【西大陸】

　世界地図上の西方に位置する大陸部を指す。主な国にファラクル、ティタニア、オーレリアなどがある。島国のガーランド連合王国も、この括りに入る。フェアリエ王国は西大陸に属する。

〈ファラクル共和国〉

　西大陸の西方に位置する国。ティタニアに並ぶ広大な国土を持つ大国。半世紀前までは貴族が国を治めていた。当時、増税に反発した民衆の暴動により貴族制は崩壊。政府も倒れた。その影響は国外に広まり、大陸各地で起きた“市民革命”の震源地と見なされている。現在は貴族制を排除して、選挙制度により国の代表を選出している。革命の余波により政権が安定しないところをティタニアにつけ込まれ、“西方戦線”の開戦に持ち込まれる。

〈ガーランド連合王国〉

　西大陸から海を隔てた先にある島国。対岸にファラクルがあり、両者は犬猿の仲である。ガーランド本国の領土こそ、大陸の主要国に及ばないものの、世界中に植民地を有している。そのことから“大海の主人” “大帝国”と呼ばれ、栄華を極めている。戦力の中心は戦艦であり、保有数は他の主要国の２倍、３倍にもなる。マギアによって自国の利益を脅かす勢力に対抗するため、派遣可能な戦力としてのマギア開発を進めている。

〈オーレリア=バング大公国〉

　西大陸中央部分に位置する大国（フェアリエから見て北側）。フェアリエとの関係は友好であるが、ティタニアの侵攻に対して傍観の姿勢をとっている。名前の通り"オーレリア"と"バング"という国が同居した形になっており、"二重統治"という歪な形で国を保っている。それ故に、周辺国はこの大公国の分裂を危惧している。