「図書館都市のリディア」砂漠の王にさらわれて、陰謀渦巻く後宮へ～

登場人物紹介

・リディア：　ヒロイン。蜂蜜色の髪に新緑色の瞳、魔法師団の治癒魔法師　二十一歳

【グレイスランド王国魔法師団】

第一師団（ソード）

・ディアン・マクウェル　：　団長

・シリル・カー　：　リディアの自称親友

・ディック・リトラ　：　リディアの自称兄貴分

・キーファ・コリンズ　：　水色の瞳、栗色の髪。リディアの元生徒、現在は同じ院生

・アーサー・ダーリング教授　：　魔法陣学の権威、リディアとキーファの指導教授

【ヴァルハラ宮】

・ファズーン・アルッティ・ヴァハラ　：　ヴァルハラの王、茶褐色の肌、赤に近い濃い金髪　右目琥珀と左目蒼のオッドアイ

・ジャイフ・メクダシ　神官長・星読師　長い銀髪、銀の瞳

・バハムト・インマル　宰相

・ヘンシュ　ファズーンの叔父で片腕

・シヴァ　ファズーンの弟　現ハラール国王の孫

・エーロ姫　前ヴァルハラ国王の妾　シヴァの母親（ハラール国王の妾腹の娘）

四妃（しひ）八嬪（やひん）二十妾（はたしょう）：ヴァルハラの後宮制度

　皇后（正妻）から、四人の妃、八人の嬪、二十人の妾と身分が下がっていく。

　ヴァルハラ宮を中心に、アスタリスク状に北に赤花宮、南に青花宮、東に碧佳宮、西に黄華宮が坐している。

　他に、南東に珀花宮（廃宮）、北東に闇花宮がある。

紅妃（こうひ）：　宰相の娘　二十四歳　ファズーンとの間に二人の子がいる　｜赤花宮（せきかきゅう）の主

黄妃（おうひ）：　栗色の髪、ハシバミ色の瞳、十代前半の見た目　黄華宮（こうかきゅう）の主

蒼妃（そうひ）：　リディアを慕う　十八歳　黒髪　茶色い目　青花宮（せいかきゅう）の主　

碧妃（へきひ）：　リディアが与えられた名　碧佳宮の主

蓮嬪（れんひん）：ファズーンの寵愛を受けていた