第83話 猫の自然治癒力
夜になる前に、
夜になると、
仔猫のぼくは、
ケガや病気で弱っている猫も、
ヤツらは、血の臭いを
患者さんはまだ動けないので、ぼくと患者さんは
患者さんに、追加のアロエを
ふたりが狩ってきたのは、パラヒップス(小さなウマ)だった。
「シロちゃん、パラヒップスを
「みんなで、食べましょうニャ」
「ありがとニャン、いただきますニャン」
「ミャ」
ぼく達4匹は、パラヒップスを美味しく食べた後、
翌日、患者さんは嬉しそうにニコニコ笑っていた。
「あんまり痛くなくなったニャン」
確認の為、
猫の
猫は、軽い
それとも、アロエが効いたのかな?
なんにしても、元気になってくれて良かった。
猫が苦しんでいる姿を見ると、とても
「助けてくれたお礼に、ボクの
患者さんは、まだ歩き方がぎこちないけど、ゆっくりと歩いて、自分の
1匹の猫がこちらに気付いて、患者さんに声をかけてくる。
「おかえり。ずいぶんと、帰って来るのが遅かったけど、どうしたニャオ?」
「パサンを狩ろうとしたら、崖から落ちてケガしちゃったニャン……」
しょんぼりする患者さんを、
「ケガしても、帰って来てくれて良かったニャオ。ところで、後ろにいるのは誰ニャオ?」
「ボクが死にそうだったところを、助けてくれたお医者さん達ニャン」
患者さんがぼく達を紹介してくれると、
「お医者さんでしたかニャオ。うちの子を助けてくれて、ありがとうございましたニャオ。良かったら、ゆっくりしていって下さいニャオ」
そう言って、ぼく達を
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