将棋の世界で、これらのお題を回収できるのか!? と思ってましたが、鮮やかな回収に脱帽です。
何より、送られてきた封じ手という謎が、かなり興味を引きます。
そして現れる娘……。
こんなに短いのに物語の展開があって、しかもめちゃくちゃカッコいい!
良いものを読ませていただきました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
先に参加していらっしゃる方とお題の使い方が被らないようにするには将棋しかない!と思って書きました。(笑)
2000字の中でお題を使い切り、かつ途中で中だるみしないよう封じ手の謎を入れました。(;^_^
正直なところ、封じ手がなくても成立する話ではあるので、ポジティブにとらえていただけて良かったです。
読んでいただいてありがとうございます。
言葉に力があり、またシブいです。一気に読んで、胸に響くものがありました。
単なる勝ち負けだけでなく、美しい、かっこいい勝ち方って絶対、ありますね。それを追求する姿に憧れます。将棋については無知な私ですが……。
時が動き始めたという終わり方、すごく良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一般的に棋士の全盛期は気力・体力の充実している20~30代だそうです。
半井は全盛期を過ぎた落ち目の棋士として表現したのですが、シブいと捉えていただけて嬉しいです。
一方で、斗真は新しい手を指すことが多い、というキャラクターなので求道者のような、勝ち負けだけでなくその内容にもこだわる人物として書きました。
紗英との出会いで時が動き始め、半井の将棋に対する姿勢も変わってくるのかもしれません。
お誉め頂き光栄です。
勝負師の矜持を見たようで、清々しい読後感でした!
既に勝った勝負も、もっと美しく勝ちたかった。いやー、たまりませんね(*´ω`)
10枚落ちはやりすぎかと思いましたが、お題だったんですね。
ライバルの娘さんと敢えて再勝負を期すために……とも受け取れて、勝負師の魂が受け継がれてゆく感じも良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
また、素敵なレビューまでありがとうございます!
まさに、「勝負は矜持は受け継がれる」の言葉通りで、この後二人は師弟みたいになるのかな~、みたいに妄想しながらラストを書いていました。
段位者相手に10枚落ちは無謀どころの話ではないですよね…、まあ負けてしまってから次の物語が始まるのも半井っぽいのかもしれません。
最初が半井の暗めの独白から始まったので、終わり方に清々しさを感じていただけて嬉しいです。
アンコール企画にご参加ありがとうございます🙇
格好良すぎます~(///ω///)♪
将棋や封じ手、あの時の想いに娘さんとの勝負。すべてが格好良くて綺麗な物語でめちゃくちゃ面白かったですヽ(*´▽)ノ♪
しかもお題すべてとは(/▽\)♪スゴイ
楽しかったです(* ´ ▽ ` *)♪
作者からの返信
こちらこそ楽しい企画をありがとうございます。
改めて読み返すと、お題を達成しているかがかなり際どいですね…(笑)
くたびれた中年男性のお話として書いたつもりだったのに、格好良いと言っていただけるなんて、望外の喜びです。
お題を満たしつつ物語を構成するために、表現や描写を工夫しながら書く作業が新鮮で楽しかったです。
ありがとうございました。
楽しく拝読させていただきました。
勝負の世界の緊迫した雰囲気が良いですね。
私は将棋は全くですが、囲碁を打つので共通する雰囲気もあってより楽しめました。
10枚落ちはなかなかの手合割ですが、作中の半井の無骨な勝負師の雰囲気からすると言いそうだなと思って良かったです。
斗真棋聖とのタイトル戦が20年前ということ。
ずっと戴冠していたわけではないでしょうがこの年齢でタイトルを保持しているのがまた素晴らしいですね。
おじさんとしては、若い藤井八冠の活躍も良いのですがベテラン棋士の奮起がとてもワクワクするのでそういうのも感じたり。
ラストシーンの時計が動き始める描写は褪せた景色に彩りがつくようでとても好きです。
お題の扱いもよく、とても面白かったです!
最後に報告を数点。
将棋の場合は「打つ」ではなく「指す」というように認識しています。
ですので、作中の「打つ」「早打ち」などは指すのほうが正しいのかと思いました。
あと「差し掛け」は「指し掛け」ですか。
また現実に細かく合わす必要もないのですが、棋聖戦はたしか一日制なので封じ手がなかったなぁと。
細かくてすいません。
別に話の本筋とは関係ないですし、物語を損なう内容ではないのですが念のための報告ということで。
作者からの返信
島本葉様
コメントありがとうございます。
島本様は囲碁を嗜んでいらっしゃるのですね。
私は囲碁・将棋共に子供頃に齧っていた程度で今となってはルールも覚束ないのですが(じゃあなぜ話のモチーフにした)、こういう勝負事の雰囲気が好きで「封じ手」をお話のモチーフとして扱いました。
藤井八冠の快挙は心湧きますが、同時にベテランが意地を見せる、なんてのもいいですよね。
今後のタイトル戦が楽しみです。
また、封じ手の有無、用語と誤字諸々のご指摘ありがとうございます!
棋聖戦に封じ手はないですね。失礼しました。
文中の記載を
・「打つ」→「指す」
・「差し掛け」→「指し掛け」
・「棋聖」→「王将」
へ変更しました。
島本様のおっしゃる通り、現実に細かく合わせる必要もないかとは思いますが、このお話の場合現実に即さない必要性もないので変更いたします。
丁寧に読んでくださり誠にありがとうございました!