第128話 治せない病気
川で水を飲んでいる、1匹の灰白猫を見つけた。
さっそく、その猫に声を掛ける。
「ミャ」
初めまして、こんにちは。
「はいはい、こんにちわナ~ウ。どちらの仔猫ちゃんナ~ウ?」
灰白猫はお年寄りの猫らしく、のんびりとした口調で答えた。
お年寄りの猫は、
年を取ると、体があまり動かなくなって、毛づくろいをしなくなるからだ。
それに、お年寄りの猫は、水をたくさん飲むようになるらしい。
「猫がたくさん水を飲むようになったら、病気を
猫は、
「猫の3割は、
お年寄りの猫は、特に注意が必要と言われている。
この灰白猫も、さっきから、水をたくさん飲んでいるから心配なんだよね。
とりあえず、灰白猫に話をしてみる。
「ミャ」
ぼくは、お父さんとお母さんと3匹で旅をしてます。
あなたは、この辺りに
「そうナ~ウ。この先にある、
「ミャ?」
もし良かったら、あなたの
「良いナ~ウ。着いてくるナ~ウ」
「ミャ」
ありがとうございます。
灰白猫は、
どうしても気になって、灰白猫に向かってこっそりと、『
『
『クッシング
『
『
「
こんな
ぼくに出来るのは、薬草を使った
どんなに
分かっている、分かっているけど!
目の前に、病気で苦しんでいる猫がいるのに、何も出来ないなんてっ!
ぼくはずっと、心の中で、「何も出来なくて、ごめんなさい」と、
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