが、すぐさまゼラが地を駆けて距離を詰めてくる。

 この速さも、元のゼラよりも圧倒的に上回っている。強化魔法を掛けたフランシーヌのようだ。

 ゼラの速さを考えれば、迂闊にケイオス・ロアへと追撃を仕掛けようとしたら一瞬で首を刈られかねない。


「ext《超弾矮星ウラヌス》!!」


 迫るゼラへと手を翳し、カウンターで魔法を放つ。

 アリスの手のひらの先にバスケットボール程度の大きさの『星』が現れ、その場に滞空――いやアリスの手の先に浮かび続ける。


「オオオオオオオオオオオオォォォォォォォッ!!!!!」


 真っすぐに突っ込んで来たゼラはそれを回避することもなく、正面から激突。

 すると『星』に触れた部分から激しい火花が炸裂、ゼラの肉体がゆく。




 新魔法 《ウラヌス》――それは、《超速矮星マーキュリー》や《超穿巨星ネプチューン》と同様に『回転』の力を利用したである。

 少ない魔力で効率よく相手へとダメージを与える方法として選んだのが『回転スピン』だ。その威力は一時はこの戦場を支配しかけたことからも明らかであろう。

 《星天乱舞ディアトン天魔ノ驟雨アステラス》との組み合わせを前提としつつも、単体での狙撃能力に優れた《マーキュリー》。

 通常の巨星と同じ範囲を持ちつつ、力業での防御や相殺を困難にした《ネプチューン》。

 そして、アリスがそこまで得意としていない接近戦時の『武器』として使用するために創り出した《ウラヌス》。

 『回転』の力という今までとは全く異なる方向性の各種魔法――これらは確実にアリスを勝利へと近づけていた。


 ……相手が対抗できないままであれば、だが。




「……マジか、こいつ……!?」


 《ウラヌス》は超高速回転する星で相手の攻撃を弾く、あるいは《マーキュリー》のように直接ことでダメージを与える魔法だ。

 肉体の欠損、というユニットにとってはダメージ以上に致命的な傷を与えることを目的とした、正しく『殺意の塊』のような魔法と言える。

 その《ウラヌス》と真正面からぶつかったゼラは――

 ガリガリと身体を削られつつも、まるで《ウラヌス》の回転を止めようとするかのように抱きかかえながら、なおもアリスへと迫ろうとしているのだ。


 ――……! 拙い……!?


 魔法の効果時間が切れるよりも拙い事態が起きていることをアリスは悟る。

 ゼラの目的は、《ウラヌス》を止めて強引に突破すること

 最初は本能のまま突撃していたのだろうが、《ウラヌス》を食らった瞬間に目的を変えたのだ。


「くそっ!?」


 アリスはその場から更に後退しようとする。

 それと同時に、アリスの周辺の空間から無数の『槍』が生み出され突き出される。

 間一髪、貫かれることは免れたが《ウラヌス》は手元に出現させる魔法だ。

 アリスが退いたことにより、ゼラもすぐさま前進。距離自体は全く開けていない。

 つまり、窮地には変わりないということだ。

 アリスを攻撃した『槍』がゼラの身体へと吸収され、再び戻る。

 ……そう、ゼラの本当の目的はだった。


 ――こいつを倒すには、欠片も残さず消滅させるしかねぇのか……!?


 《ウラヌス》によってゼラの肉体は確かに削られた。

 しかし、神代の金属を取り込んでいるゼラの身体は『泥』であり『金属』でもある。

 故に、削られた際に細かい破片が周囲へと飛び散っていたのだ。

 その細かい破片も、今のゼラならば遠隔で自在に操作することが出来る。

 飛び散らせた破片を操作して『槍』を作り出し、アリスを不意打ちで攻撃しようとした――それがゼラの本当の目的だったのだ。

 《ウラヌス》で削られた時のダメージがあるのかはアリスからはわからないが、破片をわざと飛び散らせて反撃しようとしてきたことを考えれば、想定よりもかなり下回るダメージであることは間違いないだろう。


「うおっ!?」


 まだ距離は詰められ切っていないが、ゼラが大きく腕を振る。

 すると、腕がまるでゴムのように伸び、まだ離れているアリスへと勢いよく叩きつけられようとした。

 生半可な攻撃が通用しないほどの硬さに加え、相変わらず泥のような柔軟性を持っている――近距離戦になれば、おそらく魔化したアリスでも敵わないだろう。ゼラを削り切る前に、アリスの魔力が尽きて再生ができなくなる可能性が高い。

 遠距離戦では一方的に撃ち負けるだけということを、そして接近戦こそが唯一の勝ち筋だということをゼラもわかっているのだろう、ひたすらに前進を続ける。

 ……この戦いで一番恐ろしい『初見殺し』である回転する星魔法はゼラには通用しなくなった。それがゼラを強気にしている一因でもあろう。


「ならば……cl《焦熱矮星プロキオン》ッ!!」


 同系列の《超熱巨星マーズ》ならばゼラの肉体も滅ぼせるのだから、《プロキオン》も同様に通じるはずだ。

 範囲が狭いため一撃でとどめを刺せるとまでは期待しないが、少しでもゼラの動きを止めなければ延々と不利な距離での戦いを強いられることとなってしまう。

 完璧なタイミングでゼラの胴体部分へと《プロキオン》が突き刺さる――


「…………はぁっ!?」


 《プロキオン》の火球がゼラの胴体をのだ。

 正確には、《プロキオン》との接触の瞬間にゼラは自分の肉体を変化させて《プロキオン》の通り道を作ってスルーしたのである。

 これはゼラにしかできない回避法であった。

 ともかく、止まらずに前進するゼラに対し、魔法を放った直後のアリスは大きな隙を晒していることになる。

 当然隙を逃すこともなく――いや、きっと『隙がある』というような考えもなく、ゼラは『攻撃できる時には攻撃する』というつもりだったのだろう。

 一度は外した振り抜いた腕を、生物では絶対ありえない軌道で無理矢理反転させ、今度こそアリスへと攻撃を当てる。

 当てる瞬間に拳に鋭い棘を生やし、アリスの身体へと突き刺して……。


「こ、の……ッ!!」


 右の鎖骨辺りに食い込んだゼラの拳は当然外れない。

 それどころか、アリスの体内深くへと潜り込もうと刃を伸ばそうとしている。

 フランシーヌと同じとまではいかずとも、一度体内への侵入を許せば内部からズタズタに引き裂かれる。ユニットにとって『一撃必殺』に近い攻撃力を持っているのには変わりはない。


 ――《灼熱巨星シリウス》を……いや、間に合わねぇ!?


 胸元を抉られるのはもはや避けられない。

 だから、


「cl《赤色巨星アンタレス》――ぐぅっ!?」

「……ッ!!」


 ゼラを倒すのは諦め、回避しきれないほどの規模の巨星魔法で無理矢理距離を開こうとする。

 身体をいくら変化させたところで巨星は回避できない――ジュリエッタの全身スライム化と同じ要領での回避は可能だが、そうするとアリスへと突き刺した腕も解除しなければならなくなる。

 その咄嗟の判断はゼラには難しかった。

 アリスの思惑通り巨星は直撃、しかし神代の金属同等の肉体を持つゼラには大したダメージは与えられていない。

 それでも衝撃だけは伝わる。

 押し出されたゼラに対してアリスは身体が引き裂かれるのを承知でその場から更に勢いよく後退。

 ダメージを受け、胸元を大きく引き裂かれはしたものの危機を脱することはできた。


 ――くっ、侮るつもりはなかったが、ここにきてゼラがここまでやるようになるとはな……!


 多少の犠牲を伴う結果とはなったが、狙った通り距離は話すことは出来た。

 戦況としては、ゼラの急激なパワーアップにより再びアリスが少し不利になった……というところだろう。

 『切り札』は先に切った方が押し切らなければならない。

 さもなければ、後から切った札に逆転される――その通りになった形だ。




 ゼラは今やこの場における『最大の脅威』と言ってもいいだろうレベルに到達している。

 生半可な攻撃はそもそも通用しない『硬さ』を持ちつつ、更に危険な攻撃は肉体を変化させることで回避……しかも同時に移動と攻撃を繰り出す『柔軟さ』も持ち合わせている。

 ゼラを倒すために必要な火力が高い上に当てるにも一工夫が必要なのだ。

 攻撃方法こそシンプルではあるものの、最大強化したアリスの身体を容易に斬り裂くことができるほどの攻撃力を持ちつつ、しかも『人間』ではありえない動きをすることもできる。

 紛れもなく強敵であろう――フランシーヌの犠牲を経て誕生した、最終決戦に相応しい相手である。


 ――……!? そういや、ロアはどうなった……!?


 アリスがゼラを相手にしていた数秒間、ケイオス・ロアの動きがない。

 ダメージを受けたのは間違いないが、この程度で倒れるほどヤワではないとも思っている。もちろん、脱落しているのであれば残念に思いはするがゼラに集中することができるようになるだけだが。

 ケイオス・ロアと協力してゼラを倒す、とも考えていない。

 ただ単に、ゼラに集中している間にケイオス・ロアから攻撃を食らうことを心配しているのだ。




 ……そのアリスの心配は、現実のものとなる。




「――《アグネアストラ》」




 呟くような、ケイオス・ロアの小さな声は――奇しくもアリスとゼラの放つ爆音がちょうど途切れた時に放たれた。

 彼女の魔法の発動と同時に、周辺が火の海に包まれる。


「!? くっ、やはりか……!?」


 当然ケイオス・ロアが倒れたとは思っていなかったが、懸念通りまとめて攻撃を仕掛けて来た。

 先の《ヴァーミリオンサンズ》は確かにアリスが《超界巨星サターン》によって逸らし、回避することはできていた。

 けれども、あくまで『逸らした』だけであり魔法そのものは残っている――自分たちに当たらない位置へと逸れた火球が着弾し、燃え広がってはいたのだ。アリスたちには到底当たらない位置にあったこと、そして何も燃えるもののない空間であったためそのうちに消えるだろうということで気にもしていなかったが……。

 ケイオス・ロアの魔法が、その残り火へと掛けられ、巨大な火竜と化してアリスたちへと降り注ごうとする。




 切り札たる『時間』を封じられたとしても、ケイオス・ロアの攻撃力は変わりはない。

 むしろ攻撃に集中した時にこそ、彼女の真価が発揮されると言えるだろう。


「どいつもこいつも……っ!!」


 一瞬にして火炎地獄と化そうとする戦場。

 その中において、ゼラは炎を恐れることもなく――むしろ自分が焼き尽くされる前に相手を倒そうと、構わず再びアリスへと向かって前進してこようとする。

 アリスはというと、どちらの攻撃もまともに食らい続けるわけにはいかない。




 ……再び状況が一変し、ケイオス・ロアとゼラのターンへとなったことをアリスは嫌でも理解せざるをえなかった。




◆  ◆  ◆  ◆  ◆




 ゼラの攻撃により腹部を大きく斬り裂かれたケイオス・ロア。


 ――……ダメだ……このままじゃ……。


 治療系魔法を『時間』属性へと集中させてしまっているため、傷を受けても回復することはできなくなってしまっている。

 まさか属性封じなどというとんでもないことをできるとは想定していなかったのだ。

 ……魔法によってそのようなことは通常できない、不可能だろう。想定していなかったケイオス・ロアが悪いとは言えまい。

 ともあれ、体力はともかく傷の回復ができない以上、ゼラの攻撃はケイオス・ロアにとって致命傷になったと言える。

 まだ戦うだけの体力はあっても、身体を動かすことができなければ意味がない。


 ――こんなところで、終わるわけには……!!


 普通ならば『詰み』だ。

 一瞬の油断――『ゼラもフランシーヌも倒した』という油断が招いた致命的なミス。

 それを受けてケイオス・ロアは敗北する……はずだった。

 しかし、ケイオス・ロアは諦めない。


 ――このくらいじゃ、絶対にあの子アリスは諦めない……!!


 ケイオス・ロアの脳裏に浮かぶのは、かつてホーリー・ベルとして共に戦っていた頃のアリスの姿だ。

 今とは比べるべくもない力の差があのころにはあった。

 メインとなる巨星魔法も、神装もない……言ってしまえば『非力』な魔法使いだったアリスだが、その心根は今と変わっていない。

 共に赴いた天空遺跡にて、当時の自分たちにとっては相当な格上であった氷晶竜ブランと死闘を繰り広げた時もそうだ。

 片腕を失いつつも一切諦めることはなく、最後には勝利した。

 ……それこそが、アリスの『力』の根源であり最も恐るべきモノなのだ、とケイオス・ロア美鈴は理解していたはずだった。


「……オペレーション、《ステイプル・エイド》……うぐっ!?」


 だから、ケイオス・ロアも諦めない。

 ケイオス・ロアが《剣装ミツルギ》の持つ『金属』属性の魔法を発動させる。

 斬り裂かれた腹部へと、金属製の大きな芯針ステイプラーを幾つも突き刺し、無理矢理傷を塞ぐ。

 ……ブラン戦でアリスが切断された腕を繋いだ時と同じように。


 ――なめんじゃないわよ……!!


 今、アリスとゼラが攻防を繰り広げている。

 二人ともケイオス・ロアは既に眼中にないようで、互いに決定打を刺そうと撃ち合っているように彼女には見えた。

 それが腹立たしい。

 ……二人の内心は当然ケイオス・ロアにはわからないが、彼女には見えるという事実には変わりはない。

 つまり、ケイオス・ロアは『脱落した』と思われている、と思っているのだ。

 全ては不覚をとった自分の責任。だから、一番腹立たしいのは、《神装カムライ》を使ったというのに一方的に相手に押され、ついには『脱落した』とまで思われた自分自身だ。


「ぐっ……オペレーション……!!」


 勝つためにはどんな手でも使う。

 そして勝つ。

 そうでなければ、ここまで自分を送り込んでくれた仲間たちにも、最後の戦いへと集った対戦相手にも面目が立たない。

 傷の痛みを堪えつつ、ケイオス・ロアは戦いの主導権を自身に取り戻すための『一手』を使おうとする。


「――《アグネアストラ》」


 瞬間、燃え残っていた炎が再び勢いを取り戻し、地より天へ、そして竜となり再び地へと降り注ごうとする。

 アリスとゼラが戦っている最中、《サターン》で防ぐこともできないタイミングだ。

 仮に《サターン》で防がれたとしても

 狙いはダメージではないのだから。




 ケイオス・ロアの狙った通り、《ゼラへの対応で手一杯となっているアリスには《サターン》を放つタイミングがない。

 かといってすぐにゼラへと有効打を繰り出すこともできず、またケイオス・ロアが生き残っていることがわかっても対処しようがない。

 ダメージは与えることはできても、これだけでとどめになるとはもちろん考えていない。

 からが、ケイオス・ロアの本当の狙いなのだ。


「オペレーション《:ヴァジュランダ》!!」


 《クロスオーバー》――それは、《オーバーラップ》と共に新しく作り出した、ケイオス・ロアホーリー・ベルの『欠点』を強引にでも埋めるための魔法だ。

 効果は、複数属性を身に纏うことができる《オーバーラップ》と似て異なる。

 簡単に言えば『属性合成魔法』である。

 複数の異なる属性の魔法を同時に使用、かつ各々の特性を殺すことなく合成する――いわゆる合体魔法のようなものだ。

 《アグネアストラ》が『炎』の、《ヴァジュランダ》が『雷』の竜を生み出し、それらを《クロスオーバー》が合体させる。

 結果、炎と雷、両方の性質を備えた赤雷の竜が戦場を覆う。




「……っ!?」


 アリスもゼラも、襲い掛かる赤雷竜を回避することも防御することもできなかった。

 特に『多少の炎なら食らっても問題ない』と思っていたであろうゼラにとって、この雷は効いた。

 ……仮にアリスが万全の態勢で《サターン》を放ったとしても、『炎』はともかく『雷』は完全に捻じ曲げることはできなかったであろう。

 半ば不意打ち気味の、ケイオス・ロアによる予想外の攻撃は二人に思わぬダメージを与えることが出来た。

 が、まだとどめには到底及ばない。

 この攻撃で作れた隙で自らの態勢を立て直し、追撃を放ち続けて反撃を許すことなく二人とも倒す。

 ケイオス・ロアの本当の狙いはそれだ。




 すなわち、この戦場に更なる混沌を喚んで場を引っ搔き回して自分のターンを作り出す、ということである。

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