第10章18話 "殲滅の狂姫"アリスvs"混沌の咆哮"ケイオス・ロア(前編)
* * * * *
……私だって、かつての『嵐の支配者』戦で偶然遭遇した時にそう思ったことは確かだ。
本音を言えば『今』『この場』で戦ってほしくはない……だけど、私が二人を止めることはできない。
厭らしいことを言えば、ここで『敵』の戦力を削ることには大きな意味があるし、何よりも使い魔――ミトラがこの場にいるのだ。もし彼を倒すことができればガイアをめぐる戦いは俄然有利になると言える。
……まぁ流石にここでミトラをゲームオーバーに追い込むのを良しとするかは悩ましいところではあるけど……美鈴たちが『ゲーム』から離脱してしまうのを良しと思うかどうかという点が悩みどころだ。
ミトラ=ゼウスの可能性があることを考えたら、倒しておきたいというのも本音ではあるが、逆にゼウスあるいはそれに近しい存在だった場合に倒してしまったら私に対する警戒度を上げられるとも考えられる。
どちらにしても、それを考えるのはまだ早い。
アリスとケイオス・ロア――二人の戦いがどうなるかにかかっている。
考えたくはないけど、アリスの方が負ける可能性だって十分にあるのだ。
それだけケイオス・ロア……というかホーリー・ベルは強かった。
私の知る様々なユニットの中でも、『汎用性特化』というアリスと同じ性質なのもそうだし、何よりも戦闘に対する意欲そして戦闘センスがずば抜けていた。
このあたりはきっとアリスと同じ理由なんだろう。本人のやる気も十分だし、ドラゴンハンターとかゲームで培ってきた経験が活きているというパターンだ。
……そして、あまり近接戦をしてきたのを見たわけではないけど、何気に美鈴も剣道部所属――つまり千夏君やあやめみたいに現実での経験を活かせるかもしれないという強味がある。
具体的な戦闘は見ていないが、アストラエアの世界でもBPと二人がかりだったとは言え、アリスが手も足も出せなかったピース軍団をずっと押しとどめていたという実績もある。
絶対に油断などできない――紛れもない『強敵』であろうことは想像に難くない。
加えて場所も悪い。
空中であるというのは百歩譲って良いとして、惑星サイズのモンスターがいる状態だ。
今は大人しくしているガイアだけど、これがいつ動き出すかわかったものではない。そして、こんな巨体……というのも馬鹿らしいサイズの相手が積極的に攻撃を仕掛けてきたとしたら、ひとたまりもないだろう。
そんな不安定な場所で、ある意味『因縁の相手』との決戦に臨まなければならないのだ。
「cl《
……幸いなのは、アリスのメンタル面については心配がいらなさそうというところか。
戦闘すると決めたら躊躇うことはない。すぐさま全身を強化、更に武装を作り出して戦闘態勢を整えている。
……うん、よし。私一人いつまでもグダグダと悩んでいても仕方ない。
やると決めた以上、ここはしっかりとケイオス・ロアとの戦いに集中しよう。
ミトラをどうするかについても、まずは彼女との戦いを征しないことには意味がないのだから。
「……どうした、ロア。貴様は準備はいらんのか?」
戦闘態勢を整えたアリスに対し、ケイオス・ロアはそれを待つだけで特に何もしようとはしなかった。
まぁ『本気』の戦いなのだからこちらを待つ必要もなく攻撃を仕掛けようとも文句は言えないんだけど……それをせず、かつ自分も動かないというのは少々解せない。
アリスの問いかけに、ケイオス・ロアは僅かに笑みを浮かべる。
「ご心配なく。っていうか知ってるでしょ? あたしの魔法は前準備はいらないって」
「……だったな」
アリスもまた笑みを返す。
ケイオス・ロア、というかホーリー・ベルの魔法は確かにそういう性質だった。
もちろん、『属性』によってはあらかじめ準備をしておく必要があったりもしたけど……私の記憶が確かならば、彼女の魔法には『自己強化』に類するようなものはなかった――覚えがある。
その場その場で臨機応変に属性を切り換え、魔法を放つ――そのスタイルに変わりはないのであろう。
「一応不利にならないように説明しておくと、あたしの魔法とギフトは以前と変わってないわ。
……ま、使う属性とかはちょっと変えてるけど――それは戦いながら見せるとしましょうか」
「ふん、余裕だな」
……流石に手の内全部を最初から明かしてはくれないか。
