第3話 梅の花が咲く季節は出会い(3)
でも、天界から降りてきた神のように麗しい少年は。
自身の首を振りつつ。
「いいや、いいや、別にいいよ。君きにしないで……」
緊張の余り。
自身の頭を。
『ぺこぺこ』と慌てふためきながら下げる私へと。
桃の精霊さまのような少年は微笑みながら。
私に気にするなと告げてくれた上に。
「君も、この桃の木々達を見て綺麗、麗しいと思ったんでしょう? だから君、気にしなくていいよ」と。
本当に貴方は男の子なのですか? と。
異性の私が思ってしまうほど。
少年はは告げてくれたのだ。
だから私は
天からの降臨された神さまのような少年へと。
「ありがとうございます」と告げ。
私自身もこの河川公園内に咲く。
満開に咲いた桃の木の並木と花……。
そう桃の花弁が完全に桃色へと色づき、咲いて。
満開になっている様子を。
自身の顔を上げ──見上げるように見詰めながら。
桃の花達の様子を窺う。
私も少年も。
お互いが感無量になるほど見詰めている訳だから。
「うん、そうですね。私もそう思います」と。
私は彼に対して微笑みはするが敬語で告げる。
(お願い)
レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます