第122話 兄貴のプライド
『
仕上げに、ヨモギの薬をひとくち飲ませれば、
「ミャ」
はい、これでおしまいです。
このまま、お薬と毛が
あと、このお薬は、
「分かったにゃん、ありがとにゃん……」
ヒョウ
ひと通り
その後、
あったかいお
うとうとし始めたところで、ヒョウ
「
それを聞いて、ぼくは目を
「ミャ」
はい、そんな気はしていましたよ。
でも、言えないのは、つらかったでしょう?
「うん……つらかったにゃん」
ヒョウ
「ミャ?」
なんで、言っちゃダメなんですか?
「言っちゃダメに、決まっているにゃん! みんなからカッコワルイリーダーだと、思われたくないにゃんっ!」
『みんなから
あえて、自分の弱みを見せることで、みんなから
でも、ヒョウ
そこで、ヒョウ
「そうだ! シロちゃんっ! オレにだけ、お薬の作り方を教えて欲しいにゃんっ! そうすれば、自分でケガを治せるし、みんなのケガも治せて、みんなから
オレにだけ……そうきたか。
最初から、この
ヒョウ
『
でも、それってなんか、ズルくない?
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