(一)-7
一行はすぐにリビングや寝室に荷物を置いた。
そして日向と咲来のペアは早速タオルや着替えを用意すると「先に頂くぜ」と残った者に言い残して露天風呂へ向かっていった。
残された者は荷物を置くと、それぞれリビングに戻ってきた。リビングには壁面にほこりを被ったテレビが置かれていた。その前の床面にはほこりっぽい絨毯が敷かれ、ビーズソファが六個置かれていた。
信雄と蘭子と瑞穂は早速ビーズソファの上に腰掛けて、全身の力を抜いて一息ついた。
大隅はテレビのそばにあったほこりまみれのリモコンを手に取った。ホコリを払った後、テレビに向かってボタンを押したが、テレビの電源は入らなかった。
(続く)
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