第8章43話 アストラエアはかく語りき 1. 神は神を神しますか?

 神の実在を信じるか、って……ちょっと予想外すぎるところから質問されてしまった……。

 この状況でふざけているわけではないだろうし、うーん……?


”……えっと、私なりの考えでいいんだよね? 一般論とか宗教論とかそういうの関係なく”

「もちろんよ――あ、自分の思想信条を語りたくないというのなら話は別だけど」

”いや、それはいいんだけど”


 質問の意図が読めない。

 でもここで質問したということは、きっと何か重要な意味を持つのだろう……多分。

 なので私は、私の思うところを素直に答えた。


”うーん、何とか教とか、何とか神話みたいなもので語られる『神様』っていう意味だと別に信じてないかな? 強烈に否定するつもりも毛頭ないけど……『いても別にいいよね』くらいに考えてる”


 前世、特に何か一つの宗教を信仰していたとかでは全くないし、今もそれは変わりない。

 かといって別に宗教を否定したりもしない。

 大体我が家だってお葬式は仏教だったし、兄と妹の結婚式は教会で挙げたし。

 否定はしないけど、私自身が信じるかどうかは別って感じか。


”で、そういうのとは別に――何て言うんだろう、『超存在』としての『神』というか『超越者』みたいなのは……って思ってる”


 これは人類よりも更に上位の存在……っていうとちょっと誤解があるかもしれないけど、『人間からはわからないが向こうからは人間がよくわかる』という、一段階『上』に立つ存在のことだ。

 言葉を選ばなければ『宇宙人』『異星人』も同じカテゴリに入るかもしれない。

 この場にはいないけどありすたちにもわかるように言うなら、ゲームや漫画に出て来る『魔界の神』とか『天界のボス』とかそういうものだろう。

 まぁこれについては前世から存在の証明も、逆に存在しないことの証明もされていないから『いるんじゃないかなぁ? いたらロマンがあるよなぁ』くらいで思っていた話だ。


”……最後にもう一つ。いわば『運命』とかそういうものの意味では――前はないと思ってたけど、今はあるんじゃないかなぁって思い始めてる”


 ある意味で最初の宗教的な意味での『神』とも近いかもしれない。

 ただ私が思い描いているのは、もっと『非人間的』で『無慈悲』で『冷徹』な……血の通っていない『システム』的な上位存在だ。

 端的に言えば、ピッピに言った通りの『運命』とかだろう。

 前世では全く信じていなかったけど……ありすたちの世界で『使い魔』として『ゲーム』に巻き込まれたこと、ありすと出会ったこと……そして今こうしてピッピの世界へとやってきたこと……。

 『運命』としか言いようのない『流れ』が、私を導いてきた――そんな気がしてくるのだ。

 ……ま、これこそ人が宗教に嵌る『錯覚』と同じようなものなのかもしれないけどね。


「……なるほどね……話が早そうで助かるわ」

”うん?”


 私の話を聞いて小さく頷きピッピはそう言う。


「あなたの考え、そしてまとめてくれた三種類の『神』論、とても参考になったわ。冗談ではなく、割と本気でこの国に留まってあなたの神論を纏めてもらいたいくらい」

”神の代理人が何言ってるのさ……”


 褒められるのは悪い気分じゃないけど、そこまで大層なものではないと自分では思っている。

 私の言葉に、ピッピはにっこりと笑みを浮かべて言った。


”は?”


 大丈夫? 病院行く? と思わず口をついてしまいそうになったが何とか呑み込んだ。

 自分が誇大妄想狂だと勘違いされかねない発言をしたのはわかったのだろう、ピッピは慌てて言葉を紡ぐ。


「ラビ、あなたがノワールから聞いた『アストラエア』は、さっきあなた自身が話した一つ目の『神』よね? そして、巫女は『アストラエア』の代理人である――と」

”う、うん。そう聞いた”


 そこに誤解はないはずだ。


「それで二つ目の『神』――超常の力を持つ超存在としての『■』が■なの」


 ……やっぱり病院行く?


