第9章43話 Rave of Stardust and the ...

◆  ◆  ◆  ◆  ◆




「ぐ、うぅ、あぁ……」

「! クリアドーラ……!」


 《星天崩壊エスカトン天魔ノ銀牙ガラクシアース》は完膚なきまでにクリアドーラを叩きのめしていた。

 しかし、まだ消滅してはいない。

 クリアドーラがボロボロになりながらも立ち上がろうとする。

 ……既に身体を包んでいた旭光はなくなり、霊装は砕け、五体は残っているが傷を負っていない場所はないほどだ。

 生きているのが不思議、と誇張なしに言える状態だが、それでもクリアドーラは立ち上がりありすへと視線を向ける。

 その視線はまだ死んでいない。自分の勝ちを諦めていない、戦意の籠った力強い眼差しだ。


「ま、け……ねぇ……まだ、俺様は――負けてねぇぇぇぇぇぇっ!!」


 己を鼓舞するかのような咆哮と共に、残された最後の魔力を振り絞って右腕に剛拳を纏う。

 ありすの方も魔力が尽きた上に身体は度重なる再生でボロボロになっている。こちらも限界が近い。

 それでも、ありすの瞳にもまた戦意は消えていない。


「ん……最後の決着……」

「っらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


 変身していようがいまいが関係ない。

 『アリスを倒す』……それこそがクリアドーラの全てとなっている。

 ナイアの思惑も計画も、アリス以外のメンバーのことも全てどうでもいい。

 この戦いの勝利――それだけが求めるものだ。




 自分に迫る『死』を、ありすはただ冷静に――ひたすら冷静に『視』ていた。

 ……ありす本人は覚えていないが、このようなシチュエーションは何度も見ていた気がする。

 だから、冷静に――変身することもなく、クリアドーラの拳を恐れることもなく、自らも前へと出る。

 自暴自棄になっているわけでも、生身でクリアドーラに勝てるなどと慢心しているわけでもない。

 だ。


「こーる――」


 迫る拳をギリギリで回避、クリアドーラの胸に手を当て――


「《赤色巨星アンタレス》!!」


 旭光も《怒羅號怨鏖羅ドラゴンオーラ》も纏っていないクリアドーラには超至近距離からの巨星魔法を防ぐ術も抗することもできず……。




 巨星に吹き飛ばされ、クリアドーラは今度こそ地に倒れ伏したのだった。




◆  ◆  ◆  ◆  ◆




 まだクリアドーラは消えていないが、もはやまともに戦うことができないのは明らかだった。

 魔力が多少残っていたとしても体力は限界だろう。あと一発……軽く小突かれただけで消滅するほどだと思われる。


「ふぅ、はぁ……」


 クリアドーラを倒したアリスも、体力の限界が近い。魔力に至っては最後の数秒で回復させただけなので、魔法を放つことは難しい上に回復アイテムも使い切っている。

 ……もし、戦闘中に少しずつでも変身を解いて魔力を余計に回復させていなかったとしたら、《エスカトン・ガラクシアース》でもクリアドーラを倒すことはできなかっただろう――たとえ一発でも星が減っていたら、先に刃を届かせたのはクリアドーラの方であったろう。

 そう思えるほどの、ギリギリの戦いであった。


『…………はぁ~……』


 と、今まで黙って観戦していたナイアが大きくため息を吐く。

 まさかアビサル・レギオンの『最強』であるクリアドーラが負けるとは思っていなかったのだろう。

 正確にはまだ生きてはいるが、ここからはどう頑張っても逆転の目はない。ナイアが無理矢理【供給者サプライヤー】を使って魔力を回復させたとしても、体力の方がもうもたないと思われる。


「ラビさん……!」


 そんなナイアには構わず、再び変身を解いたありすは壁に囚われたラビの方へと視線を向ける。


「決着はついた……ラビさんを離して」


 そうきっぱりとありすは言う。

 クリアドーラがまだ生きてるから……と言い訳してくるかもしれないとは少し考えていたが、誰がどう見ても決着はついている。

 もしも約束を守らないようなら――力尽くで、ルールームゥの装甲を破壊して助けるまで。そう思っているからこそ、変身を解いて魔力を回復させようとしているのだ。


『んー……クリアドーラはもうダメかぁ~……。ま、しょーがないよね☆』


 『最強』の戦力をやられたにも関わらず、にぱっとナイアは笑顔を浮かべ――


『【支配者ルーラー】――《ルールームゥ、》』

<……プフー、ピピッ>

<[システム:戦闘モード:起動]>

「!」


 約束など守るわけがない――どころか、ナイアはありすの抹殺を命じてきた。

 ギフトで強制的に操られるルールームゥもあまり乗り気ではないのかため息のような電子音が流れるが、それでも命令に従い『ゴエティア』内部の壁に幾つもの銃のようなパーツを出現させる。


 ――……魔力が足りないけど、やるしかない……!


 ありすが変身を解いている理由をナイアはちゃんとわかっているのだろう。

 魔力の回復もほんの数%程度――神装は当然撃てないし、他の魔法でルールームゥの攻撃を凌ぎ切りつつラビを助けることは到底不可能な魔力量だ。

 ここでラビを狙わずに自分ありすを狙っただけ幸運だったと思うしかない。ラビは一切の抵抗ができないのだから。

 ……裏を返せば、ここで使い魔よりもありすを優先するということは、それだけナイアにとってありすは脅威に思われているということになる。

 故に、この場を無事に切り抜けることができれば、希望が見えてくる……とも言える。


<[システム:殲滅セヨ]>


 だが――


「!?」


 動こうとしたありすの脚を、地面から生えてきた管――ルールームゥの一部が絡め取り動きを封じる。

 それと同時に、前面から避けようのない銃弾の雨が迫ってくる。

 止められたのは一瞬……しかし、それはありすにとって致命的な一瞬の隙となってしまった。


 ――しまった……!?


 躓きかけたことで変身するのが遅れた。

 足を掴まれたことでどちらにしろ変身しても回避することはできず、また《ウォール》で防ぐ切ることもできないほどの弾幕だ。

 いかにありすであってもかわしきれないし、食らったらおしまいだ。

 それでも目を閉じず、必死に打開策を考えようとするも、間に合わず――


「!?」

「ぐがぁぁぁぁぁぁっ!!」


 倒れていたクリアドーラが、ありすの前に立ちふさがりルールームゥからの攻撃の全てをその身に受けた……。




◆  ◆  ◆  ◆  ◆




「クソ野郎が……!」

『チッ……《ルールームゥ、攻撃を続け――』

「少し我慢してろ、アリス!」

「ん……!」


 クリアドーラはそのまま背後に庇ったありすを抱えると、《火怨奪狩キャノンダッシュ》で地を蹴りラビの元へと跳ぶ。


「デク、悪く思うな!」

<! ピピッ!>

「剛拳 《怒羅號怨薙琉ドラゴンナックル》ッ!!」


 正真正銘、最後の力を込めた《ドラゴンナックル》が壁を破壊――


「おらよっ!」

「ん!」

”ふわぁっ!?”


 放り出されたラビをキャッチ、ありすへと手渡した。


『……あーあ、ったく……』


 ラビを救出されてしまったらもうダメだ。ルールームゥに攻撃を続けさせても、ラビが回復できるのであれば防がれる可能性の方が高い。

 ありすをこの場で抹殺する――という約束を破ったゲスな策略は失敗に終わったのだ。

 ナイアもそれを理解し、しょうがないと言わんばかりに肩を竦める。これ以上、この場でありすを倒すことに固執することには大した意味がない。


”クリアドーラ……君は……”

「へっ……勘違いすんじゃねー……」


 ボロボロになったクリアドーラは、もう攻撃してこないだろうということはわかっていつつもありすたちを背中に庇い、ディスプレイに映ったナイアを見上げ睨みつける。


「俺様の勝負を……あのクソ野郎に……おじゃんにされたく、ねーだけだ……がはっ!」


 アリスとの戦い、ルールームゥの攻撃……本当は既に動ける状態ではなかったはずだ。

 なのに無理をして動き、更に霊装に匹敵する硬さの壁を無理矢理砕いたのだ――現に右腕は砕け、もう動かすこともできない。

 ついに限界を迎えたクリアドーラはその場に膝をつく。


「さっさと、回復しやがれ……」

”……わかった”


 ここで回復が間に合わず、ナイアが別の追撃を仕掛けようとして対処できませんでした、では何の意味もない。

 それがわかっているためラビは素直にありすの魔力・体力をアイテムを使ってフルに回復させようとする。


「クリアドーラ……ありがとう」

「……へっ、礼を言われる筋合いはねーぜ……むしろ――」


 感謝するのはこっちの方だ――その言葉をクリアドーラは飲み込んだ。

 ピースとして生まれなおしてから、初めて『本気の全力』を出せた。いや、それどころか全てを出し尽くして戦うことができた。

 結果としては負けたが、妙に満ち足りた気分になっている。


 ――……、ことなんだよな……きっと。


 己の『飢え』――衝動の正体を、この時に至ってクリアドーラは理解した。

 戦うのではない。強敵とのギリギリのせめぎあいがしたいのでもない。

 きっとピースになる前の自分は『正義の戦い』を志していたのだろう。

 だから、ナイアに従っている限りどれだけ戦っても満たされることはなかったのだ。

 彼女の『飢え』が満たされるのは、皮肉にも自分が倒されることでしか満たされなかったのだった。


「あのクソ野郎に、負けんじゃねぇぞ……アリス」

「……ん、絶対にわたしが勝つ」

「ああ…………満足、だぜ……」


 そう言って、心の底から満足したように笑みを浮かべ――クリアドーラは完全に消滅した……。




*  *  *  *  *




 ……敵ではあったけど、クリアドーラを『悪』と言い切ることはちょっとしにくくなったな……。

 己の『信念』というか何か強い想いがあったのは間違いない。それに従って戦っていた――のだろう、きっと。

 もちろん、ナイア側の存在であり、私たちにとっては紛れもない『敵』なんだけど……もし彼女がピースではなかったとしたら、別の形で出会えていたら……アリスとはどこか通じ合えたんじゃないかなという気がする。

 ……クリアドーラだけではない。他のピースたちだって、元々は普通の人間なんだ。よほどのことがないかぎり、きっとわかりあえたはずなんだ。

 今そんなことを言っても何の意味もないけどさ……。

 ますます以て、ナイアのやらかしたことに怒りを覚える。

 もしかしたら彼女たちのほとんどは、ナイアが『冥界』のような罠を張っていなければゲームオーバーにならずに済んだかもしれないのだ。


”ナイア……!”


 奴がすべての元凶なのは間違いない。

 奴さえ倒せばほぼ問題が解決する……というのも間違いないだろう。

 エル・メルヴィンの時はエキドナが黒幕なのかとも思ったけど、実はマサクル=ナイアが生きていたから何も解決しなかった。

 流石にナイアを倒して、別の身体に……というのも考えにくい。あるとしたら、ルナホーク・エキドナを除いて後1回だけ復活してくる可能性がありうるくらいだ。ジュウベェみたいに同じアバターを準備していない限り、最悪のギフト【支配者】はなくなってくれるかもしれない。

 ……いや、こちらにとって都合のいい希望は抱かない方がいいか。

 とにかく今は目の前にいる全ての元凶を倒すことに集中しなければ……。




 アリスの体力・魔力は共に完全回復済みだ。

 不意打ちで一撃で倒されない限りはひとまず安心……とも言い切れないが、この後の戦闘に備えることはできた。

 クリアドーラを倒した後に約束を破って、私ではなくアリスの方を狙ったのは誤算だった――が、考えようによってはそれだけアリスを脅威だと思っているという証明にもなった。

 やはりアリスをナイアの元へと送り込んで倒す。それしか私たちにとれる手段はなかったのだ。


『……』


 ナイアの方はというと、『最強』の手駒であるクリアドーラが敗北。

 不意を突いてアリスを始末することに失敗。

 更に人質だった私も奪還されてしまった。


「使い魔殿、外の連中はどうだ?」

”うん。皆無事だよ”


 もう一つ、私たちにとっての朗報は外で戦っていた皆も全員無事だということだ。

 遠隔通話は塔内に入ってからは通じなくなってしまっているので詳しい状況はわからないけど、体力・魔力の残量はわかる。そして、残量がわかるということは当然リスポーン待ちになっていないということだ――リスポーン選択の通知も来てないしね。

 この時点でリスポーン待ちになっていない、加えて体力・魔力が激しい増減をしていないということは間違いなく無事ということだけでなく、もう戦闘は終わったあるいは落ち着いた……つまり決着がついたということを意味している。

 要するに、


”ピースたちは全て撃破――ってことだね”

「ああ」


 ルールームゥだけはこの空中要塞になっているのが確定しているので健在、とは言えるけど……。

 ルナホークあやめについても不安だが、ヴィヴィアンが無事ってことはきっとなんとかなった、と今は信じるしかない。

 後はエキドナか……奴だけは本当に訳が分からない存在だ。エル・メルヴィン以降全く姿を見せないが油断ならない。過剰に警戒するのもよくないかもしれないが、完全に忘れることもできない……面倒くさいし厄介な奴だ。


「ふん、では残るは――貴様だけだな、ナイア」

『……』


 ……まぁルールームゥはメインで戦えないだろうし、エキドナはどこで何をしているのかわからない。

 ナイアを守っていた――本人はアリスと戦いたいだけだったろうけど――クリアドーラも既にいない。しかも彼女は最後には『ナイアを倒せ』とアリスに言い残してもいる。

 …………大軍団を作っているのは事実だけど、本当の意味で『ナイアの味方』って誰もいないんじゃないだろうか。ふとそんなことを考えてしまう。まぁだからといって同情する気なんて一切ないけど。