相手はアリスの能力を大体理解しているだろうし、別れた後に使うようになった魔法もあるけどオルゴール経由で聞いているかもしれない。
そういう点では、こちらが結構不利な側と言えるだろう。ま、文句は言えないけどさ。
アリスも了解しているようだ。特に文句を言うことはない。
ちなみに、ケイオス・ロアの言っていることに嘘はないだろう。
私がスカウターで見たところ、マスクされた魔法が一個あるけど残る能力はホーリー・ベルのものと同じだった。ギフトも【
ふむ……そう考えるとますます美鈴がケイオス・ロアとして復活したことに疑念が湧いてくるな……。
魔法もギフトもそっくりそのまま引き継ぐなんて、ありえるのだろうか……? いや、まぁそもそも復活すること自体がありえないことらしいから、私が考えてわかるようなことではないんだろうけどさ……。
それはともかく――
『”……アリス、わかってると思うけど、以前のホーリー・ベルと全く同じと思わない方がいい”』
『ああ。持っている能力は同じでも、同じ魔法を使うとも限らないしな。
それに、あいつ――
なるほど、確かに。
ケイオス・ロアの霊装は未だに見えていない。以前ならば『セプテントリオン』という魔法に合わせて姿と特殊効果を変える霊装を使っていた。
もし霊装も同じならば既に見えていなければおかしいけど……見えないってことは、もしかしたら霊装は変わっているのかもしれない。
……ここまで来て見せていないということは、おそらくは『セプテントリオン』とは違う霊装なのだと思っておいた方がいいだろう。手の内全てを晒すようなことはせず、私たちの記憶との『ギャップ』を突いて勝ちをもぎ取りに来る――私たちの知る
それを卑怯とは言うまい。勝つためならばとれる手段は幾らでもとる、そういう面はアリスにだってある。
……まぁ、だからと言って、アリスに相手に知られていない『隠し能力』は全くないんだけどね……。
「もう少し落ち着いた場所で戦いたかったが、仕方ない。
やるぞ、ロア!」
「ふふっ、同感! だけど出会っちゃった以上――本気でいくわよ、アリス!!」
互いに戦闘態勢も整った。戦意については言うまでもない。
「cl《
先手を取ったのはアリス。
そこそこ近い距離にも関わらず、遠慮なしの巨星魔法を放ちつつ自らも接近。《バルムンク》で斬りかかろうとする。
「ふふふっ」
普通の相手なら一気に制圧されかねない巨星魔法だけど、流石にケイオス・ロアには通じないか。
涼しい顔で飛んで巨星を回避、更に斬撃も回避する。
アリスもこれ一発で決められるとはもちろん思っていなかっただろう、すぐにケイオス・ロアを追いかけながら魔法を連打する。
……でも、それらもケイオス・ロアは軽々と回避してしまう。
あー……これ拙いな……。巨星魔法の『欠点』とも言えるかもしれない。
普通なら回避も防御も難しい大質量の攻撃魔法ではあるんだけど、その大きさ故にアリス自身の動きも制限されてしまうのだ――流石に存在している巨星魔法のど真ん中を、術者本人とはいえ突っ切ることは出来ない。
その、自分自身で動きを阻害してしまっている隙をケイオス・ロアは突いて回避しているのだ。
……理屈はそうだとわかっていても、だからといって容易に実行することは普通はできないだろう。
アリスの魔法をある程度知っている、かつケイオス・ロア本人の『ゲーム』への適性――現実での経験値を活かした上での実力があってこそだ。
「ふん、流石にこの程度ではどうにもならんか」
有効打を与えられておらず、本来ならば『必殺』と言ってもいい攻撃を回避されているにも関わらずアリスの表情には笑みが浮かんでいた。
手を抜いているわけではないけど、『この程度』の攻撃でどうにかなる相手ではない、というのが嬉しいのだろう……きっと。
『ライバル』が強ければ強いほど楽しい――私にはちょっとわからない感覚だけど、そういうことなんだと思う。
……現実世界で二人がドラゴンハンターやってるのを見てて何となく互いにそう思っているのはわかる。
ありすと美鈴、どっちも意外と負けず嫌いなところがあって、『同じ装備で同じモンスターをどっちが早く狩れるか』とか『初期武器のみ、防具なしでどっちが早く狩れるか』とかわけわかんない競争とかよくやってたしね……。
それはともかく、この『ゲーム』においてもそこは変わりないのだろう。
”! 拙い、ガイアが動く!”
