第38話 特別な力
イチモツの実は、
例えるなら、ダイコンやニンジンって感じかな。
それでも、久し振りに果物を食べられて、嬉しかった。
猫に生まれ変わったら、植物がほとんど食べられなくなっちゃったからな。
食べると、
猫が安心して食べられる植物は、
人間にも、人それぞれ好き嫌いがあるように、猫草を
ぼくも良く食べるんだけど、みんなから「仔猫は、
仔猫サイズだけど、これでも一応
そんなことを考えているうちに、イチモツの実を食べ終わった。
「どうにゃ? 何か変わったかにゃ?」
長老のミケさんを始め、集落中の猫達が、ぼくに注目している。
どんな特別な力を
ぼくだって、どんな力を
見た感じでは、何も変わっていないように見えるけど、何か力が
肉体強化ではなかったようだ。
ってことは?
もしかしたら、魔法が使えるかもしれない。
両手を前に出して、「〇〇波」的なものが出ないか、
「ミャーッ!」
が、何も出なかった。
代わりに、頭の中に言葉が浮かんだ。
『
は? なんて?
突然のことに
『対象:食肉目ネコ科ネコ属リビアヤマネコ』
『
『
ぼくが両手を向けた先には、キョトンとしているクロネコのクロさんがいた。
――――――――――
【
ペット用品店では、オーツ麦の
何故、肉食動物の猫が、麦の若葉を食べるのかは、分かっていない。
一般的に、「毛づくろいの時に、飲み込んでしまった毛を出す為」とか、「体調を
単純に、「味と食感が好きで、食べている」という説もある。
【
簡単に言えば、
「詳しく調べる」「
【
猫の祖先。
肉食動物なので、小動物、虫、鳥、草食動物などを狩って食べる。
木登りが上手で、水は大の苦手。
ネズミを狩る目的で
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