第6話 ひと狩り行こうぜ!
※
心の準備は、よろしいでしょうか? いきますよ?
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「そろそろ、狩りに行ってくるニャー」
「いってらっしゃいニャ」
「シロちゃん、良い子で待ってるニャー」
「ミャ」
サバトラは、ぼくの頭をひと
野生の猫は、
サバトラを見送った後、シロブチがぼくの頭を撫で撫でしながら言う。
「シロちゃんも、そろそろ狩りを教えないとニャ」
「ミャ」
猫は、
仔猫は、親猫から狩りを教わるそうだ。
「私達も、何か狩りましょうニャ」
「ミャ」
ぼくは、森の中へ入って行くシロブチの後をついて行った。
初めての狩りで、ドキドキワクワクしている。
しばらく歩いていると、近くの
それを見た瞬間、恐怖のあまり、大きく飛びのいた。
それの詳しい
その名を、口にするのもおぞましい、
「ミャァァァアアアアァァーッ!」
「シロちゃん、こうやって狩るニャ! 良く見ておくニャッ!」
ぼくが
とどめとばかりに、
シロブチは得意げな顔で、
ひぃぃ……それを、こっちに持ってこないでくれ……。
シロブチは、
そして、シロブチは優しい笑顔でこう言った。
「シロちゃん、食べるニャ」
いやいや、無理無理無理無理っ!
猫が
元人間のぼくには、絶対食べられないっ!
しかも、まだ息があるらしく、
何度も首を横に振ると、シロブチは不思議そうに首を
「どうしたニャ? 食べないと、大きくなれないニャ」
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