 外の戦況はナイアにもわかっているのか、俯いたままナイアは動かない。



 いよいよ待ち望んだ、本当の最終決戦だ。


”……降りてこないなら、こっちから行くだけだけどね”

「ふっ、その通りだな」


 広間で戦えるのであれば、外の皆も合流しやすいだろう。状況次第では操られるかもしれないから突入のタイミングは難しいな……大丈夫そうなら私が強制移動で呼び出す方が確実なんだけど……。

 まぁ奴が素直に戦いの場に現れるとは私もアリスも思っていない。

 ならば当初の予定通り、この塔を昇って奴の元までこちらから出向くまでだ――その間に逃げられないとも限らないけど、仮に逃げ出したとしたら空中要塞を全力で撃墜して奴の拠点を奪うまでだ。

 私たちの『挑発』を受けてナイアは――


『うっ、うぅ……』


 俯き、かすかに震え――


『うふっ、うぷぷっ』


 ――は?


『うくくっ、あっははははははははっ!!』


 楽しそうに――心の底から楽しそうにナイアは笑った。

 ……エル・メルヴィンでナイア一人にアリスたちが負けたのは事実だ。それを根拠に『何で勝てると思ってるのか?』と笑っているのかと思ったけど……。


「貴様……」


 ナイアの笑い声に不快そうに、だがどこか不審そうに眉を顰める。

 自分の力に絶対の自信があるのか、それとも……のか?


『あはは、あっはははは! ふふっ、笑いすぎてお腹痛いわ~あははっ』


 笑いすぎで涙さえ浮かべていやがる……。


『はぁ~……ふふっ、いやすごいと思うわよ、実際? まさかクリアドーラに勝てるとは思ってなかったわ~。それに、外の方もまさか全滅とはねぇ』

”……!”


 やっぱりか! これは朗報と言えば朗報だ。奴の言葉を信じるのかってのは、まぁ置いておいて……。

 皆が無事なのはわかっていたけど、やはりそれは外にいたアビサル・レギオンを全滅させたことを意味していたようだ。

 だが、だとしてナイアのこの余裕は何なんだ、一体……!?

 それが不気味すぎて、手放しに喜べない。


『うん、ほんとびっくりだわ。「最強の軍団」を作ったつもりだったけど、まさかたった8人に引っ繰り返されちゃうとは流石に思わなかったわ。

 ……ミスター・イレギュラーとそのユニットたちを舐めすぎてた。うん、認めざるを得ないわね』


 …………あ、オルゴール含めての8人か。こいつまだ勘違いしてるのか……わざわざ教える必要ないけどさ。

 ナイアにとってはノワールとかは結晶竜インペラトールたちは物の数にも入ってないのだろう。『ちょっと強い現地人』扱いなのかもしれない。

 それはともかく、考えてみれば確かにアリスたちの戦果は絶大と言える。

 こちらよりも圧倒的に戦力が上回っているアビサル・レギオン相手に、今までずっと翻弄され続けていたけど、この最終決戦で一気に逆転できたのだ。まだ大将ナイアが無傷で残っているとはいえ、大金星と言っても良い戦果だと思う。

 問題は、残っている大将の余裕が不気味すぎるってところだ。

 ……ルールームゥとエキドナくらいしか残っていないはずだけど、彼女たちが他のピースたちを合わせたより強いとは流石に思えない。この場でアリスに同時に襲い掛かられたら確かに少し厳しいけど、そうなったら皆を強制移動で呼んで、アリスは一人でナイアの元へと向かう、そういう戦略も取れる状態だ。

 だから私たちからしてみれば、今の状況は『アリスがナイアを倒せるか』だけが問題となる、望んだ通りのシンプルな状況なのだ。

 奴からしてみれば追い詰められた……とまでは言わないまでも、自分で言っている通り『最強の軍団』を崩壊させられ計画がほぼ潰された状態のはず。

 なのに、虚勢ではなく本気で余裕を感じさせるこの態度の理由がわからない。


『いやー……エキドナの言うことの方が正しかったわ。

 だね、やっぱ。だからさ――』


 にやぁっと笑うと共にぱちん、と指を鳴らす。

 すると――


「……!?」

”なっ……!?”


 上階に続く階段付近の床に魔法陣のような光が浮かび、そこに複数の人影が現れた。


「嘘だろ……!?」


 、それに私の見たことのないピースたち……。

 ルールームゥとベララベラムを除く、ピースたちの姿がそこにあったのだった……。

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