第123話 ズルいヤツは嫌われる
ヒョウ
結果的に、
ぼくが教えた薬をひとりじめして、それでみんなから
その考え方が、気に入らない。
だって、それ、ズルじゃん。
ぼくはズルいヤツが、
ズルしてまで、カッコイイリーダーだと思われたいの?
ズルやウソは、いつか必ずバレる。
バレた時、どうなるかとか、考えていないんだろうな。
ひとつ、深いため息を吐いた後、答える。
「ミャ」
分かりました、薬草の見分け方と、お薬の作り方を教えます。
「ほ、ホントにゃん? ありがとにゃんっ!」
「ミャ」
ただし、ヒョウ
「にゃっ? にゃんでにゃんっ? みんなに教えたら、意味ないにゃんっ!
「全員に」と言うと、ヒョウ
ヒョウ
「ミャ」
もし、ヒョウ
ヒョウ
「うっ……それは……! でも、オレが……」
ヒョウ
そんなヒョウ
「ミャ」
ヒョウ
みんなからたくさん
「そうにゃん! オレは、みんなから
やっぱり、ヒョウ
よし、もうひと押しだ。
「ミャ」
お薬があれば、ヒョウ
「分かったにゃん。それじゃあ、シロちゃん、
ヒョウ
ふっ、チョロいな、ヒョウ
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