第59話 ドクダミの薬
患者さんは、毒虫の毒と
傷口
高熱で、患者さんは苦しそうに浅い息をしながら、ぐったりとしている。
早く、ドクダミの薬を作ってあげないと。
でも、ドクダミは初めて使う薬草だから、
う~む……「
病気の説明が現代医学で、医学を学んでいないぼくには難しすぎる。
薬の名前を出されても、知らないし、手に入らない。
薬草も、
ぼくの能力なんだから、ぼくに分かりやすく説明してくれればいいのに。
「
とにかく、目の前にいる患者さんを助けなきゃ。
でも、ドクダミって、どうやって使えば良いんだ?
ヨモギと同じように、すり
傷口に
飲ませるにしても、すり
そうと決まれば、
うわ……めちゃくちゃ
ぼくの体にも、
でもこの
あ、分かった! おばあちゃんに飲まされた、
そんなことを思い出しながら、すり
あんまりたくさん飲ませると、おなかを壊すかもしれないから、ひとくちだけ。
「ミャ」
「うぇ……
薬を飲んだ患者さんは、大きく顔をゆがませて、
薬の
汁を
これで、良し。
とりあえず、出来ることはやったと思う。
だけど、患者さんをこのまま、放っておく訳にはいかない。
患者さんの集落が近くにあるなら、そこまで送り届けてあげたい。
「ミャ?」
「……集落なら、この川に
「君の集落は、この近くニャー? だったら、集落まで運んであげるニャー」
優しいお父さんとお母さんが、患者さんを集落まで運んでくれることになった。
――――――――――――――――
【
暗くて
日本三大
中国では、「
食べられるけど、とにかく
ベトナムでは、パクチーと同じ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます