第6章46話 勝利の報酬 ~隠された真の宝

「ありがとうございました!」


 対戦はこちらの負けで終了。ジュリエッタの体力が尽きた時点で私が降参リザインを選択した。

 すぐさまジュリエッタを復帰させ、再度皆花畑に集合。

 で、集合するなりジュリエッタが地面に正座し、深々と頭を下げる。

 土下座……じゃなくて、剣道とかの『礼』だな。


「! こちら、こそ……」


 プラムも姿勢を正し、ジュリエッタと向かい合うようにして礼をする。




 対戦内容は、途中の過程を考慮したとしても、プラムの『完封勝利』と言えるだろう。

 戦う前からのフィールド選び、戦闘中の行動にしても全く隙が無かったと思う。

 ジュリエッタも負けたとは言っても、悔しさこそあれ納得していないということもないようだ。

 ……10000ジェムは払ったとは言え、それに見合うだけのものをジュリエッタが見出してくれたのであれば、私としては言うことは何もない。


「上には上がいらっしゃいますね」

”そうだね。ちょっと予想以上だったかな”


 対戦は終始プラムのペースで進んだと思う。

 とにかく手数が多い上に魔法の幅がとても広い。そして、それを巧みにコントロールしてジュリエッタを誘導していったように私には見えた。

 仮にヴィヴィアンと二人掛かりで挑んだとしても、勝敗は変わらなかったんじゃないかな……まぁヴィヴィアンの召喚獣なら、硬さに物を言わせて強引に魔法植物を突破することも出来ただろうけど。

 うん、私たちは別に意識していたわけじゃないけど、ちょっと『天狗』になっていたのかもしれない。

 今回のプラムへの敗北はそれを私たちに突きつけてきたようなものだ。

 ……プラムが敵でなくて良かったけど、ドクター・フーのような得体の知れない敵もいるのだ。気を引き締めていかないといけない。


”対戦は終わったし、どうしましょうか? 解散かしらね?”


 それはともかくとして、今回この島へとまた来たのには理由がある。


”あ、タマサブロー。ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?”

”あら、何? ……答えられることと答えられないことがあると思うけど”


 何となく私が聞きたいことの予測が出来たのだろう、しっかりと予防線は張られてしまった。

 まぁそれは仕方ない。


”ドラゴンの方のムスペルヘイムを倒した後のことなんだけど――”

”…………大分答えられない方寄りの質問ねぇ……”


 う、やっぱりそうか……。

 でも聞くだけ聞いてみよう。


”こ、答えられるやつだけでいいよ……。

 タマサブローは、のことを知ってるような感じだったけど……”


 あいつ、とはムスペルヘイムを倒した後に現れた黒い巨人――仮称スルトのことだ。

 何やら相手の謎言語の意味がわかっていたみたいだし、タマサブロー自身も謎言語を話してコミュニケーションを取ろうとしていたように見えた。


”むぅ……”


 唸り声をあげて悩むタマサブロー。

 うーん、悩むということは……あのスルト自体、『ゲーム』の根幹に関わる何か、なのだろうか……。


”答えられる範囲で答えるけど――アレと知り合いか、って言われると答えは『ノー』。アレがどういうものか知っているか、というと『イエス』よ。……『どういうもの』かは答えられないわ”

”むぅ……”


 今度は私が唸る番だ。

 単純なモンスター、と括ることは出来ない存在っぽいけど、じゃあ何なんだって言われると答えに困る。

 とにかくスルトそのものについて語ることは『ゲーム』に関わる質問のため、タマサブローには答えることが出来ないようだ。


”じゃあさ、あいつを倒さないと世界が乗っ取られる、って言ってたけど……それについては?”


 質問を変えてみる。

 ある意味、こっちの質問の方が重要かもしれない。

 モンスターの行動原理について何かわかるかもしれないのだ。そうすれば、この『ゲーム』の目的についても何か推測できる材料が増えるんじゃないか、そういう期待があったんだけど……。


”……うーん……一つ言えることは、あいつ――というより、ムスペルヘイムそのものが『ゲーム』の用意したモンスターってことくらいかしらねぇ……”

”『ゲーム』の用意したモンスターじゃない……?”


 なんだそれは……。

 普通のゲームなら、開発が用意した以外のモンスターなんて出て来ることはないだろう。DLCダウンロードコンテンツとかで追加モンスターとかはあり得るだろうけど……。

 でもムスペルヘイムは用意されたものではない、と……んー、でもモンスター図鑑にも登録されているんだけど……。

 と、そこで私は以前ヴィヴィアンとジュリエッタが暴走した時の姿が、それぞれ《アングルボザ》《メガロマニア》としてモンスター図鑑に登録されたことを思い出した。


”もしかして、この『ゲーム』のモンスターって突然現れたやつも無理矢理モンスター図鑑に当てはめたりしてるのかな?”

