第5話

 僕は工場で働いている。

仲間などいない。

僕が出勤すると皆がニヤニヤする。

リーダーの男がいきなり「こいつ童帝なんだぜ!」

それにつられて他の男も「いい女紹介してやるよ!でも顔が気持ち悪くて逃げられちゃうか!」とゲラゲラ笑っている。

僕は何も答えられないでいた。

仕事始まりのブザーが鳴った。

 夕方、ラインが鳴った。

美咲からだった。「今から会えない?」僕は少し躊躇した。

僕は「会えるよ、じゃあ、ライラックカフェで」

僕ははやる気持ちを隠せないでいた。急いでカフェに向かった。

美咲の方が先に着いていた。

僕は「ゴメン遅くなって」

美咲は「きあら、私も今来たところよ」

 彼女は「何で今朝先に行っちゃったの?」

僕は「ゴメン仕事に間に合わなくなりそうだったから」と答えた。

「きあら私ね昨日幸せだったの、だから少し寂しかったのよ」

僕は「ねえ美咲僕みたいな男でいいの?」

美咲は「私にはあなた以外の人なんて考えられないの愛しているわ」

「きあらは?」

僕はもちろん「美咲を愛しているよ」と言った。


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