設定用語集(2)フェアリエ王国陣営
【フェアリエ王国】
西大陸の東南部に位置する王国。長い歴史を持つ、由緒ある国。温暖な気候が年中続き、緑豊かな土地に恵まれる。数百年もの間、一つの王家が代々国を治める。中立国としての立場を維持する外交戦略で、周辺国との衝突を回避していた。
半世紀前に、西方諸国で起きた“市民革命”の余波を受けて、フェアリエ王国も議会制度を導入する。拡大政策を強行する“ティタニア帝国”との和平交渉を試みるも失敗。中立という立場を捨てて、周辺国による“連盟”を結成し、ティタニア帝国の侵攻に抗う。
【フェアリエ王国の組織・登場人物】
人物〈ウィオラ・クローバー〉
本作の主人公。フェアリエ王国陸軍に所属する女性兵士。階級は二等兵。紫色の髪が特徴。目つきがやや鋭い。出身はティタニア帝国にほど近い小国の町に生まれる。元々、両親はおらず、育ての父と彼の娘のニュエスとの3人で暮らしていた。ティタニア帝国の拡大政策が始まると、住んでいた土地を追われ、父は抵抗を理由に射殺される。ニュエスと共に逃げる先でフェアリエ王国に辿り着く。
2人はフェアリエ王国内の孤児院で育つ。成長した彼女は軍に志願し、暴力に抗う術を探す。ある日、王家が管理する“
人物〈アデライン・ディ・シルフィード〉
フェアリエ王国を治める“シルフィード家”の長女。金糸の髪に、翡翠の瞳、磁器の肌が目を惹く美しい女性。国王を務める父親の傍で政治を学ぶ。長男のクリスは王位に興味がないため、自然と次期国王の候補と見られていた。社交の場に出ることが多く、他国の王家や貴族、影響力のある人物とコネクションを築いている。
病に伏せる国王に代わってティタニアとの和平交渉を試みるも、国を代表する者でないとして拒否される。議会は派閥に分かれて不毛な対立を続けている。フェアリエ王国の存亡をかけて、アデラインは王位継承を決意する。
人物〈カーマイン・イスマ〉
フェアリエ王国陸軍の准将を務める男。軍事の名門“イスマ家”の次男に生まれる。柔軟な思考の持ち主で、状況打開に必要とあれば非合法の手段も厭わない。平時は穏やかな人物。
ウィオラの上官であったユーリア・イスマの叔父に当たる。姪が率いる女性部隊が“妖精王の剣”を発見。戦死した姪の計画を引き継ぐ形で“妖精王の剣”とパイロットの管理を引き継ぐ。姪の計画とは、アデライン王女と共謀し、秘密裏に
組織【ネスト】
アデライン王女が組織した地下組織。主要メンバーにカーマイン准将、フェルト局長などがいる。ウィオラは
組織【旧文明研究局】
回収した
部隊【スプリガン隊】
ネストに属するマギア操縦士の小隊。メンバーは、サンドマン軍曹、ジーナ伍長、ニック上等兵で構成される。新たにウィオラ・クローバーが加入する。
人物〈サンドマン軍曹〉
スプリガン隊の隊長を務める。本名、アレックス・ラミレス。隊員は彼のことを"サンドマン"と呼ぶ。由来は不明。年齢は30半ば。日に焼けた肌と、屈強な身体が特徴。身長は男性にしては160cm程度と低め。本人は身長のことを少し気にしている。コーヒーを好んで飲む。趣味は子どもたちとの草野球と煙草。
人物〈ジーナ伍長〉
スプリガン隊の副隊長。狙撃手も務める。本名、ジーナ・ウラヒム。母が北方系の移民で、色素の薄い肌をしている。年齢は20代後半。身長は173cm。表情が出にくくドライな印象だが、新人であるウィオラのことを気にかけたりと世話焼きな一面がある。気配を消すのが得意で、よく影が薄いと言われる。趣味はバードウォッチング。
人物〈ニック上等兵〉
スプリガン隊のメンバー。本名、ニコラス・フォールズ。"ニック"は幼少からのあだ名。痩せ型の高身長で180cmある。年齢は20前半。ウィオラ曰く、
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