【250万PV突破】【転生陰陽編開始!】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【毎日更新】
100話記念:ありえたかもしれない未来・中編 ①
100話記念:ありえたかもしれない未来・中編 ①
前回はっちゃけ過ぎたので今回は真面目なお話です。
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それからばあやと別れ食事用の広間へ行くとそこにはエアリスとユフィとミュリが席に着いて待っていた。
「皆おはよう」
「ユウキ様おはようございます!」
「おはよう、エアリス。今日も美しいね」
そう言いながらエアリスを抱きしめ軽く口付けをする。
「ユウキ~おはよ~」
「おはよう、ユフィ。今日も魔道具の研究かい?」
眠そうな目のユフィの頭を撫でる。
「旦那様、おはようございます」
「おはよう、ミュリ。今日の鍛錬は昼過ぎだっけ?」
「そうだ、んっ…」
ミュリへ少し強引なキスをする。
そうして三人へ挨拶をすると、席に着く。
「あれ?ユウキ様ユキはどうました?」
「あー……ユキならまだ寝てるよ」
「仕方ないですわね、先に食べてしまいましょう」
ベルを鳴らしメイド達が入ってくる、食事の用意は自分達でやる事もあるが大体は任せている。
「では、いただきましょう」
「「「いただきます」」」
いただきますの挨拶は俺がやっている内に皆に定着した、因みに全員分の食事に鑑定と看破を使っている、万が一の事もあるのでその対策だ。
「うん、今日も美味しい!」
「そうね、このパンも中に練り込んだチョコが良い味出してるわ」
「そうですね、最初は苦くて食べられないものでしたが、旦那様の知恵のお陰で今では美味しく食べられますね」
「おいしい(グッ)」
そう言いながらユフィがシェフの方々にサムズアップすると皆小さくガッツポーズをする。
「ねえユウキ様、今日の予定なんだけど」
「どうした?何か調整でも?」
「そうなの…この後獣王様が来るらしいのよ」
「ガリウスさんが?」
「なんでも重要な話があるとか…」
「なんだろうね」
「旦那様そうでしたら私との鍛錬は夕刻にしましょう」
「そうしてくれると嬉しいよ、ミュリありがとうね」
「—————っんん」
なんか悶え始めたぞ、ミュリは偶にこうゆう事あるんだよね。
「zZZz」
「おーい、ユフィ寝るなー」
「はっ、ここはどこ?あっ美味しい」
「ユフィ…寝るか食べるかどちらかにしなさい…」
「ふぁい……おかあさん……」
「だから私はお母さんじゃ、ああもう…ユウキ様ユフィを部屋に寝かせてきてくれませんか…」
「了解、任せてよ」
完全に寝入っちゃったユフィの体をお姫様抱っこで持ち上げる、相当大きな胸をしているんだが羽根のように軽い、ご飯を食べてないか心配になる位だ。
ドアをメイドさんに開けてもらいユフィの部屋へ向かう、ユフィの部屋は俺達の部屋の並びにある、5分程歩くとユフィの部屋が見えてきたので付いて来てもらったメイドさんに開けてもらう。
そしてライトの魔道具を点けると相変わらずな部屋の惨状だった。
「相変わらず散らかってるなぁ…」
ユフィは賢者として冒険に付いてきたが、彼女の本来の職業は魔道具師。なので様々な研究論文や図面を引いている、それ故に放っておくといつの間にか部屋が凄い事になってしまうのだ。
資料や論文で埋まったベッドをメイドさんに少し片づけてもらい横に寝かせる。
多分寝不足なんだろうけど一度鑑定をしておく。
鑑定をすると体の状態が3徹目と出ていた、頑張りすぎだろ。
頭を撫で簡単な気休めだが回復魔法の継続回復を発動する、本来は腰や骨折などを早く治す魔法なのだが疲労回復もされるので使っておく。
それから頭を撫でると「えへへ~ユウキ好き~」と寝言を言うので軽くキスをして離れる。
それからメイドさんと共に広間へ戻り食事を再開する、先に二人は用意があるので食べ終え席を立つ。
「そういえば予定の時間は?」
「11時よ…後1時間も無いわ」
「それはやばいな、俺も早く済ませないと…」
それから手早く食事を終え着替えに戻るのであった。
◇◆◇◆
ガリウスの到着時刻になり着慣れた礼服とドレスを着て演舞場を兼ねた中庭で待っていると、大型の飛竜が飛んでいる。
「飛竜便で来たのですね」
「それほど急ぎの用だったんじゃない?」
大きな影が地表へ近づき大きな影が降りてくる、俺よりも頭が4つ分くらい大きい獅子の獣人【獣王】ガリウスだ。
「おうユウキ!今日はすまなかったな!」
「こんにちはガリウス殿、今日はどの様な用件で?」
「なんだ、かたっ苦しいなぁ!共に戦った仲じゃねーか!」
そう言うとガリウスは背中をバシバシと叩いてくる……身体強化してても痛い。
「ご無沙汰しておりますガリウス様」
「おうエアリスの嬢ちゃん、また一段と綺麗になったな」
「えぇ、ユウキ様の妻ですので」
「ガハハハ、おいユウキお前は幸せ者だな!」
「そうですね、俺は多分この世界で一番の幸せ者だよ」
「おっ!言うじゃねーか、今度ウチの嫁と娘の自慢させてもらうぞ!」
「それは…お手柔らかに…」
「んんっ!それでガリウス様本日はどの様な用向きで?」
「おっと、忘れてた!それがなウチの国の端っこにあるダンジョンでお前に関係ありそうな事があってな」
「俺にですか?」
「そうなんだ、おい!連れてこい!」
そう言うとガリウスの側近のジーヴさんが一人の女性を連れてきた。
「えっ……」
そう、俺が良く知る人物が。
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