「ラビ――あなたの言う通りなのよ。あなたの言う『■■■■■■■ない』■■……それが私、■■■■■■なのよ」

”そ、そんなこと急に言われても……”


 ピッピの言うことが本当なのか、それとも誇大妄想狂の妄言なのか、私には区別をつけることが出来ない。

 自分で言った通り『■■■■■■■ない』■■だから、よほどの否定材料がない限りは否定しきれないのだ。もちろん、逆に肯定する材料も今のところないわけだけど。


「超常の力を持つ『■■■■■■存在』――それが私であり■■■■■■。

 ……すぐに納得することも証明することもできないけれど、まずその前提を元に話を進めさせて欲しいの」

”む、むぅ……”


 いきなりぶっ飛んだ話をされて頭がついていけず唸るしかない……。

 ……でも、どんなに荒唐無稽な話でも信じる、と最初に言ったこともあるし、何より真偽は後ででも判断できる。


”……わかった。ピッピは単なる巫女なんかじゃなくて、この世界にとって重要な――『■存在』である、ってことだね”

「ええ。まずこの前提がないと、ヘパイストスのこととかも理解できなくなってしまうから、仕方ないのよ……」


 本当に申し訳なさそうにピッピは目を伏せる。

 うーん、態度だけ見るととても妄想には思えないんだけど、妄想を信じ切った人っていう線もありうる――いや、とりあえず後回しだ。疑ったまま話をしても仕方ない。

 ……まぁ考えてみれば『■■■■■■■ない』■存在が『本当に■■』ってだけの話だ。『宇宙人が本当にいた!』というレベルで今は考えておこう。


「じゃあ、まずは私がラビに本来して欲しかったこと――そしてこの世界の現状についてから話しましょうか」

”うん、そうだね。そこからだね”


 最重要課題である『眠り病』の解決のためには、やはりこの世界の現状――ひいてはピッピが本当にしたかったこと、それとマサクルの狙いを知る必要があるだろう。


”その話をするにあたって、先にピッピには私たち……私たちにとっての現実世界の状況も説明した方がいいかな?”

「……そうね。昨夜ざっくりとは聞いたけど、改めて整理しましょう」


 繰り返しになってしまうが必要なことだろう。

 幸い今回は時間はたっぷりとある。

 私は現実世界で起きている『眠り病』、その解決のためにピッピからの『夢のメッセージ』を受け取り『天空遺跡』へと赴いたこと、そしてそこで『眠り病』の元凶であるマサクルと遭遇したことを一から説明した。

 『封印神殿』にあった『バランの鍵』は私たちが、マサクルたちは『もう一つの宝』を狙って行動していることも。

 ピッピは口を挟まず黙って私の話を聞いていた。


”――で、ようやく昨日になって『エル・アストラエア』に到着したってわけ。後はピッピも知っている通りだよ”

「……なるほどね……わかったわ、ラビ」


 ここまでは一応ざっくりと話はしたから『おさらい』って感じだ。


「どうしましょうか。私から語っていくのもいいんだけど……」

”悩むようなら、私が質問するからそれに答えていくって形の方がいいかな?”

「……そうね。そうしましょう」


 順を追ってピッピから話してもらうよりも、私から疑問点を挙げて答えてもらった方がわかりやすいだろう。

 ……私本位な考えで申し訳ないけど、やっぱりどうしても『眠り病』の解決が最優先なのだから。


”それじゃあ聞くけど、マサクルとヘパイストスは同一人物だと思う?”


 ここがはっきりすると、私とピッピの間の利害も一致してお互い行動しやすいと思う。


「……う、ん……そうね。絶対とは言い切れないけど、その可能性は高いわね」

”流石に言い切れないか”

「ただ、同一人物かはともかくとして、使い魔マサクルがヘパイストスの関係者であることだけは間違いないと思うわ」

”それはやっぱり『ラグナ・ジン・バラン』絡みが理由?”

「そうね。『バランの鍵』を奪おうとしている時点で、間違いないでしょう」


 ふむ、それだけでもわかれば御の字だ。

 仮に同一人物でないにしても、ここでマサクルを倒すことができれば私たちの目的は達成できるし、ピッピの目的もおおよそ達成できるんじゃないだろうか。

 ピッピの方は根本原因であるヘパイストスの問題はあるけど……。


「……本当に個人的な感触ではあるけど、同一人物かなとも思うんだけどね」

”ふぅん?”


 断言しないのは確証がないためだろう。私だって同じ立場ならそうするだろうし、それ自体は文句はない。


”じゃあ次。ピッピが私たちにやってもらいたかったこととは?”


 何となくはわかっているが、敢えて全てをピッピから説明してもらう。

 その上でわからないことがあれば、追加で質問すればいいだけだ。


「ラビも大体想像がついているとは思うけど、この世界を『ラグナ・ジン・バラン』――ひいてはヘパイストスから守ること、よ」

”ふむ、ってことは、『ラグナ・ジン・バラン』はヘパイストスが送り込んできた……兵器? みたいなものと考えていいのかな?”


 モンスターとも言い難いし、兵器とも言い難い。

 ……うわ、人面戦車思い出して鳥肌立ちそう……。


「そういうことになるわ。

 元々は私とラビと、あと出来れば他に戦闘力の高いチームと一緒に『封印神殿』で『バランの鍵』を手に入れ、『ラグナ・ジン・バラン』本隊を完全に叩き潰すつもりだったんだけどね……」

”ってことは、『バランの鍵』をあそこから持ち出すこと自体は正解だったんだ?”


 良かった。不可抗力で封印を解いちゃったけど、それ自体は問題ないみたいだった。


「最終的には『バランの鍵』自体も解放するわ。そうでなければ、『ラグナ・ジン・バラン』本隊に攻撃も出来ないから」


 ふむ……結局『バランの鍵』はいずれ解放されるというわけか。

 そうでなければ、向こうも動くことはできないがこちらから攻撃することもできない――まぁ納得のいく話だ。

 次に聞くべきことは――


”……ヘパイストスの目的って、何?”


 少し悩んだが、これを聞くことにした。

 他にも気になることはあるけど、おそらくは大本を辿れば『ヘパイストスが何をしようとしているのか?』に行きつくと考えられる。

 そうでないとしたら、それはその時にまた尋ねればいい。

 と思ったらピッピは少し難しい顔をして考え込んでしまった。


「そう、ね……その質問に答えることは出来るけど、おそらくラビはさらに突っ込んだことを聞いてくると思うわ」


 否定しきれないなぁ……ちょっとでも疑問に思ったら、とことん突っつくと思う。


”『答えられない』ことが含まれる?”

「いえ、最初にあなたにお願いした通り、あーちゃんたちにその内容は話さないで欲しいの」


 む、そういえばそんなこと言ってたな。

 んー、でも内容によっては話すことも考えうるけど……。

 そんな風に考えた私の内心はわかっているのだろう、更にピッピは続ける。


「――尤も、きっとあなたなら話さないとは思うけどね……」

”……そう? 自分で言うのもアレだけど、私って過保護だしありすたちが危険を回避できるようなら何でも話すと思うよ?”

「いいえ、あなたは話せないわ。

 ……まぁクラウザーよりも常識も良識もないのであれば、話は別だけど……」


 それは流石にない、と断言できちゃうなぁ……。

 ――『話さない』ではなく『話せない』か……。


”今更だけどさ、それって私が聞いてもいい話なの?”


 多分、いや間違いなく私も聞かない方がいい部類の話だと思う。

 もちろんここで聞かないという選択肢はないし、色々と振り回される状況にうんざりしているのだ、どんな内容であろうともしっかりと受け止めて今後の身の振り方を考えたいと思っている。


「それに答える前に、ラビ……あなたって本当に何者なの?」

”何者って言われても……”


 そういえばピッピには私がありすたちの世界ともさらに違う異世界の人間だった、ということは話してなかったかな?

 実際に顔を合わせて話をした時には流石にそんなこと言える間柄ではなかったし、その後はジュウベェとのあれこれで話す余裕もなかったし……。

 てっきりあのおしゃべりトンコツ辺りが話しているとばかり思ってたけど……ん? そういえばトンコツにも話したことなかったっけ?


「さっきまでの私の話……本当に初めて聞いたみたいな話だし、の出身じゃないわよね?」

”……? う、うん、違うと思うけど……”


 この世界が私の前世の世界の未来の姿、というのであれば話は別だけど……だからと言って、ピッピの『何者なのか』という問いの答えになるとは思えない。

 隠す必要も特にないだろう。

 私は正直に自分のことを話してみた。


「…………信じられない……」


 自分の話は信じろと言っておいてそれかい!

 と突っ込みたいところだけど、ピッピの驚き様からして本当に信じがたいこと……みたいだ。


「あーちゃんたちの世界の住人でもないのよね、本当に?」

”そうだよ。まぁ似てる世界ではあるけど”


 アストラエアの世界に比べれば、まだありすたちの世界の方が私の前世に近い。

 パラレルワールドと言われても……まぁ納得できる範囲ではあるかな、とは思える。


「……なに、これ……? 本物の『異世界転生』……? いえ、にありえないはず……どうやっても『プロメテウスの境界』を越えることなんて……」

”ちょっとピッピ?”

「まさかバグ……? いえ、でも総量から考えれば確率的にはもっと頻繁に起こってもおかしくないはず……さらにそれがたまたま『ゲーム』に取り込まれた? ――ありえないわ、絶対に……」

”……ねぇ?”

「理論的にはありえないけど確率的には……絶対にゼロとは言い切れないけど天文学的どころじゃないレベルだし……。

 …………ありえるとしたら……『星の意志』――いえ、それも既に否定されたはず……」

”ピッピ!!”

「ひゃっ!?」


 ぶつぶつと独り言を呟きながら自分の世界に入ってしまったピッピだったが、さすがに大声を出したら我に返った。

 あー、ピッピってアレだな。本質的には『学者タイプ』というか、自分の頭の中だけで基本的に何でも解決できちゃうから考え込むと没頭しちゃうタイプなんだな。

 納得いくまで考え込んでもらっても構わないっちゃ構わないんだけど、後でゆっくりと好きなだけやってもらえばいい。

 今は私との話を続けてもらった方がいいだろう。


「あ……ごめんなさい。ちょっと、その……あまりにも突拍子もない話だったから……」

”んもー、ピッピだって私にそういう話するって言ったくせに……”


 ついに突っ込んでしまった。


「言い訳になっちゃうけど、あなたが今言ったことって、正直私がこれからする話よりも更に荒唐無稽な話なのよ? ……って言ってもわからないわよね……」


 そりゃまぁ『死んだら異世界で使い魔になりました』なんて荒唐無稽だとは思うけど。

 それでも、『ゲーム』の舞台となっているこの世界――わかりやすい形での『異世界』に来たのも事実だし、私としてはなんかもう『そういうもの』って受け入れてはいるんだけどなぁ。


「……少し話は逸れちゃうけど、ちょっと気になるところだから話させて」

”うん”

「まず――あなたが言う『前世』、あーちゃんたちの世界に似ているけど違う世界から転生してきたって話だけど……確率的にはゼロとは言えないけど、ほぼありえないわ」


 とはいっても、現実に私はそうなっているわけで……。

 低い確率に当たってしまった、とかなんじゃないかなぁ?

 私がそういう風に考えるのは予測済みなんだろう、ピッピは重ねて続ける。


「どれくらいありえない確率かというと、100憶年間休みなく6面ダイスを振り続けて100の目を出し続けるってくらいよ」


 なにそれ逆にわかりづらい!?

 ……とりあえず、6面ダイスで100を出すってこと自体がそもそもありえないんだけど……。


「もしかしたら1回くらいは100が出ることはあるかもしれないけど――」

”いや無理でしょ、どうやっても”

「時空が歪んで6面ダイスが増える時があるかもしれないし、100面ダイスに変わる時があるかもしれないわよ?」

”…………”


 それもないとは思うけど、世の中には『トンネル効果』なんて――真面目に研究している人には悪いけど――どう考えても夢物語なものもあることだし、まぁ百歩譲ってなんかの拍子で100が出ることがあるかもしれないとしておこう。

 でも、それが100億年、ずっと続くなんてことは確率的にはゼロでないにしろ無視できるものであることは間違いなさそうだ。


「だから……正直私は、あなたの言う『前世』の世界の存在が信じられない。あなたの妄想だと言い切りたい気持ちでいっぱいよ」

”あれ? 私喧嘩売られてる?”


 現実に起こりえないレベルの確率の出来事が起きた、と信じるよりは私の『前世』が妄想であると考えた方が楽だってことなんだろうけどさぁ……。


「……でも、――奇跡ですら及ばない確率を超えたあなたという存在に『意味』がある……そんな気がしてくるの」

”…………ごめん、ピッピが何を言っているのか本当にさっぱりわからないんだけど……?”


 からかっているわけでも、ましてや私に喧嘩を売っているわけでもないのはわかる。いや、結果として喧嘩売ってるように聞こえるのは置いておいて。

 本当に、真剣に、理性的に、ピッピは『異世界転生』してきた私の存在が信じられないと思っているが、それと相反して『異世界転生』してきたと納得してくれてもいるように思える。


「このことは――そうね、おそらく後々話すことになると思うわ。今は、『あなたという存在は奇跡ですら生温い確率の産物である』ということだけ頭に入れておいて」

”え、ピッピってマジで私に喧嘩売ってるの?”


 全く褒められた感じではない。馬鹿にされたとも言わないけど、『変なヤツ』扱いされたのだけはわかる。

 別に本気で怒ってはいないけど怒ってないわけでもない。

 が、ピッピは私の気持ちはスルーする。あ、やっぱり自分の考えに没頭して相手の気持ちお構いなしってところ、悪い意味での学者タイプって感じだな……。


「話を戻すわね。

 ラビ、あなたがあーちゃんたちの世界の住人でもない、というのは――ある意味で良かったかもしれない。これから話す内容を、あーちゃんたちよりも受け入れやすいかもしれないから」

”ん……? 何か、あんまりいい話じゃないように聞こえて来るんだけど……”

「そうね――正直、聞いてて愉快になる話じゃないわ」


 ――やはり、ピッピとの話に皆を同席させなかったのは正解かな。

 ……私も聞くのにちょっと覚悟が要りそうな話になりそうだけど……今更だ。


”それでもいいよ。ピッピ、続きを話そう”

「ええ」


 ここから先の話は、きっと私たちを取り巻くあらゆることに対する『回答』になるのだろう。そんな確信があった。

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