第三章 学院と乙女ゲー?

第26話 帝国立帝都中央学院


〜帝都・中央学院・校門〜


今回天空城は領に置いて第一艦隊旗艦敷島ときた。天空城はステーションとか色々と建造中だったり製造中だったりするし、こういうときに移動に使える船まだ持ってないからなぁ。学院にいる間にでも設計しとこうかな?



「久しぶりのの学校ですね」



隣にいるリアがそう言う。


本当に久しぶりの学校ね、日本での高校生活は全うできなかったし今回は全うしたいわね、楽しみ!



「そうね、大体3年ぶりかしら?」



わくわくを少し隠しきれずに言うと、リアが笑いながら、



「ですね、今回の学校生活は最後までしっかり楽しみたいです!」



と言った。


やっぱうちの嫁さんかわいいなぁ



「なんだあの激甘空間」


「あそこまで外でいちゃつけるのは普通に凄いわ...」



リアムとルリが少しぐったりした様子でそう言ったが、二人とも気づいていなかった。ついでに他の生徒が周りにぽつぽつといることにも。


〜帝都・中央学院・体育館内〜


入り口で先輩に花が一輪ついたバッチを胸元に着けてもらい、体育館内に入る。席は自由と言われたので適当に真ん中より後方の通路側に4人で座った。


暫くして新入生たちが続々と揃っていき、だいたい全席埋まったかなといったところで時間になり、この世界に来て初の入学式が始まった。いや人生初の新入生歓迎会かな?



「〜〜〜。最後に、今日これだけは覚えていってください。「油断することなかれ」意味はそれぞれでじっくり考えてください。これから6年間よろしくお願いしますよ」


「学院長先生ありがとうございました。これにて帝国歴4843年新入生歓迎会を閉会いたします。このあとはそれぞれの教室で顔合わせがありますのでそれぞれご移動お願いします」


司会の人がそう言って新入生歓迎会は閉会した。


...ほとんど寝過ごした...眠すぎでしょほんと...最後だけ起きれたけども。



「ルーちゃんおはよう」


「おはぁよぅ」



リアの声に寝起きでちゃんと言えてない声を返した。


リアは寝てないみたい?



「ほら、あんたも起きなさい」



その隣でルリがリアムの体を揺らしている。


リアムも寝てたっぽいねぇーこういうのやっぱ眠くなるものよね、会場もまだ4分の1くらいは寝てるか寝ぼけてるっぽいし。


リアムも起きた後、アナウンスにあったように教室に向かった。事前に配布された腕時計型の機械を起動させてタブレットくらいの画面を空中に表示する。


んーこういうのを見るとやっぱりSFを強く感じるわ。ハイテクねぇ、でもいつも使ってるのと使い勝手が違うから慣れるまで大変そう。


ついさっき送られてきた資料から私達が何組かを確認してため息をつくが少しホッとする。



「見事に4人全員1組ね」



嬉しいけど作為的なものを感じるわ...



「同じでよかったね!」



リアは素直に嬉しそう。ま、確かにそれはそう、別クラスだったら少し寂しいもんね。



「1組か、面倒そうだなぁ」



リアムはだるそうね。まー名簿を見ればその反応するわよねぇ...


「違ったらどうしようかと思ったわよ」



ルリも嬉しそう。大変そうとも思ってるっぽいけど。


みんな同じクラスなのは良かったけど1組なのよねークラスの名簿を見ればわかるこの上級貴族家のと皇族ばかりなここになんで新興子爵家の私達が放り込まれてるのよ...絶対皇帝かそのあたりの人が動いたでしょ。まぁいいわ。



「まずはヒロイン見つけて色々調べないとね」



誰なのかわからないけど!...え、ほんと誰?



「そうだね、でもここでの生活も楽しも?」


「そうね、せっかくの学院生活なんだから楽しまないと」



リアが少し笑いながらそう言って、たしかにと思った。乙女ゲーの世界だとしても私達はイレギュラーみたいだし楽しまないとね。


「事前情報だと攻略可能そうなやつは2人だったか」


「そうねぇ、そっちも調べないとね」



リアムとルリが少し面倒そうに、でも大丈夫そうかといった感じに話す。


...え、事前情報?



「え、事前情報なんていつ貰ってたの?」



私が少し驚いた様子で聞くと、



「ん?1ヶ月前くらいだが、確認してないのか?」



リアムがため息をつきながら少し呆れたように言った。



「してないわね...あった、これか」



いつも使っている画面を表示して...って画面画面ってわかりにくいな、魔力画面と電子画面にしよ。魔力画面を表示し連絡を確認すると、見つけた。普通に見逃してたわねこれ。なんで抜けたかなぁこれ。


事前情報を確認しつつこの学院のことを思い出す。


この帝国立帝都中央学院は、この国の貴族の子息子女は10歳後での入学を、新興貴族は20以下であれば1年から入学できる6年制の学院で、帝都にある本校といろんな場所にある分校にわかれており、国公立の教育管理をしている。本校はここ一校だけだが、分校は大きく国立校(6年制)と公立校(8年制)に別れ、本校と国立校は高校の・大学のような感じで、公立校は小中高校のような感じらしい。入学年齢は公立校だけ違くて4歳から入れ、大体10歳から15歳程度で成人資格を取得し卒業となるなよう。

ちなみにだが私立の学校もちゃんと存在している。



◇◇◇◇◇


乙女ゲー内設定のランダム要素はほんとにランダムでやってます。Webルーレット様々。


ルミナがリアのことを嫁と言っていますが帝国法上はまだ言っているだけです。


書いてない設定ありすぎが判明して設定書きに奔走してるのとリアルが今月めちゃめちゃ忙しいので今月の投稿頻度はやばそうです。

m(>_<)mゴメンナサイ


読んでいただきありがとうございます♪

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