戦友たちへ


 明日だろうと油断していたら、本日5月27日にカクコン発表の結果が発表されました。


 正直、先週、公式さんから小説の権利いついての注意文みたいなのが告知された時点で『ああ、何か結果発表前の打診時に、そういう権利関係のトラブルが散見されたんだろうなぁ』と察し。

 ということは、その時点で該当の方には受賞の連絡がいっているということで……。

 まあ、自分はなにも連絡がないから、順当に落ちてるんだろうなと分かってはいました。


 分かっていても、やっぱり蓋を開けるまでは期待しちゃうものですよね……。


 今回、長編は中間落ちしていて、短編のみ2編残っていました。

 今度こそ三度目の正直と懲りずに、エッセイノンフィク部門にだしてました。(もう一作は異世界ファンタジー)

 エッセイは、今回は過去2回とは違い完全にエッセイで参戦。

(過去2回はノンフィクション小説でした)


 今回は、割とコミックエッセイにしやすい感じを意識して書いたので、☆の数は少なかったですが、いい線いくんじゃない? と期待していました。


 結果的には、順当に落ちて落選の黒星★を増やしただけでしたが……。


   *


 今日の発表を見て、言いたいことがいっぱいあります。


 でも、ここで賞についての愚痴を言ってもどうせ届かないし、自分にとってマイナスにしかならないので、ぐっとそこは飲みこんで我慢しようと思います。


 ただ、ひとつだけ言いたいのは、これだけの応募数の中からエッセイノンフィク部門は、大賞が「該当なし」の年が多すぎるということです。


 質が悪いから選ばれないと言われたらそれまでなのですが……。

 これだけの応募総数で、そりゃないよ~と言いたい気持ちです。


 空席があれば、それだけチャンスは減りますから……。


 2021年に令和私小説部門(エッセイノンフィク)ができてから、エッセイノンフィク部門で大賞が出たのは2023年の1回だけです。

 今回を含め、他の3年は該当なしの空席。(過去4年で大賞は1回)

 ちょっとこれは、該当なしが多すぎではないかと……。


 その分、該当なしの年は特別賞という準ずる賞の数が多かったようですが、今回のカクコン10に至っては短編の特別賞はありませんでした。


 過去最大の応募数と言いながら、席があまり用意してないというのは、ちょっとひどくない?? と思ったりです。


 あ、黙っていようと思ったのに言ってしまった。💦

 もっと言いたいことは山ほどあるのですが、他は胸の内に秘めておきます。



   *



 落ちていつも思うのは、出版社から見て私の書く物は商品価値がないんだろうな……ということです。


 自分の作品は需要がなくて、必要とされていない。

 無価値だということを言われてるような気持ちになります。


 では、実際はどうかというとやっぱりそうなんですよね……。


 PVとか星の数とか見れば、全然振るってない。

 Xで毎日宣伝して、一生懸命書いたから、コンテストに出しているから、ぜひ読んで応援してくださいとお願いして、やっとちょっと読んでもらえる程度。


 頭を下げてお願いしないと読んでもらえないのが現実なんです。


 そう考えると当然、入賞なんてするわけがない。


 最初から分かってる勝負なのに、どうして根拠のない自信を持って挑んでしまうのか……。

 つくづく、自分は学習能力がないなと思います。



 根拠のない自信は私の場合であって、☆が1000あっても、ランキング上位の裏付けのある自信作でも落選された方も多くいます。


 それを見ると『あ、そういう人でも落ちてるのに、ますますもって私は何を根拠に入選するかもと勘違いしてたんだ……』とさらに落ち込むわけです。


 もう、落ち込みのスパイラルですよ。

 へこみまくって、やめられないとまらない。

 地下深く掘りすぎて、ブラジルまで行けそうなくらいです。


 今年あたりはさすがに落ちても泣かないだろうと思ってましたけど、やっぱりなんかくやしくてくやしくて、泣きましたね。

 誰かが、正賞をとっていてもくやしいですが、空席なのはそれとは違う意味でくやしさ倍増です。


 そういえば、昨年も同じように会社の倉庫に籠って、廃棄文書をダンボール箱にボンボン詰めながら、誰もいないのをいいことに倉庫でぽろぽろ泣いてたなと思い出しました。


 私、成長がないですね……。たはは。



 昨日までは、久しぶりに長編連載していたものが完結したので気分がよくて『今ならいくらでも書けそう!』と意気揚々としていたのに、いきなりやる気ゼロです。


 しゅんと気持ちがしぼんでしまいました、。

 どうしたらいいんでしょうね……。



 公募になんか出さなければ、こんな思いをすることはないので出さなきゃいいんですよ。出さなきゃ。

 どうせ落ちるんだし。


 私レベルの人はごろごろいて、あふれかえってるんです。

 そこから抜きに出るものを書かないと、引っ張り上げてはもらえない。


 でも、毎回、他の人よりもちょっとは良い物を書いたと思って出すんですよ。


 ううん、ちょっとどころか自分では毎回自信作なんです。


 だから、落ちるとへこむし、作品だけでなく自分自身も否定されたような気がして泣きたくなる。


 いつか、入賞して一発逆転すればスカッ気持ちも晴れるんだろうと思います。

 けど、そういう清々しい気持ちになれる人は今、これを読んでいる人の中でどれだけいるでしょう?


 私は、長いこと公募に出してますから、もうあちら側の人間にはなれないというのも心のどこかでわかってはいます。

 確率的にいっても、大半の方はそうでしょう。


『あきらめずにがんばったかいがありました!』


 そういって笑えるのは、今読んでいる人の中のごくごく一部です。

 残った人は、ずっとくやしい思いを抱えたまま書き続けるか、公募をやめたり、筆を折ったり、読む側の人間になったりする。


 じゃあ、今、公募ホントにやめますか?

 やめられますか?



 私は年単位でやめていた時期があるので、やめようと思えばやめられるとも思います。

 別に公募に出さなくても小説は書けるのを知っているので。


 ただ、やっぱり公募にもどってきてしまったのは、多くの人に読んでもらえるのは書籍化が一番だからなんですよね。


 とにかく読まれたい!!


『あなたの書く小説が大好きだから、書籍化するのを待っています!』


 とか言われてみたいものです。


 そう思って言ってくれるのは、自分自身だけだというむなしさ……。



 正直、私は多くの人に読んでもらえるなら以前ほど、書籍化にはこだわらなくなってきています。


 一日にPVが100くらいついて、☆が1000くらいもらえるようになれば、もう別にいいかなぁって思ってたりです。

 それが、叶わないから一発逆転できそうな公募に出してるだけかも知れません。


 すでに、そのくらいのPVや☆を持ってる人は『やっぱりここまで来たらその上は書籍化しかない!』とあきらめきれないでしょう。


 結局、人間はは次のステージが上がれば上がったで、また新たな目標を見つけていくものなんですよね。

 書籍化した人ですら、もっと書籍化したいとこの賞にも、他の賞にも出しているの目にしますし……。

 


 とりあえず、買わない宝くじは決して当たることはないのですから、公募も入賞したかったら出すしかないんですよね。

 

 

 実は、次に出したい賞に目星はつけているのですが、なんだか今日は書きたい気持ちになりません。

 

 なんで私じゃだめなんですか??

 私の何がいけないんですか??


 そういう、ネガティブな気持ちでいっぱいです。

(あ、ダメ出しはしないでください💦 今されたら立ち直れない💦) 


 とりあえず、週末まではXをお休みして、外的な要因に振り回されず、書くことだけに向き合おうと思います。




 では、みなさんカクコンおつかれさまでした。


 今日のところは、お互いの健闘をたたえ合いましょう!




 なんだかんだと、あなたとは別の賞でも出会いそうな気がするので、そのときは☆数やPVが私より多くても、書籍化作家さんであろうとライバルですから、負けるつもりはないですよ。



 あなただって、毎回、負けるつもりで出してる公募なんてないでしょう?



 お互い、元気に良い物を書いて、行けるところまで良いライバルでありつづけたいですね。




 

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