第119話 頼れる兄貴
「オレの名前は、ヒョウにゃん。気軽に、ヒョウ
「ミャ」
ぼくは、シロです。
よろしくお願いします、ヒョウ
「そうか、シロちゃん。良い名前にゃん。こちらこそ、よろしくにゃん」
ヒョウ
どうやら、キジブチとは違うタイプで、
いわゆる、
ヒョウ
「シロちゃん、ここが、オレらの
ヒョウ
お父さんとお母さんと、狩り仲間の猫達が持って帰ったお
ヒョウ
「シロちゃん、お前も、食べて良いにゃん」
「ミャ」
ぼく達は、さっき食べたばかりなので、おなかは空いていません。
ところで、この
「お医者さん? ここには、そんなものはいないにゃん。え? もしかして、シロちゃん、お前、どこか痛いところでもあるにゃん? なんで、早く言わないにゃんっ?」
そう言って、ヒョウ
ぼくは
「ミャ」
いえ、ぼくは大丈夫です。
というか、ぼくがお医者さんなんです。
「シロちゃんが、お医者さんにゃん? そうかそうか、シロちゃんはお医者さんなのにゃん。偉いにゃん」
ヒョウ
あ、これ、子供相手だから、
まぁ、いつものことだから、
「ミャ?」
それで、ここにケガや病気で苦しんでいる猫は、いませんか?
「ケガなんて、狩りをしていれば、しょっちゅうするにゃん。ほら」
そう言って、ヒョウ
確かに、狩りでケガをしない方が
逃げる
狩りが上手なお父さんだって、小さなケガなら、しょっちゅうしている。
「このくらい、
ヒョウ
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