応援コメント

機体設定①」への応援コメント

  • 初めまして。
    この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    キリがよかったので、第1章まで拝読致しました。
    ここまで読んだ限り内容は伏線も交えながら順調に進んでおり、文章面も比較的安定していたように見受けられました。舞台設定や戦闘についても既存の型を踏襲しつつ、オリジナリティを模索されている様子が窺えました。私はロボット系の創作物には疎いですが、そこまで敷居の高い作品には感じませんでした。人物の関係性やTTの秘密など。それらが丁寧に説明されていたことが大きいと思います。

    一方で少し気になった点もいくつか。大きく分けて二つです。
    まずはTTの造形や戦闘描写について。いわゆる横文字系の装備(スラスター、バーニア等)の説明は、序盤にあった方が嬉しいと感じました。有識者からすれば基本のキなのでしょうが、素人にはなんとなくでしか伝わりません。万人に門戸を開く意図があるなら、情報補足することをオススメします。あとは戦闘描写について。動きや緊迫感は読み取れるのですが、舞台の損傷や躍動感が薄い印象です。たとえば地上戦の場合は、建物の損壊や大地の揺れ、停止したTTの姿や部品の露出をもっと描写してもいいと思います。あと一押しがほしいところですね。現状では、音を消してアクション映画を観ているイメージに近いです。

    続いてはアスオスの設定について。
    おそらくNGO団体に似た組織なのでしょう。だからこそ、武装していることには違和感があります。作中での「護身、護衛のため」という文言は頷ける反面、やはり組織形態は常軌を逸しています。なにかしらの説明で、武装の理由を裏付けることが必要かと。私であれば、「アスオスは、PMC(民間軍事会社)と業務提携している」ということにします。PMCは払い下げのTTを有しており、ユウたちはその会社の社員。アスオスは危険地帯での人道支援をし、PMCはその警護という形で随伴する。よって「ユウは、アスオス所属のヘリクとは価値観の相違がある」と。これならば、少しは設定に説得力が増すかと。あくまで提案の一つであり、先の物語もあると思うので参考程度に留めていただければと思います。

    最後に気づいた範囲で誤字脱字報告を。
    第3話より一部抜粋:「視界で少年を捕らえたヘリクは、分け目も振らずに走り出す。」→視界「に」、捉えた、分け目は「脇目」が適切かと。
    第4話の19段落目:「もうある村の人達も~、逃げれた~」→「あの」、「逃げられた」
    第6話の6段落目:「総司令はフルグレイスの問い頷く。」→問い「に」
    第7話の5段落目:「ヘクト」→「ヘリク」

    以上になります。
    創作活動の気づきにつながったのなら、なによりです。

    作者からの返信

    企画に参加させていただき、ありがとうございました。
    指摘された部分は確かに仰る通りだと思いました。設定の固め方が確かに甘いのは私も感じておりましたが、細かく教えていただきありがとうございます。
    戦闘描写に関してはやはりまだ未熟ですね。文字数が増えないように削ったのもありますが、だとしても迫力に欠ける。仰る通りです。
    今後は指摘された点をしっかりと身にできるように頑張ります。
    本当にありがとうございました。