だが、二人の事情などおかまいなしに状況は動き出す。
出現以降目立った動きを見せなかったガイアが動き始めたのだ。
とはいっても、私たちから見たら大地そのものとしか言いようのない巨体だ。一体どのような動きをしているのかは正確に把握することすら難しい。
ただわかるのは、その巨体を横たえた……という感じだ。
雲の上にガイアの背中……だろうか? それがまるで大地のように現れている。
それもまた空の彼方まで伸びている大きさで、一体どれほどまでなのか想像もつかない。
「ふん、足場ができたか」
”いや……まぁそうっちゃそうなんだけど……”
落下を考える必要がなくなったのは幸いとは言えるんだけど……。
ガイアの背中だし、いつ激しく動き出すかもわかったものではない。
それに、奴の体表には溶岩が流れ出しているのだ――蛇みたいな見た目ではあるけど、多分どっちかというと両生類の『ぬめぬめ』に当たるものなのだろうとは思う――赤赤と光を放つ溶岩は当然ながら触れたらアウトな温度なのは間違いないだろう。
あくまでも落下時の保険、程度に考えていた方がいいとは思う。
「それじゃ――そろそろこっちからも行こうかしらね」
と、今まで回避一辺倒だったケイオス・ロアも動き出す。
「エクスチェンジ《
お得意の属性変化魔法からか!
……が、以前のホーリー・ベルの時と違って見た目に変化が見えない。
「……わかりにくくなったな、おい」
アリスも同じことを思ったらしい。
思わず口にしてしまうが、
「あー、まぁね。手足の『枷』が変わってるんだけど――まぁ諦めて」
”……ちょっと、ケイ。何でわざわざ……”
ミトラがぶつくさと文句を言っているが、応えてくれた。
ふむ? 言われて見てみると、ケイオス・ロアの両手足首には『枷』のようなものが嵌っている。
全身を包帯でグルグル巻きにしていることといい、何というかただの『悪堕ち魔法少女』というか、『封印された悪堕ち魔法少女』といった方が正しいかもしれない。
……美鈴の思っている『魔法少女』とは全く異なるイメージではあるけど、まぁそれは本人がどう思っていようがどうしようもないことだけど。
その枷がよく見ると銀色の金属質な輝きへと変わっている。
見た目での変化が前に比べてわかりにくい……エクスチェンジの発動を見逃すと痛い目に遭いそうだ。まぁ、ケイオス・ロアの扱う属性や魔法はほとんど見ていないから、どっちみち初見殺し的な魔法を食らったら危ないのには違いないけど……。
「『
「!? うおっ!?」
彼女が叫ぶと共に、両手首に嵌められた『枷』から鎖が伸びる。
鎖の先端には鋭い刃が付けられていて、どっちかというと鎖鎌に近いかもしれない。
……あの『枷』がケイオス・ロアの霊装なのか!?
「ロード《ハイドラ》!」
『枷』から4本ずつ、合計8本の鎖剣が伸び、それらが生き物のように動いて私たちを襲おうとする。
今使ったのはロード――ってことは、やはりあの『枷』がケイオス・ロアの武器型霊装と思っていいのだろうか。
「チッ、cl 《アンタレス》!」
変幻自在に動く鎖を剣で弾くのは流石にアリスでは無理だ。
《アンタレス》を放って鎖の進路を塞ぐとともに、後退して距離を取り挙動を見極めようとする。
「オペレーション《アイアン・サーベル》!」
が、ケイオス・ロアがオペレーションを使うと共に、鎖の先端の剣が変化――鋭い刃を持つ『刀』へと変わり一点集中……真正面から受け止めると共に八方へと広がって《アンタレス》を切り刻み、そこを真っすぐ突き抜けてアリスへと迫ってくる。
これには流石に驚かされた。
クリアドーラみたいに逆に叩き潰してくるという相手はいたが、文字通り『切り抜けて』来る相手は初めてである。
《アンタレス》ではなく爆発する《
ケイオス・ロア本体と8本の鎖が、退こうとしたアリスへと迫る。
「ふん、そうこなくてはな」
だが、アリスは全く焦る様子もなく――むしろますます楽しそうに笑みを浮かべると、こちらも自ら前へと出てケイオス・ロアを迎え撃とうとする。
単純な手数ではこちらが圧倒的に負けている。ましてや、
いかに空中戦であろうともその点に変わりはないはず……ならば、アリスの方が圧倒的に不利なのには違いない。
「cl《
「! その魔法は……くっ!?」
アリスの周囲に撒き散らされた『板』――触れるものを弾き飛ばす《アスガルド》の結界が鎖を阻もうとする。
……やはりオルゴールあたりからある程度は話を聞かされていたのだろう、あるいはナイアとの戦いを見ていたか、どちらでもいいけど《アスガルド》の効果は理解しているようだ。ケイオス・ロアの表情が変わる。
「貴様との戦いは望むところだが、状況が状況だ。のんびりもしていられないし、速攻でいくぞ!」
当然アリスも状況は理解しているようだ。
ケイオス・ロアとの戦いを『楽しみたい』という想いこそあれど、優先順位を間違えることはしない。
狙うは短期決戦。
ガイア本体が動きだす前に――そしてガイア内部にいるであろう仲間たちの身に危険が及ぶ前に、この戦いに決着をつける気だ。
「ext《
邪竜の黒い鎧が、神々しい純白の鎧へと姿を変え、背から一対の光の翼が現れる。
《フレズヴェルグ》――。今までの戦いの経験から、アリスが生み出した『最強の強化外装』の魔法である。
《
攻撃力も防御力も、そしてもちろん機動力も、あらゆる能力を強化する神装……これを使って短期決戦を狙う。というより、それ以外に方法がない。
《
後のことを考えれば――ケイオス・ロアとの戦いが最後ではないのだから――魔力消費の大きさも響いてくる。
当てられるかわからない超消費の魔法を使うより、自己強化を重ねた上での短期決戦こそが今一番の選択肢だと言えるだろう。
「行くぞっ!」
光の翼がはためくと共に、アリスが一瞬で間合いを詰めて斬りかかる。
「ロード《ケトゥス》!」
しかし流石にケイオス・ロアの隙をそれだけでつくことはできなかった。
すぐさま鎖に新たな魔法をかける。
すると、鎖が一塊となって巨大な『盾』となりアリスの剣を受け止める。
……いや?
”! アリス、気を付けて! この鎖は――”
確かに《バルムンク》の一撃を受け止めはしているものの、それはあくまでも鎖が塊と化しているからに過ぎない。
剣は確実に鎖を斬り裂けていた。
もしこの鎖がケイオス・ロアの武器型霊装であるならば、いくら《バルムンク》とはいってもこう易々と斬り裂けるはずがないのだ。
「エクスチェンジ《
「チィッ!? 炎属性か!?」
拙い、こっちが鎖=霊装ではないことに気付いたことに気付かれたか!
ケイオス・ロアがすぐさま属性を切り換えると同時に、鎖が『炎』へと変化する。
確か以前の《
それと同様、鎖の属性も自動的に変化し、鉄の鎖から炎の鎖へと変わったのだろう。
……となれば、やはり彼女の武器型霊装は他にあると見て間違いない。
斬りかかったアリスはというと、灼熱の炎にそのまま包まれるのを避けるためその場から離れざるをえない――この炎を突っ切って攻撃を仕掛けることも《フレズヴェルグ》を纏っていれば可能かもしれないが……まず間違いなくノーダメージでは済まないし、私へのダメージを気にしてしまったのだろう。
……以前のクリアドーラの言葉が私の脳裏によみがえる。
『使い魔という足かせ』――確かにその通りだ。
使い魔が近くにいるからこそ回復を安定して行えるというメリットはあるが、逆に使い魔へのダメージを常に気にしなければならないというデメリットは確かに存在する。
そこを諸に突かれた形になってしまった……。
「『七死星剣』よ!」
そして更に――私がさっき思ったことの逆パターンをケイオス・ロア自ら仕掛けてきた。
燃え盛る鎖……いや、炎の塊を自ら突っ切って最短距離を通ってアリスへと迫る。
その手には奇妙な形の『剣』――いわゆる『七支刀』と似た剣があった。
あれこそがケイオス・ロアの本当の武器型霊装なのだろう。
剣が身に纏う属性と同じく、赤熱し炎を発している。
「くそっ!?」
退こうとしたのが誤りだった、とは言わない。
しかしこの局面においてはケイオス・ロアの方が『上』をいったとしか言えないだろう。
さっきとは逆に、ケイオス・ロアがアリスへと斬りかかってくる。
赤熱する刃を《バルムンク》で受け止めるものの、
「オペレーション《フレアボルト》!」
至近距離から炎の矢を連発。
鍔迫り合いの体勢となっていたアリスはそれを避けることができず、両腕にもろに食らってしまう。
……が、
「cl《
「!?」
炎の矢を浴びつつも、アリスも負けじとカウンターで《ブラックホール》を至近距離で放つ。
《フレズヴェルグ》を纏っておいて正解だった。
この魔法のおかげで防御力も上昇している。もっと強力な魔法だったら危なかったかもしれないが、
「オペレーション《エクスプロージョン》!!」
《ブラックホール》は属性を持たない完全な物理攻撃だ。
これを受け止めるには純粋なパワーが必要となる。
流石のケイオス・ロアであってもこれは受け止められないだろう、それに至近距離から放ったため回避することも難しい。炎の魔法での相殺も難しいはず。
……そう思っていた私だったが、彼女の判断は速く、そして的確だった。
どうすることもできない、と判断したケイオス・ロアは咄嗟に『爆発』の魔法を放ち、自分を巻き込む形で周囲全てを吹っ飛ばしたのだ……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます