第41話 助手のお仕事
「シロちゃん、次の患者さんを
「ミャ」
『
助手になってから分かったことだけど、猫は良くケガや病気をする。
毎日、なんらかのケガや病気で、猫達がいっぱいやって来るから、なかなかに忙しい。
今までひとりで、集落の猫達の治療をしてきたのかと思うと、茶トラ先生はスゴイ。
『
患者さんに手をかざすだけで、症状と治療方法が一発で分かる。
『
『
「
ヨモギには、
ほとんどの傷は、ヨモギをすり潰した薬を
『
「ミャ」
「分かったニャ~」
ぼくが患者さんを『走査』して結果を伝え、茶トラ先生が
茶トラ先生は、「シロちゃんが来てくれて、
ひと通り、猫達の治療が終わると、急に
お医者さんが暇なのは、良いことだ。
お医者さんが暇な時は、ケガや病気で苦しむ猫がいない時ってことだから。
猫は人間と違って、お金のことは考えなくて良い。
そもそも、お金というものが存在しない。
薬代も、その辺に
治療費の代わりに、患者さんの家族が、狩ってきた
暇な時は、茶トラ先生とのんびりとお話をする。
先生は、なんでお医者さんになったんですか?
「ケガや病気で苦しんでいる猫達を、放っておけなかったからだニャ~」
ぼくと同じだ!
「シロちゃんは、とっても優しい良い子ニャ~。だから、イチモツの実から、お医者さんの力をもらえたんだニャ~」
茶トラ先生はニコニコ笑いながら、ぼくの頭を
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