”…………そうね”


 私の呟きに、しばらく悩んだ後にタマサブローは肯定した。

 ますますわからなくなってきたなぁ……。

 ……そういえば、先月の『冥界』で出てきたモンスター、あれももしかしたら同じなのかもしれない。

 一段落した後に皆で情報共有をしていたんだけど、その時にバトーがそんなことを言っていた気がする――確か妖蟲ヴァイスって名前の、本当なら『ゲーム』のモンスターとして採用されるはずのない危険なモンスターだって。

 果たして『ゲーム』に登場するはずのないモンスターが登録されることに意味があるのか、それとも単に『ゲーム』のシステム(あるいは運営)が柔軟なだけなのか……何とも判別がつかない。


”そっか……まぁ答えにくいことばかり聞いてごめんね、ありがとう”

”ううん。こっちも助けてくれたのにまともに答えられなくてごめんなさいね”


 そうか。彼女なりのお礼だったのか。

 お礼とは言え、答えられることには限りがあるのは何とももどかしいだろうな、彼女も。

 これ以上タマサブローから何かを聞くのは難しいかな? だとしたら、今日はもうこの島には用はないし、早めに現実世界へと戻るのもいいかもしれない。


「……ラビ。一つ、私から、も、いい……?」

”おや、プラム?”


 解散しようかと提案しようとした時、プラムの方から私に何か話があるようだった。

 はて、何だろう? というか、プラムの場合は現実世界に戻った後でも話は出来るんだけど……。


”なに?”

「……タマサブロー、いいわよ、ね?」

”……? ああ、のことね……貴女さえよければ、いいんじゃないかしら”


 ふむ?

 どうやらタマサブローには何のことかわかっているみたいだ。

 彼女の了解を得られたことで、プラムは一つ頷くと――


”え、ちょ!?”


 突然、右腕を自分の胸へと深く突き刺したのだ!

 え? え!? 一体何事!?

 プラムの突然の行動に驚く私たちだったが、当のプラムは特に痛みを感じている風にも見えず、いつも通りの憂鬱そうな顔のままだ。

 やがて右腕が引き抜かれると、そこには何やら『黒い石』のようなものがあった。

 小さな――そうだな、野球ボールくらい? の大きさの、ゴツゴツとした黒い塊……どうやらそれがプラムの体内にあったみたいだ。


「……? これ、どこかで見たような気がする」

「奇遇ですね、わたくしもです」


 プラムの差しだしてきたそれを見て、ジュリエッタとヴィヴィアンが首を傾げる。

 言われて見ると確かにどこかで見たことがあるような……?

 私たちの疑問はともかくとして、プラムは言う。


「これ、が、多分オーキッドが求めていた『本当のお宝』――、よ……」

”はぁっ!?”


 オーキッドのギフト【探索者エクスプローラー】が反応していたのは、称号とかではなくこの黒い石っぽいものだっていうこと? と、これがムスペルヘイムの神核コアだということ、その二重の事実に驚きの声を上げる。

 前者はともかく、後者は特に驚きだ。

 フーの言葉を思い出す。


 ――どういうわけかはわからんが、このムスペルヘイムは『不完全』だったようだ。

 ――なので私が欠けていた『神核コア』をで補完した。


 ヤツの言う代用品が、すなわち《終末告げる戦乱の角笛ギャラルホルン》であることはわかる。

 で、そのそもそも欠けていた神核というのが、今プラムが取り出したこの石だというのだ。


”ムスペルヘイムの神核って……なんでプラムがそれを?”


 本当にこれが神核なのかどうかってのは疑問が残るけど、まずはなんでそれをプラムが持っているのかというところからだ。


「最初、に……ムスペルヘイムと、戦った、時に……ね……偶然、見つけたの……よ」


 プラムが語るには、ムスペルヘイムがこの地に現れた時の戦いで、偶然手に入れたものらしい。

 どうやらプラムやシオちゃんの攻撃を受けた時にポロリと取れちゃったらしいけど……そもそもそんなポロリと行くような状況がおかしい。

 なので、ムスペルヘイムは出現したその時点で、既に不完全な――あるいは何かしらのダメージを負っている状態だったのではないか、とプラムは推測していた。

 流石にこの件の真偽に関しては確認する術がない。

 事実としてわかっているのは、この石が失われたことでムスペルヘイムが急速にパワーダウンし、そのおかげでプラムの魔法で封印することが出来たということだ。


「タマサブロー、これ……ラビに、あげられ、る……?」

”んー? アイテムの譲渡って出来るのかしら……?

 …………あ、出来る……なんで?”

「……やっぱり」


 プラムとタマサブローが何やらやり取りをしていると、私の視界の隅にダイアログが表示される。




<タマサブロー からアイテムが贈られています。受け取りますか? Yes/No>




 こんなことは初めてだ。

 というか、フレンド間であってもアイテムの受け渡しとかは出来なかったと思うけど、フレンドですらないタマサブローから何でアイテムが贈れるんだろう?

 プラムは何となく想像がついているみたいだけど……。


”ちょっと待って。ムスペルヘイムの神核――私に渡そうとしているの?”

「えぇ、私には、もう……、から……ね」

”厄介事を解決してもらったお礼、ってわけでもないんだけど、他に渡せるものないし受け取ってちょうだいよ”


 う、うーん……どうしよう。

 ヴィヴィアンとジュリエッタの方に助けを求めるわけじゃないけど視線を向けると、


「よろしいのではないでしょうか? プラム様からの報酬は事前に聞いておりましたが、タマサブロー様からは報酬の話はされておりませんでしたし――本人の申される通り報酬として受け取ってしまうで良いと思います」

「うん。ジュリエッタも貰っちゃっていいと思う。あんまり断りすぎるのも、それはそれで失礼」

”……わかった。じゃあタマサブロー、プラム、貰っておくよ”


 『Yes』をクリック。

 すると私のアイテムボックスへと新たなアイテムが追加される。


”!? これって……”


 追加されたアイテムは、『????』――その名前を見て思い出した。

 これ、もしかして『嵐の支配者』戦の後に手に入ったと思われる、あの謎のアイテムと同じなんじゃないだろうか?

 違いは『色』か。細かい形状とかもよく見ると違うんだろうけど、基本的にはほぼ同一のものと思える。

 ちょっとした好奇心でアイテムを選択、詳細画面を見ると『譲渡する』という今まで見たことのない選択肢が見えた。

 どうやら私からタマサブローへと送ることも出来るようだ。


「おそらく、『ムスペルヘイムを倒した』のが、私たち――タマサブロー、ラビ、後ライドウだと判定されている、のでしょう……ね」

”あー、そういうことね。ムスペルヘイムの討伐報酬みたいなものだけど一個しかないから、『ムスペルヘイムを倒した』ユーザー間で受け渡しが出来るようになっているってわけね”

”共有アイテム……というとちょっと違うかもだけど、そういうことかもしれないね”


 ライドウが今どこにいるかわからないから試せないけど、この『????』は彼にも贈ることが出来るはずだ。それが出来れば、プラムの推測が正しいことを証明できるんだけど……まぁそこまで拘らなくてもいいか。

 ちなみに、私が持っている白い方の『????』は誰にも贈ることが出来ないはずだ。これは後日トンコツ辺りに実験に付き合ってもらって確かめようかと思う。

 普通のアイテムが送れたり出来ないのは、推測だけど『アイテムの権利』が関わっているんじゃないかと思う。

 キャンディとかは『買った人』にしか権利がないので送ることが出来ない。でもムスペルヘイムの神核は討伐したとみなされる私たち全員に権利があるため、自由に送ることが出来る……とかそんな感じなんじゃなかろうか。


「元々、これは……わ……オーキッドの言う、『秘宝アーティファクト』……ね」

”ふーむ? ムスペルヘイムを本当に倒したからアイテムになったけど、それ以前は偶然プラムが見つけただけだからアイテム扱いにならなかった、ってことかな?”

「多分、ね……」


 さっきのタマサブローの話によれば、そもそもムスペルヘイムは『ゲーム』の用意したモンスターじゃないとのことだ。

 だというのに、倒したら称号やらアイテムやらが貰える……うーむ、考えても仕方ないことだけどほんとわけわからないな……。

 とにかく、黒い『????』――ムスペルヘイムの神核は私たちの手に渡された。

 白い『????』、あれは私たちの推測が正しければ、『嵐の支配者』グラーズヘイムの神核なんだろう、きっと。

 今後もアレらと同等の神獣が現れ、かつ倒さないとわからないけれども、きっと同じように神核が手に入るんじゃないだろうか。

 ……出来れば戦いたくないなぁ……別に神核が欲しいわけでもないし。

 というよりも、ムスペルヘイム同様『嵐の支配者』も『ゲーム』が用意したモンスターじゃない可能性が高い。ということは、きっと倒したところで『ゲーム』クリアのために何かしら有利になるということもないだろう。

 まぁあの手の神獣を倒さないと現実世界の方がヤバいという事情もあるけどね……。


「そ、れ……ただの、記念品じゃ、ないわ、よ……?

 皮肉なことに、その神核の力で……ムスペルヘイム、は、封印されたの……」

”どういうこと? もしかして、この神核――魔法の強化アイテムってこと?”

「魔法の強化、が神核の本来の用途ではない、と思うけど……ね」


 その後、プラムに神核の使い方を教えてもらった。

 とはいっても使い方はすごく簡単で、神核をユニットの身体の中に埋め込むだけだ。特に痛みとかもなく、『入れ』と念じながら胸に当てると勝手に吸い込まれて行くらしい。

 で、神核を取り込んでから体に馴染むまでそこそこの時間がかかるらしい。馴染んだ後に使う魔法は、威力等が大幅に強化されるとのことだ。


「……殿様」

”うん、これで最後までわからなかった謎が解けたね”


 私とジュリエッタが互いに頷き合う。

 最後の謎――それは火山のムスペルヘイムを再封印しに行った時のことだ。

 プラムがムスペルヘイムへと封印の魔法を使おうとしていたのだけど、その時にやたらと時間がかかったのが――そして『魔法の発声→溜め時間→発動』ではなく『溜め時間→魔法の発声→発動』だったのが不思議だったのだが……。


「そう、ね。火山の時も、これを使った、わ……」


 私たちが疑問に思っていたことが何か悟ったのだろう、プラムが正解だと頷いてくれる。

 相性的に不利なプラムの魔法で、不完全体だったとはいえどうやってムスペルヘイムを封印したのか等の疑問も、この神核を使ったのだと考えれば説明はつく。


”でもいいの? そんな強力なアイテム貰っちゃっても?”


 流石にもうムスペルヘイムが現れることはないとは思うけど、この島が絶対に安全だという保証はない。

 今後の自衛のためにもプラムが持っていてもいいんじゃないだろうか。

 だが、私の言葉にプラムは首を横に振る。


「もう、必要、ない……わ」

「そうでしゅ! おはなばたけは、シオちゃんがしっかりまもるでしゅ!」


 まぁ本人たちがそれでいいなら、私としては構わないんだけど。

 神核による魔法の強化は間違いなく戦力アップにつながる。どの程度まで強化されるのかとかは、今後実験して確かめないといけないけれど……。


”……わかった。それじゃ、ありがたくもらっておくね”


 この場で確認するほどの時間はかけられない。

 私は一旦神核をアイテムボックスへと戻して置いた。




 ……その瞬間、プラムが一瞬だけにやっと笑ったように見えたんだけど、気のせいかな……?




 対戦を含めてそこそこの時間が経過してしまった。

 私としてもタマサブローに聞きたいことは聞けたし――まぁ実のある回答とは言い難かったけど、それは覚悟していた――今日はここで解散することとした。

 プラムは本体の方が私たちと一緒にいるからいいけど、シオちゃんの方が家の用事があるということであまり長居はできないとのことだった。


”ラビ、それに皆……本当にありがとうね。こんなことなら、最初からちゃんと事情を話していればよかったわね”

”まぁね。とは言っても結果論だけどね”


 最初からムスペルヘイムと戦うとか言われても、前にプラムが言った通りそんな強大なモンスターの存在を信じたかどうかは疑わしいし、避けられる戦いなら避けたかもしれない。

 隠し事をされていたことにはイラっとしたけど、まぁ終わりよければ全て良し、だ。

 知らずに放置していたら、もしかしたら現実世界が滅茶苦茶になってしまった可能性だってあったわけだし。


”っと、そうだ。タマサブローさえよければ、フレンドになる?”


 ライドウには言いそびれてしまったけど、今度はしっかり覚えておいた。

 プラムたちが何か困っていたら助けてあげられるし、逆に私たちが困っている時に助けてもらえるかもという下心はあるが。


”……うーん、フレンドは遠慮しておくわ。

 ほら、わたしたちって――”

”……ああ、そっか。確かに……”


 申し訳なさそうに断るタマサブローだが、言われてみれば確かにそうだ。

 シオちゃんの方は現実世界の状況はわからないけれど、プラムの方はわかっている。

 そもそもプラム――海斗君が『ゲーム』の範囲内にいること自体が稀なのだ。なかなか共に『ゲーム』に参加するということは出来ないだろう。

 多分シオちゃんがプラムの正体を知らないからだろう、言葉を濁すタマサブローだったが意図は私には伝わった。

 事情が事情だし、仕方ないか。


”まぁ何かあったらどうにか連絡してよ。よっぽどのことがなければ協力するからさ”

”ええ。わたしたちの方こそ”


 最大の問題は、タマサブローがどこにいるのかさっぱりわからないってことなんだけどね……向こうからも同じだろうが。




 ともあれ、タマサブローたちとはここで別れることとなる。

 これからこの島の花畑――それだけではなくムスペルヘイムによって壊滅状態となった島全域がどうなるのか、それはわからない。

 プラムが来るたびに島に少しずつ植物を増やしていき、プラムがいない間はシオちゃんが島を守るのだろう。

 気がかりではあるけれど私たちはそれを見届けることはない。

 『ゲーム』にはまだまだ先があるのだ。彼女たちには悪いけど、私たちは一つの島にずっと留まっていられないのだ。




 こうして、名もなき島を巡る戦いは完全に終わりとなったのだった。

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